この項目では、現在放送事業を行っている法人について説明しています。2008年6月30日までの運営法人については「エフエム九州」をご覧ください。
東京都渋谷区にあるインターネットラジオの「渋谷クロスFM」とは異なります。
株式会社CROSS FM
CROSS FM Co., Ltd.CROSS FM本社が入居するセントシティ北九州
種類株式会社
本社所在地 日本
〒802-8570
福岡県北九州市小倉北区京町3丁目1番1号セントシティ北九州10階
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯33度53分6.1秒 東経130度52分57.1秒 / 北緯33.885028度 東経130.882528度 / 33.885028; 130.882528
CROSS FM
CROSS FM Co., Ltd.
種別FMラジオ放送
放送対象地域福岡県
系列JFL系
略称なし
愛称CROSS FM
コールサインJORV-FM
開局日2008年7月1日
本社〒802-8570
福岡県北九州市小倉北区京町3-1-1
親局 / 出力福岡 78.7MHz / 3kW
主な中継局周波数・送信出力を参照
公式サイトhttps://www.crossfm.co.jp/
特記事項:2008年7月1日0時をもって株式会社エフエム九州より放送事業一切を承継。2010年3月6日付で現本社に移転。2023年9月6日、株式譲渡契約締結と同時に会長社長交代。
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株式会社CROSS FM(クロスエフエム)は、福岡県北九州市小倉北区に本社を置き、福岡県内を放送対象地域とする超短波放送(FMラジオ放送)事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。コールサインはJORV-FM。
なお、本項においては「株式会社CROSS FM」設立時からの事象、および前述の引継日からの放送状況について述べることとする。それ以前の事柄についてはエフエム九州の項を参照。
概要「エフエム九州#経営再建と新旧分離」も参照
1993年(平成5年)9月1日に開局した株式会社エフエム九州(Cross FM)の経営破綻に伴い、旧Cross FMの放送事業の受け皿会社として東京のプライベート・エクイティ・ファンドであるネクスト・キャピタル・パートナーズ(NCP)が中心となって2008年(平成20年)4月10日に設立され、6月23日に総務省九州総合通信局から放送免許承継の許可を受け[3]、7月1日0時をもってエフエム九州からFMラジオ放送事業を引き継いだ。企業再建の手法としてはいわゆる新旧分離方式によるものであるが、今回は新旧分離で通常行われる「法人名の引き継ぎ」を行わず、旧社の愛称を新社の正式社名とした。なお商法の改正により、既に英字を社名に使うことができるようになっていたため、「株式会社クロスエフエム」ではなくアルファベット表記の「株式会社CROSS FM」が正式な社名である。
新会社に移行後も、旧社の本社(古船場町、元々はゼンリンの旧本社であった)・天神きらめき通りスタジオ(福岡市中央区天神)を引き継いで使っていたが、2010年(平成22年)3月6日付で本社を小倉駅前の商業ビル・セントシティ北九州の小倉駅前アイム内に移転し[4]、天神きらめき通りスタジオ(福岡営業所)も4月13日付でベイサイドプレイス博多に移転した[5]。なお、この移転事業を行うにあたり、中小企業庁の『中小商業活力向上事業』を活用しているほか[6]、実際に引越し作業を行う日本通運がスポンサーとなり、「cross fm moving! supported by 日本通運」というキャンペーンを展開した[7]。
在福4局(RKBラジオ・KBCラジオ・FM FUKUOKA・LOVE FM)が参加しているradiko(IPサイマルラジオ放送)に最後まで参加していなかったが、2014年(平成26年)4月30日より配信開始した[8]。
2008年(平成20年)10月1日から10年間使われたキャッチコピーは「green station cross fm」で、開局25周年を迎える2018年(平成30年)10月1日にロゴを緑から青系統に大文字のCを意匠したものに一新し、社名も再び大文字に戻した。2023年(令和5年)9月に会長に就任したの堀江貴文新体制でのコピーは「電波をつかった、大実験をしよう」。会社ロゴもCが交差(クロス)しているものに刷新された。
主な受賞歴は2015年(平成27年)に「HAPPY House ?The family starting point?」で第11回日本放送文化大賞ラジオ部門グランプリを2018年に「Let the Good Times Roll!!」で平成30年日本民間放送連盟賞ラジオエンターテイメント番組部門最優秀賞をそれぞれ受賞した。
歴代社長に起業家としても知られた鵜木有子が新会社移行後最初の社長に(2008年?2009年)。その後NCP社長である立石寿雄が社長を兼務(2009年?2013年)したのち同じNCP出身の徳田和嘉子が副社長から社長に昇格した(2013年?2015年)。特に立石と徳田が先頭に立って再建の指揮を執った。徳田は民放では就任時史上最年少の社長だった。また歴代社長に女性が複数いるのは民放では唯一である。
経営の変遷「#資本構成」も参照
主要株主の推移時期株主
設立時
(2008年4月10日)NCP 100%
DHCへ事業譲渡
(2016年4月28日)DHC 100%
吉田のオーナー企業化
(2023年1月31日)吉田嘉明 100%
堀江らの経営権取得
(2023年9月6日)堀江貴文 45%
大出整 45%
三戸政和 10%
民事再生手続が終結し、CROSS FMがイベント収益などにより2期連続の増収になったことからNCPが北九州市に本社を残すことや従業員の雇用継続などを条件に保有株式の売却を検討。2016年(平成28年)4月15日にNCPが保有する全株式を化粧品メーカーのDHCに4月28日付で売却すると発表、あわせてDHCの会長である吉田嘉明[注 1]がCROSS FM会長に就任し、DHCから取締役が3人派遣された[9][10]。
