CLAYMORE
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この項目では、八木教広作の漫画作品について説明しています。その他の用法については「クレイモア (曖昧さ回避)」をご覧ください。

CLAYMORE


ジャンルダーク・ファンタジー
漫画
作者八木教広
出版社集英社
掲載誌月刊少年ジャンプ(1 - 73話)
週刊少年ジャンプ(番外編1 - 4話)
ジャンプスクエア(74話 - 155話)
ジャンプSQ.19(番外編5話)
レーベルジャンプ・コミックス
発表期間2001年7月号 - 2007年7月号 (MJ)
2007年12月号 - 2014年11月号 (SQ)
巻数全27巻
話数全155話 + 番外編5話(2014年11月時点)
アニメ
原作八木教広
監督田中洋之
シリーズ構成小林靖子
キャラクターデザイン梅原隆弘
音楽宅見将典
アニメーション制作マッドハウス
製作「CLAYMORE」製作委員会
放送局日本テレビほか
放送期間2007年4月3日 - 9月25日
話数全26話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『CLAYMORE』(クレイモア)は、八木教広による日本ファンタジー漫画。また、その漫画を原作とするメディアミックス作品群。

八木の2作目の連載作品。『月刊少年ジャンプ』(以下『MJ』)(集英社刊)2001年7月号から2007年7月号まで連載され、同誌の休刊後『ジャンプスクエア』(以下『SQ』)へと連載雑誌を移籍し、2007年12月号(創刊号)から2014年11月号まで連載された。2014年9月時点で累計発行部数は800万部を突破している[1]

2007年には日本テレビテレビアニメが放送された。
概要

半妖を題材としたダーク・ファンタジー。人間を捕食する魔物「妖魔」と、妖魔を倒すために生み出された半人半妖の女戦士「クレイモア」の存在する中世ヨーロッパ的な世界を舞台に、道程を共にする少年との絆や宿敵の打倒のために生きる主人公クレアを中心に、半人半妖の身であるが故の過酷な宿命を背負いながらも己の信念や目的のために戦い続ける女戦士達の姿を描いている。

なお、「クレイモア」とはスコットランドで用いられた大剣の名称で、半人半妖の女戦士達は一様に大剣=クレイモアを武器として用いるため、作中の世界でクレイモアと呼ばれている。
あらすじ

物語は少年ラキの家族を殺した妖魔をクレアが斬殺するエピソードから始まる。クレアは妖魔に深く係わった者として村を追放されたラキと道程を共にするようになり、任務をこなす日々の中で2人の間に絆が芽生えていく様子が描かれる。次にクレアの過去のエピソードが描かれ、クレアの目的が少女時代の恩人であるクレイモア・テレサを殺した覚醒者プリシラの打倒である事が明らかになる。こうして、序盤は主にクレアとテレサに焦点をあて、ストーリーの骨子となるクレアの生きる目的や、作中の世界の背景などが明かされていく。

序盤で物語の核心や舞台背景が明らかになると、中盤以降、自らを人外の存在に変えた「組織」への復讐を目論むクレイモア・ミリアや、大陸の覇権を争う強大な覚醒者「深淵の者」たちの登場により物語は広がりを見せる。さらに作中の主な舞台となる大陸が実はほかの大陸で行われている戦争に用いる生物兵器(=クレイモア、覚醒者)の実験場であると言う事実が明らかとなり、「組織」に兵器開発の研究者としての視点が加わると共に「組織」と敵対する勢力の工作員の思惑などが絡み、物語は複雑な展開を見せていく。
序章
銀眼の斬殺者 - まほろばの闇
妖魔に家族を殺された少年ラキの住むドガの村に、妖魔討伐の依頼を受けたクレイモア、No.47クレアが派遣される。クレアは妖魔の擬態を看破し、任務をこなし村を去る。その後、村から放逐されたラキは、家族の仇を討ったクレアに恩義を感じ、クレアと行動を共にするようになる。そんな中、ラキは次第に過酷な宿命を背負いつつも人々のために剣を振るうクレアに惹かれてゆく。クレアもまた、聖都ラボナでの戦いの最中、限界を超えた自分を救ってくれたラキに好意を持つようになる。
微笑のテレサ、死者の烙印
クレアがなぜクレイモアになったかが語られる過去のエピソード。歴代最強と謳われるNo.1のクレイモア、テレサはある日、天涯孤独であった幼少期のクレアと出会う。テレサはクレアとの触れ合いを通して人間らしい暖かな心を取り戻し、クレアもテレサによって生きる希望を取り戻し、2人は次第に絆を深めていく。やがて、テレサはクレアを救うためにクレイモアとして破ってはならない鉄の掟を破り、それを機に「組織」から離反。クレアのためだけに生きることを決心する。離反したテレサを粛清するため、「組織」はベテランの戦士イレーネを始めとするNo.2からNo.5の戦士たちを招集する。その中に、ルーキーでありながらNo.2に登り詰めた戦士プリシラの姿があった。圧倒的な実力で討伐隊を切り伏せるテレサだったが、その最中に「覚醒者」となったプリシラの手により殺される。テレサを失ったクレアは、プリシラを討つためにクレイモアになることを決意し、彼女の首を手に「組織」の門を叩く。
北の戦乱以前
斬り裂く者たち、果てなき墓標、闘う資格
ラボナでの任務を終え、妖魔を狩り続けるクレアの元に覚醒者狩りの依頼が舞い込む。No.6ミリア、No.15デネヴ、No.22ヘレンの3人の戦士と合流したクレアは、初の覚醒者狩りに挑む。しかし、標的は前情報を大きく上回る力を持つ覚醒者であった。辛くも勝利を収めた一行は、今回招集されたメンバーの共通点から「組織」への疑念を抱き、仲間として結束。再会を誓い合う。その後、再び覚醒者討伐の依頼を受けたクレアは、ゴナールの町へと向かう。そこでクレアが出会ったのは、覚醒者狩りに異常な執念を燃やすNo.4の凶戦士オフィーリアだった。オフィーリアは半覚醒したクレアを覚醒者として見定め、クレアはおろかラキにもその凶刃を向ける。クレアはラキを守るために、再会の約束を交わして別れ、1人オフィーリアとの戦いに臨む。クレアは戦闘の最中利き腕を失ってしまうが、プリシラに殺されたはずのイレーネの介入により、一命を取り留める。覚醒したプリシラへの恐怖から「組織」を離反し戦いから遠ざかっていたイレーネは、利き腕を失ってなお打倒プリシラの意志を持つクレアに、自らの特技「高速剣」と右腕を授ける。一方、イレーネに重傷を負わされたオフィーリアはその痛みにあえぎ苦しみ、錯乱から覚醒者となる。再び戦う力を得てイレーネの元を離れたクレアは、その道中で覚醒者となったオフィーリアと遭遇、イレーネから得た力を頼りにオフィーリアと戦う。
魔女の顎門、深き淵の煉獄
オフィーリアとの戦いを切り抜けたクレアは「組織」に戻らず、逸れたラキを探し各地を転々とする。


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