CNNj
[Wikipedia|▼Menu]

CNNj


基本情報
運営(番組供給)事業者株式会社日本ケーブルテレビジョン
旧チャンネル名CNN
CNNインターナショナル(1984年4月1日 - 2003年2月28日)
放送(配信)開始1984年4月1日
HD放送(配信)開始2012年9月29日
ジャンルニュース
放送内容海外ニュース専門
視聴可能世帯数6,904,284世帯(2010年3月現在)
アナログ放送(CS、放送終了)
プラットフォームスカイポートTV
放送事業者株式会社日本ケーブルテレビジョン
チャンネル番号S-7ch
放送開始1992年5月1日
放送終了1998年9月30日
衛星基幹放送(東経110度CS放送)
プラットフォームスカパー!
放送事業者株式会社シーエス・ワンテン
チャンネル番号Ch.354(SD16:9)
物理チャンネルND6
放送開始2002年6月1日
スカパー!プレミアムサービス
放送事業者株式会社スカパー・エンターテイメント
チャンネル番号Ch.566(HD)
放送開始2012年9月29日
スカパー!プレミアムサービス(標準画質)
放送事業者株式会社日本ケーブルテレビジョン
チャンネル番号Ch.257
放送開始1997年5月1日
放送終了2014年5月31日
ディレクTV(放送終了)
放送事業者ヒューズ・ジャパン・ブロードキャスティング株式会社
チャンネル番号Ch.510
放送開始1997年12月1日
放送終了2000年9月30日
その他(再送信・配信)
ひかりTV863
eo光テレビ883(HD)
J:COM302
公式サイト
テンプレートを表示

CNNj(シーエヌエヌジェイ)は、スカパー!プレミアムサービススカパー!(東経110度CS放送)ケーブルテレビで視聴できる、ニュースCS放送専門チャンネルである。日本向けにCNNインターナショナルの放送を行なっている。
概要

2003年3月に、アメリカタイム・ワーナー傘下の24時間ニュース専門放送局・CNNの日本向けチャンネルとして開局した。日本側で運営するのは、それまでCNNインターナショナルを日本市場向けに配信していたテレビ朝日系の委託放送事業者日本ケーブルテレビジョン(JCTV)が引き続き行っている。[1][2]

「CNNの持つ各ネットワークから日本の視聴者に合った番組をチョイスし、柔軟な番組編成を目指す。」といった趣旨で開局した。この様な混成編成のチャンネルはCNNとしては日本だけである。

現在は多くの時間帯で、二ヶ国語放送を行っている。2016年9月現在、ボイスオーバー形式での日本語同時通訳が入る主音声と、原音のままの副音声が毎日7時から24時の放送が行われている。なお、一部のCNNの番組のコマーシャルを除き、CMは全て英語のままで同時通訳は行われない。[3]

年に1回程度、日本に注目した番組や企画がCNNインターナショナルを中心に放送される。CNNjではこれらを総じてキャンペーンを行っている。[4]

歴史
開局以前

1982年から
日本ケーブルテレビジョン(JCTV)が自主製作していた『CNN東京プライム』などの自社制作番組に、17時間30分(自主番組を除く)の放送を開始(主に東京地区限定。関西方面ではACTV(全関西ケーブルテレビ)が行っていた)。1989年よりCSで「CNNインターナショナル(以下、CNNI)」を開始。1995年から24時間放送を開始。


1990年代、CNNIのアジア太平洋向けの放送に加えて、JCTVは午後8時から30分間、アメリカ国内のみの放送だった『ショウビズ・トゥデー』の録画通訳放送を放送して独自編成を行っていたが、2002年に番組自体が終了した。

CNNj開局

2003年、CNNjのリニューアルでは、従来の「CNNI」の番組に加え、CNNのアメリカ国内向け「
CNN US」、ビジネスニュース専門の「CNNfn(Financial Network)」の3つのチャンネルの番組を日本の視聴者向けに1つのチャンネルとして独自に編成。画面下部のスクロールバーはCNNIのフォーマットをベースにしたものを使用。通常画面右下に表示されるチャンネルロゴは基本的に配信元チャンネルのものを流用するが、CNNI番組の場合は、CNNロゴの右側の地球マークが日本列島を中心にした独自のものになる。


