BURRN!
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なお、酒井は「BURRN!」編集部から追い出されたことに関するコメントを一切残しておらず、唯一のメディア出演となっていた『Heavy Metal Syndicate』も2014年の6月を最後に23年5か月の歴史に幕を降ろした。

酒井追放から6年以上経過した後に広瀬はインタビューで酒井が社長だった頃のBURRN!編集部について「(酒井が)積極的に「細かいことまで口を出す」タイプだったので(編集長としての)独裁の権限なんて夢のまた夢だった」と語っていた[20]

2013年に起きた酒井との雑誌の方向性を巡る意見の食い違いによる「喧嘩別れ」の遺恨を2021年時点まで抱き続けており、1985年に『聖飢魔II?悪魔が来たりてヘヴィメタる』に0点を付けた酒井への当てつけに、聖飢魔IIの2020年12月19日のライヴに飛び入りし、酒井のレビューに対し「無礼」、「雑誌の黒歴史」と否定しバンドに「謝罪」を行った[21]。翌2021年のBURRN!3月号では聖飢魔IIを表紙にし大々的に特集を組んだ[22]
ラジオ番組詳細は「Heavy Metal Syndicate」を参照

ラジオ番組『Heavy Metal Syndicate』(JFN全国27局ネット、1991年2月?2014年6月)は、編集部員がパーソナリティを担当した。ただし2006年から最終回までのBURRN!編集部関係者は前編集長の酒井康のみであった。お家騒動(前述)があるまではBURRN!がメインスポンサーであった。

スタート当初の番組テーマ曲はディープ・パープルの「BURN(紫の炎)」(雑誌名『BURRN!』はこの曲名に由来しており、創刊当初から本誌CMソングとして使用している)。 また、かつてはテレビコマーシャルも放送していた(関東地区では、「ベストヒットUSA」の番組終了後に放送されていた)。

2024年4月8にコミュニティ放送として開局した『エフエム対馬』にて4月14日より『広瀬和生の「BURRN! 楽屋噺」』が放送開始。パーソナリティーは広瀬と幅が担当している[23]
別冊
BURRN! JAPAN

「BURRN! JAPAN」は、“日本のアーティスト限定”の別冊として、1987年から90年にかけて、Vol.6まで発行された。2016年11月21日に26年ぶりにLOUDNESSの表紙で復刊[24]。発行日の翌日・11月22日には、復活記念トーク・イベントが開催される[25]
METALLION

「METALLION」は、BURRN!の増刊号。1986年にアイアン・メイデンを表紙にVol.1を発行し、1991年のVol.5(表紙はメタリカ)を最後に一時休刊、1999年2月発行のVol.6から復活し、現在は不定期(1年に数冊ペース)で発行している。
BASTARDS!

2001年からニュー・メタルメタルコアを中心に爆音系雑誌として発行されていたが、2004年に一度休刊。2020年9月に元編集部員だった清家を中心に2010年代以降に活躍しているエクストリーム・メタルメタルコアデスコアバンド等を中心に取り上げ復刊。
BURRN!編集部
現在

広瀬和生(編集長)

前田岳彦

幅由美子

箭内史子


伊藤政則(特別顧問)

外部ライター

山崎智之

土屋京輔

ジョン・ハーレル

ティモ・イソアホ

ハワード・ジョンソン

編集部に在籍していた主な関係者

酒井康(1984年創刊号?1993年12月号)初代編集長

平野和祥(1991年3月号?1995年5月号)
1995年に別冊『炎』編集長に就任。休刊後は紆余曲折を経て「CDジャーナル」の編集長に就任。

増田勇一(1984年創刊号?1992年11月号)
初代副編集長。1992年末にミュージック・ライフの編集長に就任。ミュージック・ライフ休刊後はフリーライターとして活動。2010年より「MASSIVE」責任編集に就任。2013年よりヘドバン編集部の相談役、BURRN!にも外部ライターとして寄稿している。

大野奈鷹美(1984年創刊号?2019年10月号)平成期の副編集長。創刊号から35年間在籍。

清家咲乃(2019年7月号?2020年2月号)
2020年1月20日付けでシンコーミュージック・エンタテイメントを退職しフリーランスとなったことをTwitterアカウントで明かした[26]。退職後もシンコーミュージックのBURRN!編集部やヘドバン編集部とも関わっており、コラム、インタビュー記事等を執筆している。

