2015年6月12日夜、渡辺が自宅で体調を崩し、吐き気などを訴えて救急搬送された。搬送先の病院で大動脈解離と診断され、緊急手術を受け入院。6月14日から予定していたワンマンライブツアーは全公演中止となった[21]。
なお、6月23日に予定していた赤坂BLITZの会場は、宇都宮隆が中心となって開催されるライブ・イベント『LIVE UTSU BAR ?それゆけ歌酔曲!?』の追加公演になった。これは同ライブの出演者でもあり、渡辺とも親交の深い野村義男が同イベント参加メンバーに賛同を得て急遽決定したものである[22]。また、追加ライブ告知において追記事項に「渡辺英樹さんへのエールになってくれたら幸いです」と出演者の連名が記載された[23]。6月23日の公演では会場内にC-C-BのアルバムやDVDが展示され、MCで宇都宮と野村が「Romanticが止まらない」の一節を歌ったが、本編ではC-C-Bの楽曲演奏はせず「それは本家が演るから歌わないよ」とC-C-Bにエールを送った。
同年7月17日、公式ブログにて渡辺が急性大動脈解離による多臓器不全のため、2015年7月13日18時5分に死去したこと、既に近親者のみで通夜及び告別式を執り行ったことを報告。同時にプロデューサーの松木がファックスでマスコミ各社に発表した[24]。55歳没。
同年8月10日、新宿BLAZEにて『お別れの会』として二部制の式典を行った。第一部はチケットなしで参加できる献花
式で、C-C-Bの楽曲『Lucky Chanceをもう一度』の歌詞にちなみ、ピンクの薔薇が献花され、渡辺の愛用した楽器や衣装なども展示された。第二部は渡辺と縁の深かったミュージシャンがステージに上がり、後方に設置されたスクリーンに映し出された渡辺と「共演」するライブを開催。ステージには渡辺の衣装を着せたトルソーと愛器のベースが佇み、その横のサイドテーブルには笑顔の写真と2月のバースデーライブで作ったグッズ「ゴーゴーヒデキ」タオルなどが置かれた。ライブの模様の一部はニコニコ生放送で生中継され[25]、視聴者26,646人、コメント数20,800を記録した。翌2016年より命日である7月13日に、渡辺の愛器のベースをステージに上げて親交のあったミュージシャンと「共演」するライブが恒例となっていたが、2022年12月に笠が他界(後述)したこともあり、2023年からは今まで開催してきた規模のライブは一旦休止することになった(2023年7月13日は丸山正剛と木村健治による"2人VoThM"名義でライブを開催)。 2022年12月14日、脳梗塞のため熊本県内の病院で死去した[26]。60歳没。葬儀・告別式は17日に地元の友人や家族で営まれ、18日に公式発表した[27]。 2015年以降、C-C-B名義でともにライブやイベントに出演しているメンバーの米川は18日、自身のライブ終演後にFacebookを更新。渡辺の命日である7月13日に行われている恒例のライブに今年も出演した際、楽屋で撮影したツーショット写真を添え、哀悼の意を表した[28]。また、訃報を報道で知った元メンバーの関口も同日、自身のライブ終演後にマスコミの取材に応じ追悼の言葉を述べた[注釈 4][29]。 2022年12月21日、日本作曲家協会主催「第64回日本レコード大賞」において特別功労賞を受賞[30]。
笠の死去