2022年(令和4年)11月にオリックスから、2023年(令和5年)3月にDHCを吉田から買収して子会社化することが発表された。しかし、当社については、オリックス譲渡の対象外となり、他資本(制作会社だが具体的な社名は未発表)に経営譲渡されることとなった[11][12]。それに伴い、いくつかの番組の終了が発表され、1月から譲渡先の制作会社による新番組がスタートする(2022年(令和4年)12月26日時点)。また、毎年恒例だった年越し特別番組がなかった。
当社はオリックスへの譲渡対象外となったことから吉田が会長にとどまり、2023年(令和5年)3月1日時点では吉田の100%出資によるオーナー企業となっていた[11][12]。その後、同年9月5日に福岡県出身でライブドア(2代目法人)創業者の堀江貴文が同日に出演したラジオ番組『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』(TOKYO FM)の中でCROSS FMの株式譲渡を受けて経営を引き継ぐことを明らかにした[13][14]。堀江と知人でNCP顧問の大出整、同じく知人で日本創生投資社長の三戸政和が共同で吉田から同局の株式を取得し、堀江が代表権を持つ会長に就任し、自身をコンテンツにした新事業や関連番組を立ち上げて収益を上げる計画を立てているとしており、放送翌日の同月6日に株式譲渡契約が成立した[11][12][15]。
2023年9月22日、堀江は北九州市内で記者会見を行い、ラジオを通じた音声による情報発信に加え、インターネットと連動した動画や文字情報などを通じたビジネス拡大を促進させ、オール九州を世界に向けて発信・盛り上げることを表明した[16][17]。
2023年11月26日、堀江は自身が企画した街あるきイベント『謎解きロゲイニング in 北九州』の一環として、CROSS FMの番組に初めて出演[18]、。 新生CROSS FMは、その目玉として、再生可能エネルギーによって作られた電力、いわゆる「グリーン電力」を番組制作に用いる方針を、引継ぎ後最初となる2008年7月のタイムテーブルで公表した。現在、放送に必要な電力の全てをグリーン電力で賄っている。 また、同年10月から環境問題を取り上げるミニ番組「GREEN LINE」(ナレーションは信川竜太)を毎日数回、主にワイド番組開始前の3分間放送している。その中で、CROSS FMの活動を支援する、以下の「グリーンキャスティングサプライヤー」を紹介している。
グリーン電力の使用
JAL
株式会社ファミリー[19]
環境省九州地方環境事務所(熊本市)(2009年7月 - )
過去のサプライヤー
九電工(2021年8月現在はCROSS FM SDGsサポーティングカンパニーを担当)
九州電力( - 2009年6月)
キングラン・ハウネスト(2009年1月 - 2009年6月)
ラ・モードパリス天神(2009年11月 - 2010年2月)
コカ・コーラウエスト
エイベックス・マーケティング
筑紫環境保全センター(2010年7月 - 2013年)
JAグループ福岡
パワーハウス
グリーンコープ生協ふくおか
福岡トヨタ( - 2020年3月)
グランド工房(2012年4月 - 2020年3月)
さららいと
事業所・スタジオCROSS FM本社本社スタジオ(右奥)があるKOKURA natu-gardenCROSS FM旧本社(2006年12月)旧天神きらめき通りスタジオ
事業所
本社 - 福岡県北九州市小倉北区京町3-1-1 セントシティ 10階
かつては北九州市小倉北区古船場町9-11に所在したが、2010年に移転
福岡営業所 - 福岡県福岡市博多区築港本町13-6 ベイサイドプレイス博多3階
かつては福岡市中央区天神3-14-31 天神リンデンビルに所在したが、2010年に移転
東京支社 - 東京都港区南麻布2-7-27 DHC古川橋ビル5F
スタジオ
CROSS FM 本社スタジオ
現在の名称 - CROSS FM 本社スタジオ[注 2]小倉駅前セントシティ10階にあるスタジオ。スタジオ前には『KOKURA natu-garden』という吹き抜けの広場があり、この一角に室内菜園を設けている。また、グリーンライフ講座というイベントが月に1回行われている。本社スタジオではあるが、2018年10月のMARK ISスタジオ開設以降は使用率が徐々に下がっており、2021年4月以降は北九州在住のナビゲーターが担当する番組で使用。見学は基本的に可能だが、natu-gardenがイベント等で使用されている場合は、スタジオ観覧が不可となる場合もある。定員は2名。この他、本社敷地内に収録番組で使用されるサブスタジオがある。
ベイサイドプレイス博多スタジオ
現在の名称 - CROSS FM ベイサイドプレイス博多 ゾンクホテル スタジオ[注 3]ベイサイドプレイス博多C棟3階にある福岡市での3代目のスタジオ。2010年3月8日使用開始。2016年4月1日より福岡に本社を置く不動産業の東邦ハウジングがネーミングライツを取得[20]、グループ企業での複数回の改名を経て、2024年2月12日より現在の名称を使用。主に月-土曜の早朝や平日夕方の番組や収録番組で使用。稀に大雨や台風などの災害で福岡市近郊在住のナビゲーターが小倉まで移動できない場合やMARK IS閉館日の際の代替スタジオとしても使用されている。見学は不可。定員は3名。
MARK IS 福岡ももちスタジオ
現在の名称 - CROSS FM MARK IS 福岡ももち グームホテル スタジオ」[注 4]MARK IS 福岡ももち2階(Zepp FUKUOKA横)にある福岡市での4代目のスタジオ。2018年11月21日の同施設の開業時から使用。2024年2月12日より東邦ハウジングがネーミングライツを取得、現在の名称となる。当スタジオ開業に伴い、昼の生放送番組を当スタジオに移動させて放送している。2021年4月からは全ての曜日で使用。見学は可能。定員は3名。
かつてのスタジオ
旧本社スタジオ