CSI:マイアミ
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その決着編となる第5シーズン第1話は、シリーズ初のブラジルロケで描かれる印象的エピソードとなっている。捜査用車両はハマーH2。自身の正義には盲目的なまでに忠実。犯罪者に対して罵詈雑言や皮肉を平然と言ってのける癖がある。また、リアズ殺害の件でブラジルへ送られたときに、襲ってきたマラノーチェの残党を容赦なく射殺してきたこともある。また、普段は女性や子供に優しくても犯罪者であった場合にはいっさい容赦はしない。その一方で行政や司法の横暴[10]により犯罪へと走ってしまった人物やその家族に気を利かせる面もあり、ときにはその原因となった行政官・司法官に取引をして責任を取らせることもある。日経BP社から刊行されたガイドブックによると、女性ファンが多く、人気投票では2位を獲得している。
カリー・デュケーン (Calleigh Duquesne)
演 - エミリー・プロクター、日本語吹替 - 宮島依里1974年2月28日生まれ。ルイジアナ州ダーネル出身。テュレーン大学物理学学位を取得。弾道分析を得意とする。過去に所属していたニューオーリンズ市警では"弾丸ガール(Bullet girl)"の異名をとった銃器のスペシャリストで、元カレもスナイパーだったりと相当な銃マニア。南部出身で、その独特のファミリーネームには若干のコンプレックスがある模様。スペイン語が堪能で、関係者に聞かれたくない話をする際には、ホレイショとスペイン語を使った"ナイショ話"をするシーンもある。元保安官代理(現在は公選弁護人)の父親から銃の扱い方を教わる。親子仲は良いが、アルコール依存症の抜けない父にたびたび悩まされている。父に呼ばれる愛称はラムチョップ。男運が無く、同僚の殺人課刑事ジョン・ヘイゲンとは恋仲だったが、第3シーズンで思わぬ形で彼と別れることになり、密かに想いを寄せていたエリオットはヘイゲンの横槍とはいえ他の女性と婚約していた。男運の悪さとヘイゲンの死のショックからCSIを離れることを考えるようになる。第5シーズンからは当時、カリーに気があったデルコを振ってジェイクと恋仲になる。第7シーズンではそのデルコと周囲には内緒で付き合うようになるが、後に破局する。ホレイショに対し絶対的信頼を寄せ、彼の徹底的に真実を探求する孤高のスタンスを全力でアシストしている。
エリック・デルコ (Eric Delko/Delektorsky)
演 - アダム・ロドリゲス、日本語吹替 - 竹若拓磨(シーズン1?6)→阪口周平(シーズン7?10)1976年12月19日生まれ。マイアミ大学化学の学位を取得。指紋薬物などの分析を得意とする。また、前職はマイアミの運河に遺棄された盗難車の引揚・運搬業者だったためマイアミ中の水路に精通しており、水中捜査も一手に引き受けるアウトドア要員。車の運搬業者(FLAGLER TOWという会社)時代に引き揚げた乗用車から死体を発見し、警察に通報する。この捜査に協力して手柄を上げた際にホレイショに観察眼を買われ、警察官になるよう熱烈にスカウトされた。姓のデルコは「デレクトルスキー」の略称で、その名の通り亡命ロシア人の父と亡命キューバ人の母を持ち、3人の姉がいる。第4シーズンではその中の1人であるマリソルが登場したがマラノーチェに殺され、生き残った姉は2人に。陽気な性格のムードメーカー的存在だが、人の死や人種差別などに直面するとやや冷静さを欠く面もある。特に亡命キューバ人に対してはそれが顕著であり、第3シーズン第9話「危険な集団」では我を忘れ、トリップと言い争いになったことも。第4シーズンで登場した姉マリソルとホレイショが結婚し、ホレイショと義理の兄弟関係となるが、姉マリソルは間もなく死亡。彼女の復讐のためにマフィア組織マラノーチェを追ってホレイショと共にブラジルへ向かった(第5シーズン第1話「リオの決闘」)。第5シーズン第14話「心停止11分」で頭部に被弾し瀕死の重傷を負う。そのせいで記憶の一部を欠損するが、数週間後には現場復帰。第7シーズンで自身のルーツを調べる内にロシアンマフィアに命を狙われるようになる。生まれた時の母の話は何度も聞いたが、聞く度に二転三転することに疑問を持ち、更には自身の出生証明書が偽造であることに気づいたからだった。長い間、父は亡命ロシア人と聞かされてきたが、ホレイショの調査で実際はニューメキシコ州出身のれっきとしたアメリカ人であることが判明する。父アレクサンダー・シャローバ(声:大塚周夫)はCIAに切り捨てられ、ロシアンマフィアに拾われた男だった。第7シーズンの最終回で父を救おうと彼と共に車で走り去り、シャローバだけが発見されデルコは行方不明になってしまう。第8シーズン初回にて、エバ・グレーズから抜けだし横たわっている所を発見され、一命を取り留める。その後内部調査の必要もなくCSIに戻ることが出来たが、第5話にて詳しい理由を明かさぬまま、一時はCSIを退職。被告人の鑑定人となり、CSIと対峙することとなったが、第9シーズンで復帰する。カフェ・クバーノ(キューバ式コーヒー)を愛飲するが、スピードルには受けが悪かった。WOWOWで実施された『CSIイケメン捜査官ランキング』では3位に入る(セクシーポイントは「唇」)。
ライアン・ウルフ (Ryan Wolfe)
演 - ジョナサン・トーゴ、日本語吹替 - 浪川大輔第3シーズン第3話「愛の奴隷」から登場。階級は巡査。元はパトロール警官だったが、現場で出会ったホレイショに自らを売り込み、テスト代わりにカリーの父が起こした事件を解決し、スピードルの穴埋めとしてCSIチームに加入した(ホレイショの吹き替え担当の石塚は「(登場間もない頃は)初々しい」とコメントしている)。神経症気味なところがあり、2丁携帯する拳銃のメンテナンスは常に徹底している。スピードルが銃の作動不良で死亡したこともあってか、ホレイショは初めて会ったウルフに銃を見せるよう求め、銃の手入れを徹底しているウルフに好感を抱いた。大半のエピソードは、カリーと事件を解決している。ボストン大学生物学を専攻、働きながら遺伝学修士も収めた努力家。第4シーズンではネイルガンにより目を大怪我する事態に陥ったが回復。デルコと破局したナタリアをデートに誘い、微妙な三角関係を作ったが、シーズン終盤の彼女のスパイ行為発覚により熱は一気に冷めた模様。第5シーズンではギャンブルにのめり込むようになり、それがもとの金銭トラブルでシーズン終盤にはCSIを解雇される[11]。その後TV番組のコメンテーターになったが、警察が天職だと悟りすぐに復職を希望[12]。第6シーズンでは射撃場で働いていたが、第6話「怪奇日食」で内部調査の監視下でラボに復帰する。人使いが荒かったり棘のあることを言ったりするが、本人に悪気はない。マイナス思考な性分であり、心配してかけた言葉で仲間を傷つけてしまうことも少なくない。また、ホレイショ主導の偽装工作だったとはいえホレイショの暗殺完了のメッセージを受け取ったり、チームの和を乱す発言をしたりとチームからは不信感を抱かれることもある。第8シーズンでは押収品の自動車やダイヤモンドが警察所内の保管庫から紛失した事件で、犯行に使われた自動車のGPS履歴から出発地点がウルフの自宅からとなっていたため、自宅を家宅捜索され、ダイヤモンドが室内で発見されたことから容疑者として逮捕された(のちに冤罪であることが判明し釈放された)。
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