この項目では、日本の愛知県名古屋市にある放送持株会社について説明しています。カナダにある公共放送局については「カナダ放送協会」を、カナダのテレビジョン放送局については「CBCテレビジョン」を、東京都中央区の製造販売業については「CBC (企業)」を、その他の用法については「CBC」をご覧ください。
中部日本放送株式会社
CHUBU-NIPPON BROADCASTING CO., LTD.
中部日本放送本社(CBC会館)
種類株式会社
機関設計監査役会設置会社
市場情報名証プレミア 9402
中部日本放送株式会社(ちゅうぶにっぽんほうそう、英: CHUBU-NIPPON BROADCASTING CO., LTD.[2])は、日本の認定放送持株会社。本社所在地は愛知県名古屋市中区新栄。略称はCBC[2] で、放送局の分社化後も傘下の特定地上基幹放送事業者とその略称を共用している。名古屋市に本社を置く放送事業者では唯一、名証プレミア市場[注釈 2] に上場しており、名古屋証券取引所プレミア市場単独上場銘柄である。 1951年(昭和26年)9月1日に、日本で最初の民間ラジオ放送局[注釈 3] として開局。同時にこれまで日本放送協会(NHK)が独占的に放送を行ってきた時代が幕を閉じ、日本の民間放送の草分け的存在となった放送局である。1956年(昭和31年)12月1日にテレビジョン放送を開始し、ラジオ・テレビ兼営局となった。系列新聞社は中日新聞社で、社名も創立当時の中部日本新聞社に因んだといわれている。 中部日本放送は1950年(昭和25年)、中部日本新聞社(現:中日新聞社)が名古屋商工会議所や中部地方の財界と連携して設立計画を進め、松坂屋(現:大丸松坂屋百貨店)の社長を務めた第16代伊藤次郎左衛門(伊藤祐茲)が設立発起人総代に就任し、当時松坂屋の副社長であった佐々部晩穂が初代社長に就任して設立された。佐々部は当時松坂屋が経営していた伊藤銀行の副社長だった1941年(昭和16年)、伊藤銀行と愛知銀行、名古屋銀行の3行を合併して東海銀行(現:三菱UFJ銀行)を発足させた経緯があった。中部日本放送創立事務局の実行委員会には中部日本新聞社と松坂屋、東海銀行、中部電力、東邦瓦斯、名古屋鉄道、豊田自動織機が参加した。 2013年(平成25年)4月1日、ラジオ部門がCBCラジオへ、2014年(平成26年)4月1日、テレビ部門がCBCテレビへ分社化され、認定放送持株会社となる。これはキー局以外の、いわゆる地方局では初の試みとされている[3] またロサンゼルスに海外支局を設けており、現在の支局長は尾関淳哉である[4]。
概要
沿革創業当初の社屋CBCラジオ長島送信所(三重県桑名市)CBC放送センター(名古屋市中区)
1945年(昭和20年)12月25日 - 第1回発起人会。中部日本放送の開設が決定される[5]。
1946年(昭和21年)1月22日 - 放送局開設の免許申請[5]。