携帯を重視しているタイプ。CDのディスクを一回り程度上回る大きさで、数百グラム程度と軽量であることが一般的である。ヘッドホンアンプのみを搭載し、イヤフォン(ヘッドフォン)によって聴くものが一般的。例 ディスクマン(CDウォークマン)などのポータブルプレーヤー。
車中や歩きながら聴く場合も想定して、筺体の振動により時折起きるCDデータ読取失敗で生じる「音飛び」を防止するために、先行して読みとったデータを溜めつつ再生するためのバッファ(メモリ)をそれなりの量、備えている機種も多い。 CDプレーヤーがアンプやスピーカと一体になっているもの。(ヘッドフォン無しに)スピーカーから再生音を聴ける。CDのみの再生装置も販売されてはいるが、ラジオとカセットテープの録音・再生装置も含んでいる機種のほうがむしろ一般的であり、それらはCDラジカセと呼ばれる。CDとラジオだけが備わったもの(カセット録・再機能が無いもの)はCDラジオと呼ばれる。USBメモリーの音響データ再生に対応したものある(これも「CDラジオ」に分類される)。重量としては数kg程度のものが一般的。 ライン出力が主で、アンプおよびスピーカーを通して再生音を聴くもの。ヘッドホン出力端子はある場合もない場合もある。CDデッキとも呼ばれる。以下のような様々なタイプがある。 多くはMD等へのデジタル録音が可能な「光&同軸デジタル出力端子」を標準装備している(光・同軸いずれかのみ装備されている機種や、どちらも装備せずアナログ出力のみ搭載の機種もある)。またカセットデッキやMDデッキとのシンクロ録音や他機との連動操作が可能な「シンクロ端子」、「エディット端子」、「コンピュリンク端子」といった名称の端子も多くの機種に搭載されているが、この機能は同一メーカー同士の組み合わせとなっている場合のみ動作する。
スピーカー一体型
据置型、デッキ型
ミニコンポとして、あらかじめ組み合わされた状態で販売されているものの中の、ひとつのユニット。
コンポーネントステレオの中のひとつのコンポーネントとして用いられるよう、単独で販売されているもの。
かつて単体コンポのCDデッキはヘッドホン端子とアナログ可変出力端子を標準装備し、本体にもテンキー(ダイレクト)選局ボタンを装備した機種が発売されていたが、現在はヘッドホン端子非搭載の機種が殆どで、テンキーはリモコンのみに搭載されている。
CDチェンジャー - 1台に複数枚のCDを収容して選んで再生できる。チェンジャーデッキを参照。
分離型(セパレート型) - 高級品にはCDから信号を読み取る機械部分(CDトランスポート
業務用 - 業務用機器は民生オーディオ機器より信頼性が要求される。またデジタル、アナログ出力共にケーブルを延長することを考え平衡接続が用いられることがある。また、マスタークロックジェネレーターの入力を備え、全てのデジタル機器が同一のタイミングで動作させられる機器もある。
DJ用 - 可変速再生、頭出し機能が要求され、複数のドライブがあり片方を演奏中に片方で次の曲の頭を出すなどができるようになっている。最近ではスクラッチが出来たり、パソコンに接続してハードディスクに保存されている音楽ファイルを呼び出したり、ソフトを操作出来る機材も豊富。パイオニアが1995年に発表したCDJ-50という機種がこの手の製品では世界初である。
自動車用 - カーオーディオを参照のこと。
機能
民生用据置型プレーヤーの高級品にはスーパーオーディオCD (SACD) やDVD-Audioに対応したものもある。
据置型の派生系ではカセットデッキとの複合製品の他にミニディスクデッキとの複合製品、CD-Rレコーダーとの複合製品も存在する。CD-ROMドライブにライン出力 (AUX OUT) を備えた製品もあった。
音響機器ではないが、パソコン上で動作するCD再生ソフトウェア(Windows Media Playerなど)も「CDプレーヤー」と呼ばれることがある。この種のアプリケーションソフトは、MP3など他の規格の音楽ファイルの再生も可能なことが多い。
ゲーム機でCD-ROMやDVD-ROMやBD-ROMを採用するものや、主にレーザーディスク、ビデオCD、DVDプレーヤー、BDプレーヤー、DVDレコーダー、BDレコーダーではCDプレーヤーの機能も備えているものが多い。