CLASS/クラス
Class
ジャンルテレビドラマ
脚本パトリック・ネス
監督エドワード・バゾルゲット
ウェイン・イップ
『クラス -ねらわれたコールヒル高校-』(原題:Class)は、2016年に放送されたイギリスのSFテレビドラマ。同じくイギリスのSFドラマである『ドクター・フー』のスピンオフにあたる。初代ドクターの孫娘スーザンが通いクララ・オズワルドが教員を務めていたコールヒル高校を舞台とし、時空の裂け目を通って侵入するエイリアンに立ち向かう生徒たちの日々を描く。
脚本は全話パトリック・ネスが担当し、エグゼクティブ・プロデューサーには『ドクター・フー』と同じくスティーヴン・モファットが就いた。第1シリーズのみからなり、全8話。DVD発売時の別邦題として『CLASS/クラス』がある。 『CLASS/クラス』はヤングアダルトフィクション作家パトリック・ネスが製作した[1]。シリーズのためのアイディアは『ドクター・フー』そのものに由来しており、親番組にほぼ組み込まれていた。ネスはかつて『ドクター・フー』のエピソードの執筆依頼を受けており、この契約が後に『CLASS/クラス』に繋がった[2]。ネスは自身による前作のヤングアダルトフィクション小説 The Rest of Us Just Live Here の影響、特に作中に登場する The Chosen Ones と呼ばれる生物のアイディアを利用した[2]。番組のエグゼクティブ・プロデューサーには当時の『ドクター・フー』と同じくスティーヴン・モファットが就き[3]、製作スタッフは前時代のフィクション創作のエキスパートであるパトリック・ネスを起用してヤングアダルト層の視聴者を集める狙いがあった[1][4]。 脚本スタイルは『ヴァンパイア・ダイアリーズ』や『バフィー ?恋する十字架?』といった先のティーン向けドラマに影響されており、これらのドラマはいずれも第1話で他の大作ドラマとの繋がりを仄めかしている[5]。エグゼクティブ・プロデューサーのブライアン・ミンチンは、本シリーズが以前の『ドクター・フー』のスピンオフシリーズ『秘密情報部トーチウッド』ほどには暗くならないよう試みたと述べている[2]。ミンチンは同時に『ドクター・フー』のエグゼクティブ・ディレクターでもあった。ラジオ・タイムズの取材で何故『ドクター・フー』のスピンオフの製作を決定したかを問われた際、新しいシリーズを進めることになった理由として、彼はパトリック・ネスのアイディア番組の舵に据えることで快適になったためと答えている[2]。 2016年10月からイギリスで放送が開始された本シリーズは1シーズンで打ち切られることとなったが、全6話のオーディオドラマとして続編が制作された[6]。 製作スタッフにより、シリーズ全体に『ドクター・フー』へのイースター・エッグ・メディアが意図的に散りばめられた。[2]。プロデューサーの一人であるデレク・リッチーは、ラジオ・タイムズ上にて「可能な限り盛り込むイースター・エッグは少なくしている」と主張し[2]、さらに『ドクター・フー』の一部かつ新たな部分にも感じられることが視聴者にとって重要であると述べている[2]。例えば、第1話「命がけのプロム」では『ドクター・フー』の過去の登場人物であるクララ・オズワルドとダニー・ピンク
製作
脚本
撮影
第1話の撮影はカーディフで行われ[8]、メインスタジオにはカーディフの Roath Lock Studios が使用された[2]。 2016年10月22日に第1話「命がけのプロム」と第2話「ドラゴン・タトゥーのコーチ」がBBC Threeで放送され、シリーズの放送が開始された[4]。放送枠はそれぞれ45分で[9]、BBC iPlayer 上でも同日に公開された[5]。
放送