BiVi仙台駅東口
仙台駅東口広場からの外観
(2023年7月)
地図
BiVi仙台駅東口(ビビせんだいえきひがしぐち)は、宮城県仙台市宮城野区榴岡にある複合商業施設である。東日本旅客鉄道(JR東日本)仙台駅東口広場の北側にある。 家電量販店であるラオックスが国鉄清算事業団の所有する仙台駅東口の土地約4700m2を落札し、地上8階、地下1階の建物を建設。1998年11月26日に「ラオックス仙台店」を開業した。仙台店の開業に際して、ラオックスは史上最大規模の投資を行い、さらに地域のニーズを敏感に汲みあげるため、開業の前年、店舗を運営する東北ラオックスを新たに立ち上げた[1]。 ラオックスは2000年に、経営難となっていた仙台に本社を置く家電量販店の庄子デンキを子会社化し[2]、東北での攻勢を強めた。だが、その後の業績悪化に伴い、2003年4月26日からは仙台店の売り場を1階部分だけに減床。情報家電販売に特化し、残りのフロアを貸し出した。しかし、その戦略も実を結ばず同年9月末で完全に閉店した。 2004年1月、大和ハウス工業の子会社である大和工商リース(現:大和リース)がラオックスと土地と建物の一括賃貸契約(転貸LOC)を結び、全面改装の上で同年9月にBiVi仙台駅東口を開業した[3]。 BiVi仙台駅東口は飲食店を主体としたテナント構成となり[3]、地下1階にパチンコ、2階にゲームセンターと映画館、3階はカラオケとネットカフェが入る。5階から8階は24時間営業の駐車場で、この商業施設の利用者だけでなく、一般の利用者も駐車が可能である。また、一定額の購入で駐車場のサービス券を発行する店舗もある。地下1階から地下通路を通って、仙台駅に接続している。 2009年8月には同じ仙台駅東口にあった映画館チネ・ラヴィータ(2004年6月開館)がビル内に移転した[4]。しかし、賃貸借契約満了により、映画館チネ・ラヴィータは2024年3月31日で閉館した(後述)[4]。閉館後は、姉妹館のフォーラム仙台(青葉区木町通)に営業を集約する[4]。
概要
ラオックス仙台店として開業
BiVi仙台駅東口に
沿革
1985年(昭和60年) - 仙台トンネル工事開始(国鉄仙石線の連続立体交差事業)。
1988年(昭和63年) - 仙台駅東第二土地区画整理事業[5]施工。
1996年(平成8年)11月 - ラオックスが国鉄清算事業団の所有する仙台駅東口の土地約4700m2を落札。
1997年(平成9年)6月 - 東北ラオックス株式会社設立。
1998年(平成10年)11月 - ラオックス仙台店がオープン[6]。
2000年(平成12年)3月11日 - JR仙石線が地下化・開業。当ビルが仙台駅と仙台駅東西地下自由通路で繋がる。
2003年(平成15年)
4月13日 - ラオックス仙台店一旦閉店。建物を「日本ビルド」に貸し出す[6]。
4月26日 - 1階1フロアのみをリースバックし再び営業開始[6]。