CD_EXTRA
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}メディア (媒体) > 記録媒体 > 光ディスク > コンパクトディスク > CD EXTRA

CD EXTRA/CD-EXTRA
Enhanced Music Compact Disc

メディアの種類光ディスク
記録容量650 MB, 700 MB など
ディスクの直径12 cm, 8 cm
関連規格ミックスモードCD
テンプレートを表示
Enhanced CDのロゴ

CD EXTRA/CD-EXTRA[1](シーディー エクストラ 正式名称:Enhanced Music Compact Disc)は、一枚のCDCD-DA(音楽)とデータを共存させているマルチセッションCD、あるいはブルーブックに規定されている仕様の名称である。

英語圏では Enhanced CD(エンハンスドCD)と呼ばれ、音楽CDのボーナス・ディスクとして付いて来る場合が多い。

利用者は音楽を一般的なオーディオプレーヤー、データをパソコンで表示・実行することが出来る。

日本国内において、流通上は音楽CDとして扱われることが多いが、再販対象商品ではない為パッケージに(再)表示がなされていない。一般的にCDショップで発売されることが多く、パソコンショップで発売されることは少ない。
概説

日本国内で初めてリリースされたCD EXTRAは、野呂一生アルバム『トップ・シークレット』(1996年3月21日発売)である[2][3]

CD EXTRAは音楽CDの余剰部分を利用して特典の映像や画像を収録する場合が多く、1996年から2000年代初頭にかけて製造されていた。特にエピックレコードジャパン(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)時代のDREAMS COME TRUEの作品やavex group発売の作品で採用されていた。2002年から2004年にかけてCCCD仕様の回避の為に採用されるケースもあったが、現在では本仕様を採用されるタイトルは殆どない。本仕様を採用していた安室奈美恵の『Concentration 20』は、現在生産されているものは本仕様を外しCD-DA仕様に変更されている。

通常の音楽CDはCDのディスク自体を一つのセッション(ファイルが収録されている部分の総称)で記録されているが、CD EXTRAでは音楽用のセッションとデータ用のセッションに分けている。オーディオプレーヤーはCD-DAのセッションを再生するため音楽が再生され、パソコンでは両方のセッションを扱えるため音楽に加えデータ部分のセッションを表示することが出来るのである。

開発時はCD Plusという規格名だったが、発表後ほどなくして規格名を変更した。現在は、CD EXTRAのディスクに記してあるロゴマーク(通常のCD-DAロゴの横に「+」が付記されたもの)にその名残を残している。
ミックスモードCD「en:Mixed Mode CD」も参照

CD EXTRAと同じような規格として、ミックスモードCDがあげられる。

CD EXTRAでは音楽用のセッションとデータ用のセッションに分けているが、ミックスモードCDはデータ用と音楽用の領域を、通常の音楽CDと同じくディスク自体を一つのセッションで記録している。1トラック目にデータが記録され、2トラック目以降は音楽データが記録されている。

ミックスモードCDでは、1トラック目をオーディオプレーヤーで再生すると激しい雑音が発生することにより、機器に障害を及ぼす危険があるなどの欠点があった。これらの欠点を改良したものがCD EXTRAである。

ミックスモードCDの例としては、PCエンジン CD-ROM2/SUPER CD-ROM2FM TOWNSメガCDセガサターン、初代PlayStation(ミックスモードCDでは無いゲームソフトもある)、Microsoft WindowsなどのCD-ROMが挙げられる。
関連項目

コンパクトディスク

CD-DA

CD-ROM

コピーコントロールCD

脚注^ “CD-Extraとは|フォーテックス株式会社”. www.forttex.co.jp. 2020年5月5日閲覧。
^ CREATIVE, IKEBE. “ISSEI NORO Concept Bar “INSPIRITS” at IkeBECK”. ikebe-gakki.com. 2020年5月5日閲覧。
^ “Line 6 Japan”. Line 6 Japan. 2020年5月5日閲覧。










CD規格
読み取り専用

Red Book

CD-DA

CD+G

CD+EG

CDV

CD-MIDI

CD-TEXT


Yellow Book

CD-ROM

CD-ROM XA


Green Book

CD-i

CD-I Ready

CD-I Bridge

CD-I DV

CD-BGM

フォトCD


White Book

Video CD

SVCD


Blue Book

CD EXTRA


Purple Book

DDCD-ROM


書き込み可能

Orange Book

CD-R

CD-RW


Purple Book

DDCD-R

DDCD-RW


CDに近いもの

Scarlet Book

SACD


規格外

CCCD











光ディスク
種類

第1世代

LD

CDCD-ROMCD-RCD-RW

PD

GD-ROM

DataPlay

PVD(英語版)

DDCD

CCCD

ML-RML-RW

第2世代

DVDDVD-ROMDVD-RDVD-RWDVD-RAMDVD+RDVD+RWDVD-R DLDVD+R DL

MVDISC

SACD

EVD

UMD

M-DISC

48DVD

第3世代

BDBD-ROMBD-RBD-REBDXL

UHD BD

PFDPDD

UDO

HD DVD

NVD

CBHD

HD VMD(英語版)

SVOD(英語版)

第4世代以降

Archival Disc(英語版)

HVD

光磁気ディスク

MO

MDMD DATAMD DATA2Hi-MD

HS

iD PHOTO


技術

光学ドライブ

ライティングソフトウェア


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:14 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef