C-C-B
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笠の透明感のあるハイトーンボイスを気に入りメインボーカルに指名したが、ドラム担当者だと思わなかったという[5]。当の笠は圧し寄せるプレッシャーの中でレコーディングに挑んだが、何度歌い直してもいつもサビの同じ箇所でメロディーを変えて歌ってしまう(「胸が胸が苦しくなる」の末尾「なる」というメロディーを指示された下げ調子ではなく、上げ調子に歌ってしまう)。しかし筒美は咎めることなく「それで良い」と笠に声を掛け、そのメロディーに変更した[6]

1985年(昭和60年)1月25日、起死回生をかけた3枚目のシングル『Romanticが止まらない』をリリース。TBSテレビの連続ドラマ『毎度おさわがせします』(1985年1月8日放送開始)オープニングテーマ曲に採用される。同年2月21日、音楽番組ザ・ベストテン』の注目アーティスト紹介コーナー「今週のスポットライト」に出演。そのカラフルな髪色や、当時は珍しかった電子ドラムのシモンズ(英語版)がステージのセンターに据えられ、ヘッドセットを装着したドラマーがリードボーカルを取るスタイルも話題となり、一躍ブレイク。『スクール・ガール』『Lucky Chanceをもう一度』『空想Kiss』と、松本隆・筒美京平コンビによる作品を続けてリリースし、次々とヒットを飛ばした。

その頃から、バンド名の表記をC-C-Bに統一。以前より「CoconutBoys」の略称として「C-C-B」と名乗っていたが、ヒットのおかげで「C-C-B」の呼ばれ方の方が一般に浸透したこともあり、また音楽番組での紹介や雑誌掲載時に統一感がなく、そのたびに説明をする手間や混乱を回避するためでもあった。なお、関口は以前「C-N-B」の略称を提案したが、渡辺が「読みやすいし語呂も良い」とC-C-Bに決定した[7]

同年、『Romanticが止まらない』で第27回日本レコード大賞金賞を受賞。第36回NHK紅白歌合戦に出場し『Lucky Chanceをもう一度』を演奏した。

1986年(昭和61年)、第15回東京音楽祭に出場。シングル『元気なブロークンハート』発売を期に、トレードマークのカラフルな染髪をやめ、全員が地毛の色に近いナチュラルな黒髪にした。同年12月、シングル『ないものねだりのI Want You』でオリコン1位を獲得。1986年度FNS歌謡祭において『不自然な君が好き』で優秀歌謡音楽賞を受賞。

1987年(昭和62年)1月6日、関口が脱退を表明。4月6日、よみうりランドEASTでのステージをもって脱退。以後、米川がセンターポジションに就いてメインボーカルとして歌う機会が増えた。同年9月、『原色したいね』が明治製菓の菓子「かるかったウエハー」のCMソングに採用される。また、10月公開の劇場アニメ映画『勝利投手』の主題歌に採用(c/w『Love Is Light』も挿入歌として使用されている)。

1988年(昭和63年)1月、『抱きしめたい』が『日立 世界・ふしぎ発見!』のエンディング曲に採用される。

同年8月23日から8月28日にかけて『C-C-Bハワイ旅行団'88』が近畿日本ツーリストにて開催された。行き先はホノルル、内容は「C-C-Bと記念写真プレゼント」、「C-C-Bハワイ旅行団オリジナルTシャツプレゼント」、「C-C-Bとビーチピクニック・ツアー」、「C-C-Bとフェアウェル・パーティー」、「C-C-Bスペシャルオプションツアー」、「C-C-Bも参加スペシャルサンセット・クルーズ」など[8]。なお、1989年8月22日から8月27日にも第2回ハワイツアーが開催され、300名もの参加者が集まった[9]
解散

1989年(平成元年)4月21日に出演した音楽番組『ミュージックステーション』において、同年10月に解散する旨を発表。メンバー個々の音楽性・可能性をさらに昇華させる意を込めた解散であること、バンド解散後も各々音楽活動を続けていく予定であると語った。翌4月22日から「汐留PIT」[注釈 3]で2Daysライブが予定されており、そのライブで解散宣言をする予定であったが、会場に足を運べない全国のファンに対して不公平になってしまうと判断し、先にテレビを通じて解散することを発表した。同年4月25日、最終シングル『Love is Magic』をリリース。同年10月9日、日本武道館でのライブを最後に解散した。
解散後の活動

各メンバーの詳細な活動については、メンバー個別ページを参照。
2人以上のC-C-Bメンバーによるユニット(バンド)活動については、
C-C-Bメンバーによる別プロジェクトでの活動を参照。

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1991年、C-C-Bの公式ファンクラブ「MAY CLUB(メイクラブ)」が終了。理由は渡辺、笠、田口が所属事務所であるNTPプロゼ及びメイクラブから離れ、それぞれの活動をしていくことによるもの[11]。同ファンクラブはココナッツ・ボーイズからC-C-Bへ、そして関口誠人と4人のC-C-Bへ、さらに解散を乗り越えて4人の活動へと、バンドとメンバー及びファンを8年間に渡り支え続けて来た。

1994年3月29日、『ザ・ベストテン同窓会II』に5人揃って出演。各自音楽活動を続けている近況を語った

2002年11月4日、「2002佐賀インターナショナル バルーンフェスタ」にて、笠・渡辺・関口の3人による非公式復活ライブを開催。

2003年12月12日、屋根裏 (ライブハウス)に渡辺、関口、笠が丸山正剛と共にC-C-B”としてゲスト出演[12]

2005年2月21日から放送されたアサヒ飲料缶コーヒー「WONDAショット&ショット」のCMに「Romanticが止まらない」がタイアップされ、笠浩二がこのCMに出演した。これに合わせて2月23日に「Romanticが止まらない Remix Version」がリリースされた(2曲目にOriginal Versionも収録)。

2005年7月からフジテレビ系で放送されたテレビドラマ電車男』の劇中挿入歌として「Romanticが止まらない」が採用され、ほぼ毎週主人公の大切な場面で印象的に使用された。これによって更に再注目の度合いが増した。


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