C-3PO
スター・ウォーズシリーズのキャラクター
EP4『新たなる希望』の撮影の際の3PO
初登場『新たなる希望』(1977年)
演アンソニー・ダニエルズ
声トム・ケイン(ゲーム版)
プロファイル
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C-3PO(シースリーピーオー/シースリーピオ、See-Threepio)は、アメリカのSF映画『スター・ウォーズ』シリーズの登場人物(ロボット/ドロイド)。通称3PO。 プロトコル(儀礼・通訳用)ドロイドで、様々な人種が存在しているスター・ウォーズ世界で、それら種族の仲立ちとして相互作用できるように設計されている。600万を越す宇宙言語を使え、暗号、各種族の儀礼にも精通しており、高いスペックを誇るが、初対面の人には必ず自身の性能を自慢するなど、やかましい性格でもある。イギリス英語のアクセントで話す。人間の行動や心理への理解があると豪語しているが、常時しゃべりまくる性格から鬱陶しがられており、非常に重要なことを伝えようとしても相手にされていない場面も多く、挙句の果てには電源を切られてしまったりと、その空回り具合が笑いを誘う。 金色をベースに、右足の膝から下のみ銀色の、ヒューマノイド型のボディと、いつも前に突き出した格好の二本の腕を持つが、あまり運動能力は高くなく、常にぎこちなく歩いている。しかし言語面での能力はすばらしく、あらゆる言語に精通し、未開民族とすらコミュニケーションを行うことが出来、加えて内蔵シンセサイザーは耳(マイク)で聴き取った音を正確に再現することもできる。コンピューター機器のオペレートやプログラミングも得意としている。クルーザーやランドスピーダーのような宇宙船・乗り物の運転も可能だが、独特な設定をされているミレニアム・ファルコンはうまく操縦できない。また、先述の通り歩き方はぎこちないものの、歩行スピード自体はそれなりにあり、緊急時には人間の駆け足程度の速さで移動することも可能。 黒澤明監督を敬愛しているルーカスは自ら、『スター・ウォーズ』(1977年)のアイデアを、『隠し砦の三悪人』を元に考えたと話している。『スター・ウォーズ』の冒頭シーンやラストシーンも、この作品のそれを模したとみられる。 C-3POとR2の元ネタとなったのは、この作品の登場人物、太平(千秋実)と又七(藤原釜足)である。 名前の由来は特になく、先に名前の決まっていたR2-D2の相棒に相応しい名前として、アルファベットと数字を延々と組み合わせた結果行きついたものである[1][2]。 『エピソード1』の中で、C-3PO は後のダース・ベイダーであるアナキン・スカイウォーカーの手によって、廃品を結集し作られたことがわかる。アナキンは当初、惑星タトゥイーンにてワトーの下で奴隷として働く母親を手伝わせたいと考えていたようである。3POの「3」には、アナキンとシミの3番目の家族という意味が込められている[3]。 しかしアナキンのずば抜けたフォース能力に着目したクワイ=ガン・ジンはジェダイとして育てるべくアナキンを引き取ったため、C-3POは半完成状態で外装をつけられないまま、タトゥイーンに残された[4]。しかしその後、アナキンの母シミ・スカイウォーカーによって銅板の外装を付けられ(映画『エピソード2』のカットシーンには、アナキンと共に再びタトゥイーンを訪れたパドメ・アミダラによって外装が取り付けられるシーンが存在する)、再びタトゥイーンを訪れたアナキンに引き取られた。
概要
生い立ち