この方針の下、アメリカ国内のみで放送されている朝・夜間の主要番組を同時放送(『アメリカン・モーニング』、『ポーラ・ザーン・ナウ』、『ラリー・キング・ライブ』『アンダーソン・クーパー360°』など)、CNNfnからはエンターテインメントビジネスを扱う『The Biz』などを放送。そのため、国際報道のCNNIの放送番組は大幅に縮小された。CNN USの番組枠では、CNNIでニュース速報が放送されてもCNNjは放送しないことが多かった。『アメリカン・モーニング』が日本で放送されることから、出演者が来日し東京から生放送を行うなどのキャンペーンを行った。


2004年12月にはCNNfnが閉局し、2005年9月からはスペイン語放送の「CNN en Espanol」の放送を開始。2006年以降はCNNIの放送が増加し、『ワールド・ニュース・アジア』、『ユア・ワールド・トゥディ』・『ワールド・ニュース・ヨーロッパ』などの放送を開始。平日の12 - 13時間、土日などは18時間程度がCNNIの番組を放送していた。


なお、『ショウビズ・トゥナイト』は、契約上CNNjで放送できないCNNヘッドラインニュースの番組である。ただし、過去に一度だけ例外的に放送されたことはある。

方針変更

2008年4月からは番組構成が大幅に変更されCNNI中心の編成となり、『アメリカンモーニング』などの多くのCNN USの番組を打ち切った。実際に2008年4月まではCNNIで国際的な緊急ニュースが発生してもCNN USの番組に強制的に切り替わる事や日本に馴染みのないアメリカ国内の緊急ニュースを放映する等が起こっていた。番組編成の変更により、当局の番組構成はCNNIのアジア・太平洋地区の番組構成に殆ど同一に近いものになり、CNN USの番組はCNNIで同時・録画放送されているか、
特番として放送される場合に限られることとなった。


また、日本人が出演する番組(「トーク・アジア」にて日本人が出演する回など)や特別番組等において、吹き替え(同時通訳はおこなわない)や日本語字幕が挿入されたものが放送されるなど、日本向けに配慮された番組が放送されることは方針変更後も実施している。


2010年12月よりアメリカ国内で放送されているCNN USのハイビジョン版をCNN/US HDとしてCNNjと別に開局することになった。この結果、日本ではCNNIベースのCNNj、CNN/US HDの2局体制になる。[5]


2012年9月29日、スカパー!プレミアムサービスにてハイビジョン放送を開始した。また、同日付で、スカパー!にて16:9の画角情報を付加し、フルサイズのSD放送を開始した。


2014年5月31日、スカパー!プレミアムサービスにて標準画質放送を廃止した。


2014年8月頃、CNN/US及びCNNインターナショナルのグラフィックデザインがフラットデザイン調の物に変更された。その時に赤い四角の中に白地のCNNの文字の入ったCNNロゴが導入されたが、そのデザインに寄せたCNNjロゴが2015年に入ってから新たに加わった。


2015年5月現在、CNNIと同一編成で放送されている。[6]


2016年12月1日、スカパー!プレミアムサービスの衛星一般放送事業者がスカパー・ブロードキャスティングからスカパー・エンターテイメントに変更。

送信方法

原則的には
ジョージア州アトランタのCNNセンターから放送を送信している。これは単にCNNのすべてのチャンネルが1つの施設から送信されているためである。CNNjのサービス開始当時はラリー・キングやアンダーソン・クーパーなど録画放送が多かったが、解消傾向にある。


番組の合間に流れるCMの一部は日本国内向けにJCTVから送出される。[7][8]


同時通訳作業はJCTVのスタジオ内で行われている。なお、原則として同時通訳を使った音声多重放送2か国語放送)は日本時間7時から24時の時間帯に行い、深夜の7時間は英語放送のみだが、重大事件や重要なイベントが発生した場合には深夜から早朝の時間帯でも同時通訳を継続する(「9.11」や、アメリカ合衆国大統領選挙の投開票日(現地時間)などで行われたことがある)。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:36 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef