CRI・ミドルウェア
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株式会社CRI・ミドルウェア
CRI Middleware Co., Ltd.
本社が入居する渋谷インフォスタワー
種類株式会社
機関設計監査等委員会設置会社
市場情報東証グロース 3698
2014年11月27日上場
略称CRIミドル
本社所在地 日本
150-0031
東京都渋谷区桜丘町20番1号
渋谷インフォスタワー11階
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度39分18.9秒 東経139度42分3.1秒 / 北緯35.655250度 東経139.700861度 / 35.655250; 139.700861座標: 北緯35度39分18.9秒 東経139度42分3.1秒 / 北緯35.655250度 東経139.700861度 / 35.655250; 139.700861
設立2001年(平成13年)8月1日
業種情報・通信業
法人番号6011001062642
事業内容音声・映像関連ミドルウェアの提供
代表者

代表取締役会長 鈴木正彦

代表取締役社長 押見正雄

資本金

7億8490万4000円
(2023年9月30日現在)[1]
発行済株式総数

557万8150株
(2023年9月30日現在)[1]
売上高

連結: 29億9099万1000円

単独: 22億8116万5000円
(2023年9月期)[1]
営業利益

連結: 3億4488万2000円

単独: 3億4181万5000円
(2023年9月期)[1]
経常利益

連結: 3億7925万9000円

単独: 3億6680万8000円
(2023年9月期)[1]
純利益

連結: 2億3060万7000円

単独: 2億4346万2000円
(2023年9月期)[1]
純資産

連結: 35億5046万9000円

単独: 35億1341万8000円
(2023年9月30日現在)[1]
総資産

連結: 51億5904万4000円

単独: 50億7310万7000円
(2023年9月30日現在)[1]
従業員数

連結: 161人

単独: 138人
(2023年9月30日現在)[1]
決算期9月30日
会計監査人PwC Japan有限責任監査法人[1]
主要株主

セガ 12.25%

CRI・ミドルウェア従業員持株会 8.42%

押見正雄 7.86%

古川憲司 3.84%

松下操 2.71%

鈴木久司 2.30%

SBI証券 2.20%

平崎泰司 1.91%

長谷川聡 1.73%

上田八木短資 1.73%

(2023年9月30日現在)[1]

主要子会社

株式会社ツーファイブ 100.0%

上海希艾維信息科技有限公司 70.0%

外部リンクhttps://www.cri-mw.co.jp/
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株式会社CRI・ミドルウェア(シーアールアイ・ミドルウェア、: CRI Middleware Co., Ltd.[2])は、ミドルウェアの研究開発・販売を行う日本の企業。コンピュータエンターテインメント協会正会員。

社名のCRIは、この会社の母体となった株式会社CSK総合研究所(シーエスケイそうごうけんきゅうじょ、以下旧CRI)の英語表記"CSK Research Institute"に由来する。

ハードを問わず複数機種対応のミドルウェアを開発・発売しており、2024年3月現在の同社ウェア採用ソフトは8220本以上に及ぶ。

採用事例の主流となっているのは動画、音声データの効率圧縮ツールおよびその展開ソフト(ライブラリ)である。同社の開発したソリューションは"CRIWARE"と総称されており、採用ゲームの起動ロゴなどで確認することができる。
主な製品

CRI Sofdec

ムービー再生用ソフトウェアデコーダ。

再生できるファイルフォーマットは、独自のSofdecファイル(拡張子:SFD)という専用のファイル。

ゲームで使用されるため、以下の様な特殊機能を利用できる。

αムービー(ムービーの一部を半透明、透明にできる)

Zムービー(ピクセル単位で奥行き情報を付加できる)

シームレス連結(ムービー同士を継ぎ目無く再生することができる)




CRI Sofdec2

CRI Sofdecの後継製品

VP9コーデックに対応[3]



CRI ADX

音声再生用デコーダ。

再生できるコーデックは、独自のコーデック(拡張子:ADX・ACX・AHX・AIX・AFS)



CRI ADX2

CRI ADXの後継製品

スマートフォンに対応した[4]



そのほか

ファイルマジックPRO

CRI Audio

救声主

C-TST

CRI-HVC

CRI Movie Encode

CRI Clipper

CLOUDIA


沿革
旧CRI

旧CRIは、CSKグループの一員で、マルチメディア技術の研究・開発やゲームコンテンツの開発を行っていた。CSKとは別会社であったが、「CSK総合研究所=CSKの(社内)研究部門」という誤解や、CSK自体が他に一般消費者向けビジネスを行っていなかったことから、旧CRIを指して「CSK」と呼ぶ誤用が一般消費者の一部に見られた。

1983年(昭和58年)10月 - 株式会社CSK総合研究所設立。

2000年(平成12年)2月16日 - 同じCSKグループのセガバーチャファイターで知られる当時の第2ソフトウェア研究開発部 (通称AM2・AM2研)を旧CRIへ営業譲渡。セガの他のソフト開発部門は同年4月に分社化されたが、AM2のみ諸般の事情で先行分離された。旧CRIでは既存部門を「CRI事業部」、AM2を「AM2事業部」とする体制がスタート。

2001年(平成13年)8月1日 - 旧CRIは社名を株式会社SEGA-AM2に変更。同時に株式会社CRI・ミドルウェアを設立し、ミドルウェアの研究開発・販売事業を移管。セガの家庭用ハードウェア撤退に伴い、ミドルウェアのマルチプラットフォーム化を推進するため、CSKおよびセガグループから独立した。

2004年(平成16年)7月1日 - セガがSEGA-AM2(後のセガ・インタラクティブ第二研究開発本部)を含めたソフト開発子会社を吸収合併。

このような経緯を辿った結果、マルチメディア技術の研究・開発はCRI・ミドルウェアに、ゲームコンテンツの開発はセガにそれぞれ継承されている。
CRI・ミドルウェア

2001年(平成13年)8月 - 株式会社CSK総合研究所の100%子会社として、株式会社シーアールアイ・ミドルウェアを設立。

2004年(平成16年)5月 -
エンプロイー・バイアウト(EBO)により、親会社から資本独立。

2005年(平成17年)1月 - 株式会社CRI・ミドルウェアに商号変更。

2006年(平成18年)

ミドルウェア製品を総称するブランドとしてCRIWAREを立ち上げ[5]

米国法人としてCRI Middleware, Inc.を設立[6]


2014年(平成26年)11月27日 - 東京証券取引所マザーズに株式を上場[7]

2016年(平成28年)6月22日 - セガゲームスとの間で、アクロアーツ事業をセガゲームスからCRI・ミドルウェアへ移管することで合意[8]

2019年(令和元年)10月 - 有限会社ツーファイブの全株式を取得し子会社化[9]

2022年(令和4年)4月 - 東京証券取引所グロース市場に移行。

旧CRIの主な開発ゲームソフト

総じて主にFM TOWNS用などの初期のソフトは高性能なハードの性能を活かしきれない未熟なプログラム技術の為に評判のよいものではなかったが、次第に実力をつけ、再現性の高い移植作や熱狂的なファンを獲得する作品を開発するに至った。


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