CLOSE/クロース
Close
監督ルーカス・ドン
脚本
ルーカス・ドン
アンジェロ・タイセンス
製作
ディルク・インペンス
ミシェル・ドン
ミシェル・サン=ジャン
出演者
エデン・ダンブリン
グスタフ・ドゥ・ワール
エミリー・ドゥケンヌ
レア・ドリュッケール
『CLOSE/クロース』(Close)は、2022年に公開されたカミング・オブ・エイジ・ドラマ映画。
ルーカス・ドン監督によるドンの監督デビュー映画『Girl/ガール』(2018年)から引き続いてアンジェロ・タイセンスと共同で脚本を執筆した。出演はエデン・ダンブリン、グスタフ・ドゥ・ワール、エミリー・ドゥケンヌ、レア・ドリュッケール(英語版)らである。
2022年5月26日に第75回カンヌ国際映画祭でプレミア上映され[4]、グランプリを獲得した。第95回アカデミー賞国際長編映画賞にベルギー代表作として出品され、ノミネートに至った[5]。またベルギー映画批評家協会(英語版)によりアンドレ・カヴェンズ(作品賞)(英語版)が贈られた[6]。
日本国内のキャッチコピーは「永遠を壊したのは、僕。」。日本版予告編では「僕のしたことは、君をどれだけ傷つけたのだろう」という主人公の言葉が切り取られている。 13歳のレオと長い夏期休暇を無邪気に過ごしていたが、学校に戻ると2人のその親密な間柄は周囲の注目を浴び、言及されたために友情に亀裂が入る。侮辱的、または押しつけがましい言及に反応したレオはレミから距離を置こうとする。 2018年12月19日、ルーカス・ドンが第71回カンヌ国際映画祭で賞を獲得した監督デビュー映画
プロット
キャスト
エデン・ダンブリン(ドイツ語版
グスタフ・ドゥ・ワール
エミリー・ドゥケンヌ
レア・ドリュッケール(英語版)
ケヴィン・ヤンセンス(英語版)
マーク・ワイス
イゴール・ファン・デッセル(フランス語版)
レオン・バタイユ
製作
2020年7月23日時点まで企画は進展しなかったが、ドンはアマチュア俳優が演じることになる2人の男性主人公のための公開キャスティングコールを設定し、8月末までにキャスティングが行われる予定であることが発表された。さらに撮影開始は翌年夏に予定された[10]。キャスティングコール時点ではフランス語とオランダ語話者両方を対象としており、キャスティング後にドンはフランス語での撮影を決定した[11]。2020年10月20日、題名が『Close』となり、また国際的な販売代理店であるザ・マッチ・ファクトリーがプロジェクトに参加したことが発表された。またドンの兄弟のミシェル・ドンも製作に加わった[12]。2021年6月29日、この映画はユーリマージュ(英語版)の共同制作融資の年時リストに掲載され、同ファンドは30万ユーロを支援した[13]。
主要撮影は2021年7月9日に開始された。製作開始と同時にエミリー・ドゥケンヌとレア・ドリュッケール(英語版)が主要な役柄で起用された事も発表された。映画についてドンは「『Girl/ガール』の圧倒的な旅から3年、特にこの物語は私の心に近いものなので、この非常に才能あるキャストとスタッフと共にセットに戻れたことは信じがたいほど嬉しい」と語った[14]。 『CLOSE/クロース』のワールド・プレミアは2022年5月26日に第75回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で行われ[15]、グランプリを獲得した。また2022年のシドニー映画祭
公開
フランスでは2022年11月1日にディアファナ・ディストリビューション、ベネルクスでは11月2日にルミエール配給で公開された。アメリカ合衆国のでは2022年12月2日にニューヨークとロサンゼルスで1週間限定で劇場公開され、2023年1月27日にA24配給で封切られた[17][18]。
日本では2023年7月14日、クロックワークス配給により劇場公開された[1][19]。
カンヌでストリーミング・サービスのムビ(英語版)がイギリス、アイルランド、ラテンアメリカ、トルコ、インドでの配給権を獲得した[20]。 レビュー収集サイトのRotten Tomatoesでは87件の批評に基づいて支持率は92%、平均点は8.5/10となり、「上映時間の大部分において、操作的なエンディングでさえもその体験を台無しに出来ないほど感動的で、『CLOSE/クロース』は失われた子供時代の無邪気さを優しく、力強く描いている」とまとめられた[21]。Metacriticでは25件の批評に基づいて加重平均値は81/100と示された[22]。この映画はドンの脚本と演出が批評家に感銘を与え、その映画技術と物語構造は青年期とカミングアウトのテーマを扱う能力で賞賛された[23][24]。
評価
批評家の反応