CHILDHOOD'S_END
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この項目では、TM NETWORKのアルバムについて説明しています。アーサー・C・クラークの長編小説については「幼年期の終り」をご覧ください。

『CHILDHOOD'S END』
TM NETWORKスタジオ・アルバム
リリース1985年6月21日
1985年7月1日(CD版)
録音1984年12月10日 -
1985年4月11日
一口坂スタジオ
CBSソニー六本木スタジオ
スタジオ・テイクワン
セディックスタジオ
CBSソニー信濃町スタジオ
ジャンルロック
時間4848
レーベルエピックソニーレコード
プロデュース小室哲哉
チャート最高順位


40位(オリコンチャート

TM NETWORK アルバム 年表

RAINBOW RAINBOW
1984年)CHILDHOOD'S END
1985年TWINKLE NIGHT
(1985年)


『CHILDHOOD'S END』収録のシングル

アクシデント (ACCIDENT)
リリース: 1985年5月22日

DRAGON THE FESTIVAL (Zoo Mix)
リリース: 1985年7月21日

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『CHILDHOOD'S END』(チャイルドフッズ・エンド)は、日本の音楽ユニットであるTM NETWORKの2枚目のスタジオ・アルバム、およびアルバムの1曲目に収録されている楽曲である。

1985年6月21日エピックソニーレコードからリリースされた。CD盤は同年7月1日のリリース。

CD版は初期版と再発版では背面ジャケットの絵が異なっており、初期版は左から小室、宇都宮、木根の3人の白黒写真に曲順が掲載、2013年に発売されたBlu-spec CD2も含めた再発版は歌詞カードの裏面と同じイラストに曲順が掲載されている。
目次

1 背景

2 音楽性

3 収録曲

4 曲解説

5 スタッフ・クレジット

5.1 TM NETWORK

5.2 参加ミュージシャン

5.3 スタッフ


6 リリース履歴

7 脚注

背景

アルバムタイトルは、アーサー・C・クラークの長編小説「幼年期の終り」から取られた。
音楽性

サウンドは前作よりも大幅に変化し、生ドラム、生ギター、エレキギターを多用し、レコーディングもライン録音ではなく、いったんPAを通し、空気に触れた音をマイクで拾う方式をとった為、打ち込み色が薄れている。

作曲もリズムから制作する手法ではなく、小室が他の仕事の作業中に出来たフレーズの断片を記録しておいて、それをアルバムとしてまとめる作曲方法が中心になった[1]

前作『RAINBOW RAINBOW』で見られたファンタジー性のある歌詞は、「DRAGON THE FESTIVAL」と「FANTASTIC VISION」に見られるが、他の曲においては現実的な歌詞となっている。
収録曲A面全編曲: 小室哲哉。
#タイトル作詞作曲時間
1.「CHILDHOOD'S END」 小室哲哉0:51
2.「
アクシデント (ACCIDENT)松井五郎小室哲哉4:57
3.「FAIRE LA VISE」小室哲哉小室哲哉4:21
4.「永遠のパスポート」SEYMOUR[2]小室哲哉、木根尚登4:35
5.「8月の長い夜」三浦徳子小室哲哉4:55
6.「TIME」三浦徳子小室哲哉4:42
B面#タイトル作詞作曲時間
7.「
DRAGON THE FESTIVAL」小室哲哉小室哲哉7:02
8.「さよならの準備」三浦徳子小室哲哉3:40
9.「INNOCENT BOY」TM NETWORK木根尚登3:32
10.「FANTASTIC VISION」小室哲哉小室哲哉5:31
11.「愛をそのままに」西門加里木根尚登4:43

曲解説
CHILDHOOD'S ENDアルバム冒頭を飾る
インストゥルメンタル曲。エンディングで次の曲「アクシデント (ACCIDENT)」のイントロがフェードインする。小室の「いつかこの様なミュジーク・コンクレートを作りたい」という気持ちから実験的に制作した[3]

アクシデント (ACCIDENT)3rdシングル。シングル版とはリフレインの前の間奏、アウトロが長いなどアルバムバージョンとなっている。アルバムの中で一番最後にレコーディングされた[4]。宇都宮はヘタウマを意識して歌入れした[4]

FAIRE LA VISEアウトロでのコーラスの構成は宇都宮のアイディアが元になった[3]

永遠のパスポート小室哲哉と木根尚登による作曲の共作。小室哲哉が作詞した原詞は明日で地球が終わるという意味合いであったが、大幅に書き換えられた。木根の自宅で、木根がアコースティック・ギターを弾き、小室がピアノに向かう形でデモテープが制作された[3]

8月の長い夜

TIME宇都宮は「この曲は特に歌う時に感情を出しやすいメロディを持ったバラード」と評している[3]

DRAGON THE FESTIVALライブでの反応を意識して、「皆で同じ言葉を言って盛り上がれる曲があれば…」という思いを持って制作した[3]。後に4thシングルにリミックスバージョンとしてシングルカットされている。

さよならの準備ライブの度に宇都宮がセットリストの候補に入れるが、スタッフ間で歌詞が問題となりいつも却下される[3]

INNOCENT BOYこの曲で初めて小室によってアレンジまで予め済まされたバックトラックの上に、木根がボーカルのメロディを乗せる事に挑戦した[3]

FANTASTIC VISION小室が始めてプロとしてファンの反応を意識した上で「明るくてポップな曲調」を一貫させた[3]。3rdシングル「アクシデント (ACCIDENT)」のカップリング曲。TNC(テレビ西日本)のキャンペーンソングとして使われた(同局の天気予報のBGMとして2017年8月現在も長期に渡り使用されている)。「テレビ西日本#キャンペーンソング」も参照

愛をそのままに

スタッフ・クレジット
TM NETWORK

小室哲哉 -
コーラスアコースティック・ピアノOB-8、PPG WAVE 2.2、PPG WAVE 2.3、PPG WAVE TERM、YAMAHA DX7Oberheim Xpander、Prophet 600、Simmons

宇都宮隆 - リード・ボーカル

木根尚登 - コーラス、アコースティック・ギター

参加ミュージシャン

山本圭右 - エレクトリックギター、アコースティック・ギター

吉川忠英 - アコースティック・ギター

山田亘 - ドラムス

高杉登 - パーカッション

村上ポンタ秀一 - パーカッション

小泉洋 - シンセサイザーマニピュレート


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