この項目では、竹内まりやのアルバムについて説明しています。その他の用法については「ボナペティ」をご覧ください。
『Bon Appetit!』
竹内まりや の スタジオ・アルバム
リリース2001年8月22日
ジャンルJ-POP
時間69分56秒
レーベルMOON RECORDS
プロデュース山下達郎
チャート最高順位
1位(オリコン)[1]
2001年度年間18位(オリコン)
登場回数23回(オリコン)
ゴールドディスク
ミリオン(日本レコード協会)
第16回日本ゴールドディスク大賞
ポップ・アルバム・オブ・ザ・イヤー
竹内まりや アルバム 年表
Souvenir?Mariya Takeuchi Live
(2000年)Bon Appetit!
(2001年)Longtime Favorites
(2003年)
『Bon Appetit!』収録のシングル
「今夜はHearty Party」
リリース: 1995年11月20日
「ロンリー・ウーマン/Tell me, tell me」
リリース: 1996年11月18日
「カムフラージュ/Winter Lovers」
リリース: 1998年11月18日
「天使のため息/ソウルメイトを探して」
リリース: 1999年9月22日
「真夜中のナイチンゲール」
リリース: 2001年2月18日
「毎日がスペシャル」
リリース: 2001年9月12日
「ノスタルジア」
リリース: 2001年11月7日
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『Bon Appetit!』(ボナペティ!)は、竹内まりやの通算9枚目のオリジナル・アルバム。2001年8月22日にワーナーミュージック・ジャパンより発売された。 ″ベストを超えたオリジナル″ の触れ込みで、オリジナル・アルバムとしては前作『Quiet Life』以来9年ぶりに発売された竹内まりやのアルバム。その謳い文句の通り、大半の楽曲にはタイアップが付けられており、それまでに音源は発表されていたがソフト化されていなかった楽曲や、他のミュージシャンへの提供曲のセルフカヴァーなども含めたそれまでの集大成的な作品となっている。タイトルの ″ボナペティ″ はフランス語で ″たっぷりと召し上がれ″ の意味で[2]、文字通り「お腹いっぱいになってください」と言った意図で付けられたタイトルである。 竹内にとって久しぶりの作品であったことや、前述の通りベスト盤に限りなく近いものであったことなどが功を奏して、オリコンアルバムチャートでは1位を記録し、初動売上は50万枚を越えて累計売上はミリオンセラーを達成した。同チャートでは約7年ぶりの1位獲得であるが、作品としては2作ぶりであることから、発売の間隔がいかに広くなっていたかが窺える。 初回限定盤には、山下達郎関連のミュージシャンとしては初の試みである「カラオケ」のCDを付属していたが、このように話題性が高かったこともあって瞬く間に完売し、現在ではプレミアムアイテムの1つとなっている。 この作品は、MOON RECORDSにとって21世紀最初の作品である。
概要
収録曲
CD全作詞・作曲: 竹内まりや、全編曲: 山下達郎(特記以外)。
#タイトル作詞作曲・編曲その他の編曲時間
1.「毎日がスペシャル」竹内まりや竹内まりや 4:56
2.「真夜中のナイチンゲール」竹内まりや竹内まりや 5:18
3.「ロンリー・ウーマン」(2001 Remix Version)竹内まりや竹内まりや 4:16
4.「心はいつでも17才 (seventeen)」竹内まりや竹内まりや 4:24
5.「とまどい」竹内まりや竹内まりや 5:00
6.「ソウルメイトを探して」竹内まりや竹内まりや 4:22
7.「ノスタルジア」竹内まりや竹内まりやStrings & Flutes arranged:服部克久4:48
8.「Dream Seeker」竹内まりや竹内まりや 2:58
9.「Tell me, tell me」(2001 Remix Version)竹内まりや竹内まりや 6:00
10.「今夜はHearty Party」(2001 Remix Version)竹内まりや竹内まりや 4:53
11.「カムフラージュ」竹内まりや竹内まりや 5:29
12.「Winter Lovers」竹内まりや竹内まりや 5:07
13.「すてきなホリデイ」竹内まりや竹内まりやOrchestration arranged:服部克久4:38
14.「天使のため息」竹内まりや竹内まりや 5:14
15.「A cup of tea」竹内まりや竹内まりやHorn arranged:服部克久2:24
合計時間:69:56
曲解説
毎日がスペシャルフジテレビ系「めざましテレビ」の記念すべき10代目テーマ・ソング。後にシングル・カットされた。この作品を書くきっかけはあるテレビ番組で重篤の患者が ″僕ねえ、朝、目が覚めたときに息してるってだけで、もうどんなに幸せかと思うんですよ″ と言うのを聞き、″健康じゃないの!じゃあもっと頑張ろう!″ と言った趣旨の優しいメッセージ・ソングを制作しようと考え、重くならない程度の自分なりのメッセージソングに仕上がったという。発売から6年経った2007年には、曲名の「毎日がスペシャル」をコンセプトとしたソニーのハンディカムCMソングとして使用され、前回の ″朝からがんばろう″ という趣旨とは全く違う形で同じ側面を持ったメッセージでのタイアップとなった。ちなみに「USO!?ジャパン」では “山下達郎が「毎日がスペシャル」を歌う?” といった記事があり、これは実際に山下本人が歌ったものではなく、ただ単に竹内まりやの曲の再生速度を落とすと偶然にも山下が歌っているように聴こえるといったものだった。
真夜中のナイチンゲールTBS系ドラマ日曜劇場『白い影』主題歌として使用された。
ロンリー・ウーマン (2001 Remix Version)オリジナルは1996年発売。TBS系ドラマ『義務と演技』の主題歌。紀勢自動車道テーマ・ソング。
心はいつでも17才 (seventeen)読売テレビ・日本テレビ系・Woman's Beat大賞「カネボウスペシャル21」テーマ・ソング。
とまどい1997年に広末涼子に提供した広末のデビュー・シングル「MajiでKoiする5秒前」のカップリングのセルフ・カバー。「山下達郎のサンデー・ソングブック」では既にOAされていたがソフト化には至っておらず、この作品で初めてCD化された。広末版にあったセリフが竹内版ではカットされている。なお「とまどい」同様に表題曲の「MajiでKoiする5秒前」も竹内が提供しており、こちらもサンデー・ソングブックにて竹内版がOAされていたものの暫く音源化されていなかったが、2013年にリリースされたコンピレーションアルバム『Mariya's Songbook』でデモ音源としてCD化され、その後ベスト盤『Turntable』にて正式にセルフ・カバー版が収録された。
ソウルメイトを探して1999年三菱「DINGO」CMソング。
ノスタルジアテレビ朝日系ドラマ『はみだし刑事情熱系』主題歌。