藤木昌生(??2012年5月号、2013年6月号?2021年4月号)
2021年6月9日にBURRN! ONLINE責任編集に就任したことが発表された[27]

奥野高久(1995年頃?2023年11月号)

コラム

BURRN!ではヘヴィメタル以外のジャンルのコラムも扱っていたが、上記の通り酒井の改革案により、2012年5月号でページ数の削減に伴い大半のコラムが終了した。落語業界に関するコラムを連載していた立川談四楼は「社内の熾烈な権力闘争の巻き添え」があったと編集部から聞かされたと明かしている[28]

酒井が完全に去った現体制になってから、いくつかのコラムを復活させる検討をしており[29]、2013年10月下旬には喜国雅彦の「ROCKOMANGA!」の復活が本人から発表[30]、2014年1月号から古屋美登里、岩沢房代のコラムが復活した。
連載中のコラム

MASAの今月の断言(
伊藤政則

温故知新(BURRN!編集部)

In The Bookshelf(古屋美登里

BOX SEAT(岩沢房代)

試写室の片隅で見る夢は(幅由美子)

ROCKOMANGA! 2(喜国雅彦)

梶原崇画伯の部屋(梶原崇)

LOST AND FOUND IN TRANSLATION(染谷和美)

帰ってきた立川談四楼のそこでだ、若旦那!(立川談四楼

THE STEREO FUCKING(黒江昌之)

増田勇一のMUSIC LIFE(増田勇一)

DARK RECOLLECTIONS(マイケル・アモット

DRRIAN'S DOOM(リー・ドリアン)

THE YOUNG FROM WEST(フェデリコ・モンデッリ)

TALES FROM THE DARK SIDE(ティモ・イソアホ)

DEFENDERS OF THE HATE(山口勝正)

逆襲の火航田(別府“Veppy”伸朗)

TIDE OF SCENE(清家咲乃)

過去に連載されていたコラム

広瀬和生のここだけの話(
広瀬和生

アナルは負けず嫌い(松沢呉一

THE POWER(ジョーイ・ディマイオ

プログレッシヴ・ロックへの誘い(松本昌幸)

リングからの蜃気楼(垣内良)

THE GUARDIAN CHRONICLES(ハンズィ・キアシュ

NOTES FROM THE OTHER WORLD(マーティ・フリードマン

ビデオ映画館(大野奈鷹美)

Hunka Hunka Burrnin' Love(ポール・ギルバート

必殺・炎上固め(ターザン山本

秋葉原オーディオ異聞(秋山博)

NY REPORT 最新アメリカ事情(林洋子)

キンちゃんのドンとやってみよう!(キンバリー・ゴス)

FEEDBACH(セバスチャン・バック

ROCKOMANGA!(喜国雅彦

燃えよ!マッチョドラゴン(吉田豪

Open Your Heart(瀬上純

WORD'S WORLD(高幡阿津美)

そこでだ、若旦那!(立川談四楼

TV WAR(亀和田武

CLASSIC BOX(黒田恭一

We Are The Champions(金子達仁

COMPUTER GOD(渡辺浩弐

ユーロ・ロック幻想(山崎尚洋)

BEAST FROM EAST(長谷川幸信)

ギターを抱いた相撲取り(起利錦利郎

ROCK STARDOM AND OTHER PIRATE TALES(シャーリー・フォグリオ)

BOX SEAT(岩沢房代)

Becoming The Dragon(マシュー・キイチ・ヒーフィー

STEP BY STEP(RiN/Aldious

など多数。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 80年代後半に発行されたBURRN! JAPANを除き、METALLIONではガールズメタルバンド「ALDIOUS」がVol.44、Vol.47、Vol.51で表紙を飾っている。
^ 但し、特別顧問の伊藤政則の事務所に所属していたANTHEMOUTRAGEの記事は酒井時代でも掲載されていた。

出典^日本人初!LOUDNESS高崎晃「BURRN!」の表紙に(画像 4/4) ナタリー 2015年10月30日
^ 日本人初!LOUDNESS高崎晃「BURRN!」の表紙に ナタリー 2015年10月30日閲覧


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