BUNCH(バンチ)は、1970年代のメインフレームのメーカーのうち、IBMの競争相手となっていた以下の5社をまとめて呼んだものである。
バロース (Burroughs)
UNIVAC
NCR
コントロール・データ・コーポレーション (Control Data Corporation; CDC)
ハネウェル (Honeywell)
IBMの市場シェアが全ての競合他社よりもはるかに高いため、まとめて呼ばれるようになった[1][2]。
1960年代、IBMと上記の5社、およびRCAとゼネラル・エレクトリック(GE)は、「IBMと7人の小人」(IBM and the Seven Dwarfs)と呼ばれていた。1970年にGEがコンピュータ事業をハネウェルに売却、1971年にRCAがコンピュータ事業をスペリー(UNIVACの親会社)に売却したことによって「5人の小人」となり、5社の頭文字を取ってBUNCHと呼ばれるようになった[3]。なお、"bunch"は英語で「束」「一団」の意味である。BUNCHの5社は、1980年代にIBMを追ってPC/AT互換機によってマイクロコンピュータ市場に参入した[4]。
BUNCHのその後
バロースとUNIVAC
1986年9月、バロースがスペリー(UNIVACの親会社)を買収・合併し、社名をユニシスに変更した。
NCR
1982年、NCRはUNIX搭載のTOWER 16/32からオープンシステムアーキテクチャ