Billboard Japan Download Songs(ビルボード・ジャパン・ダウンロード・ソングス)は、Billboard JAPANによって発表されている日本の音楽チャート。国内の主要な音楽ダウンロードサービスでの販売実績を集計して作成される、ダウンロードチャートである。 Billboard Japanにダウンロード売上の要素が追加されたのは2011年度からとなる。当時はアメリカのニールセン(現:Luminate)から日本国内でのiTunesの販売実績を基に類推した売上数を用いていたが、2016年2月10日発表の週間チャートからGfK Japan提供による複数業者の販売実績も用いられるようになった[1]。なおiTunesでの類推売上については、ダウンロード販売業者に対し売上の公表を許諾していないレーベルの楽曲売上を補完するための措置となっており、これにより販売実績を把握する網羅性を高めている。 現在はGfK Japanが提供する国内主要音楽ダウンロードサイトiTunes、amazon、mora、mu-mo、レコチョクの販売実績、およびLuminateが提供するその他音楽レーベルのiTunesの販売実績による推計値を集計して作成される[2]。売上として発表されるのはGfK Japan集計分、もしくはiTunesの販売実績から類推した売上のいずれかであり、両方の集計が合算されて用いられてはいない。なお、毎週金曜日(祝休日の場合は休止する場合もある)に発表される中間速報では月曜日から水曜日までのGfK Japan集計分の売上が対象となっている。 シングルCDでリリースされたパッケージをバンドル(全曲一括)ダウンロードした際の売上は表題曲、もしくはリードナンバーの単曲ダウンロード売上に合算される(収録曲全ての売上としては加算されない)。また2020年3月11日発表の週間チャート以降では、配信のみでリリースされたシングルパッケージについても、同様の措置が取られるようになった。 2017年10月、ダウンロード・アルバム・チャートDownload Albumsとストリーミング・ソング・チャートStreaming Songsと共に新設された。最初に首位を獲得したのは、2017年10月9日付けの安室奈美恵の「Hero」だった。安室は同年9月に引退宣言を行ったことをきっかけに作品のセールスが伸び、チャートの1週目に「Love Story」(7位)、「CAN YOU CELEBRATE?」(12位)、「Don't wanna cry」(18位)とトップ20に4曲、トップ100に計13曲を送り込んだ[3]。 年曲アーティスト出典 連続首位記録週曲アーティスト年出典 通算首位記録週曲アーティスト年出典
チャートの構成
歴史
首位獲得作品
週間
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年
2024年
年間
2017年「恋」星野源[4]
2018年「Lemon」米津玄師[5]
2019年[6]
2020年「紅蓮華」LiSA[7]
2021年「ドライフラワー」優里[8]
2022年「残響散歌」Aimer[9]
2023年「アイドル」YOASOBI[10]
記録
13「炎」LiSA2020年 - 2021年[11]
10「Lemon」米津玄師2018年[12]
8「馬と鹿」米津玄師2019年[13]
6「新時代」Ado2022年[14]
5「I LOVE...」Official髭男dism2020年[15]
5「Subtitle」Official髭男dism2022年[16]
5「アイドル」YOASOBI2023年[17]
26「Lemon」米津玄師2018年 - 2019年[18]
13「炎」LiSA2020年 - 2021年[11]
11「馬と鹿」米津玄師2019年[19]
10「アイドル」YOASOBI2023年[20]
8「Subtitle」Official髭男dism2022年[16]
7「I LOVE...」Official髭男dism2020年[15]
7「残響散歌」Aimer2021年 - 2022年[21]
7「新時代」Ado2022年[14]
脚注^ “GfKが、Billboard JAPANに国内ダウンロードデータの提供を開始
^ “ビルボードジャパンがダウンロードおよびストリーミングチャートの公表をスタート
^ “【ビルボード】ダウンロード&ストリーミング・チャートがローンチ、記念すべき1週目の1位は?
^ “【ビルボード年間Download Songs】星野 源「恋」が2位以下を大きく突き放すDL数で1位に”