C-3PO
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しかしアナキンのずば抜けたフォース能力に着目したクワイ=ガン・ジンジェダイとして育てるべくアナキンを引き取ったため、C-3POは半完成状態で外装をつけられないまま、タトゥイーンに残された[4]。しかしその後、アナキンの母シミ・スカイウォーカーによって銅板の外装を付けられ(映画『エピソード2』のカットシーンには、アナキンと共に再びタトゥイーンを訪れたパドメ・アミダラによって外装が取り付けられるシーンが存在する)、再びタトゥイーンを訪れたアナキンに引き取られた。

アナキンとパドメが結婚した後はパドメに仕えていて(小説版『エピソード3』では、アナキンからパドメに贈り物として渡されたことになっている)、本人曰く、外交儀礼に恥じぬよう、外装を金色の物に取り替えられたが、パドメの死後はその双子の子供、ルークレイアの存在をシスから隠すため、レイアの養父、ベイル・プレスター・オーガナ議員の指示で記憶をリセット(消去)されてしまい、R2-D2と共にオーガナの部下であるレイマス・アンティリーズや、成長して元老院議員となったレイアに仕えていた。なお、『エピソード4』までの時点で詳細は不明ながら、先述の金一色の姿から、右足の膝から下のみ銀色の姿へと変わっている[5]。さらに、『エピソード7』では左腕が赤色になっている(ラストシーンでは金色に戻されている)。これは『エピソード7』の前日譚である短編コミック「C-3PO」でこの変更の経緯が語られており、レジスタンスの秘密任務に出た際、強酸の雨が降る惑星トールで猛獣キャン=セルに左腕をもぎ取られ、酸に侵され倒れてしまった同胞のプロトコル・ドロイドのO-MR1の腕を友情の証として移植したとの事。

同型機で色違いのTC-14やK-3PO、型が異なったRA-7などが様々な場所に存在している。このことから3POタイプのドロイドは比較的メジャーな形態であることが窺える。
作中の描写

悪運がかなり強いらしく、修理不可能なほど完全に破壊されるような悲運には遭っていないが、たびたび戦火の中に放り込まれ、酷い仕打ちを受けている。

エピソード2』ではバトル・ドロイド製造ラインに巻き込まれて胴体と頭が分離され、それぞれにバトル・ドロイドの頭部と胴体を取り付けられてジオノーシスの戦いに巻き込まれる。この時、胴体はバトル・ドロイドのプログラムのコントロール下に置かれる一方、頭は会話こそできるもののバトル・ドロイドの胴体のコントロールが全く出来ずにジェダイ相手の戦闘を不本意ながら行い、戦闘中には胴体のプログラムが頭に干渉して「死ね!ジェダイめ!」と言ってから「私、何か言った?」と呟く一幕もあったが、最後にはR2-D2によって頭と胴体を再接続されて修復される。なお、自分とは全く異なるバトル・ドロイドと接続された影響か、C-3PO自身は修復された直後にR2-D2に向かって「何だかとってもヘンな夢を見ていた」と語り、戦闘中のことははっきり覚えていない様子を見せた。『エピソード5』では惑星ベスピンのクラウド・シティにてストームトルーパーの銃撃を受けてバラバラにされ、チューバッカが修理するも頭部を前後逆に取り付けられる。実はこの時、ダース・ベイダーは破壊されたC-3POを検分し、一度は処分を命じるものの、過去にアナキンであった頃の自身が作成したことを懐かしみ、レイア達に返した[6]

そのような彼であるが、『エピソード6』ではその金ピカの設えが功を奏したのか、エンドアの原住民イウォークと間違えられ、それがイウォークの反乱軍への協力へとつながる(エンドアの戦い)。

R2-D2とは、彼が初めて起動された際に「裸である」とバカにされ、そこから長い付き合いが始まる。エピソード1から3までは仲のよい友達同士のような態度で接するが、エピソード3のラストで記憶が消去されたことがきっかけでやや性格が変わり[7]、R2とはことあるごとに口喧嘩をしていて、電子音しか発することのできないR2の言葉を唯一、主人たちへ通訳できる存在でもあるという自負からか、R2にだけは強気に出て嫌味を言い、何かあればすぐR2のせいにするところが見られるようになった[8]。喧嘩をR2に売るたびにR2が言い負かすのであと先考えず口走ってしまう癖がある。

デザインは、映画『メトロポリス』に登場したヒューマノイド・マリアを基にしている[9]。なお、上記のように首と胴体をバラバラにしてもある程度意識を持っていたので、首と胴体とは別の回路からなっているとも考えられる。その時は先述のようにジェダイへの暴言を吐くようになるなど性格の一部にバトル・ドロイドの意識が介在してしまっていた。

オリジナル・トリロジー(エピソード4?6)』の設定では、作動開始から112年が経っているとされていた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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