BULLY
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この項目では、コンピュータゲームについて説明しています。映画については「BULLY ブリー」をご覧ください。

BULLY
ブリー
ジャンル学園オープンワールドアクション
対応機種PlayStation 2
Xbox 360
Windows
ゲームアーカイブス(PS3のみ)
iOS
Android
開発元ロックスター・バンクーバー (PS2)
ロックスター・ニューイングランド (Xbox 360, PC)
ロックスター・トロント (Wii)
発売元ベセスダ・ソフトワークス(Xbox 360/PS2)
ロックスター・ゲームス(iOS/Android/PC)
販売元テイクツー・インタラクティブ
ロックスター・ゲームス
人数1人
発売日Xbox 360/PS2:
2008年7月24日
iOS/Android:
2016年12月9日
対象年齢CERO:D(17才以上対象)
ESRBT(13歳以上)
PEGI:16
OFLC:M(Mature)
USK:16(16歳未満提供禁止)
iOS: 12歳以上推奨
Android: 16+
コンテンツ
アイコンギャンブル
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コンテンツなし
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『BULLY』(ブリー)は米国のゲームメーカーのロックスター・ゲームスより発売されたアクションアドベンチャーゲーム。日本語版はベセスダ・ソフトワークスより発売されている。2014年3月19日からロックスター・ゲームスより、PlayStation 3ゲームアーカイブスにて日本語PlayStation 2版の配信が開始された。「学園版GTA」と称されることもある[1]

10周年を迎えた2016年12月9日には、iOS及びAndroid版として『BULLY: Anniversary Edition(アニバーサリー・エディション)』の配信を開始した。
解説

“BULLY”とは「いじめっ子」、「いじめる」といった意味の英単語である。いわゆるスクールカーストを題材としており、全寮制の学園「ブルワース・アカデミー」とその周辺の町を舞台に、15歳の問題児ジミー・ホプキンスが繰り広げる刺激的な学園生活を描く。

2001年に公開されたアメリカの映画『BULLY ブリー』とはまったくの無関係である。

ロックスターの代表作である『グランド・セフト・オートシリーズ』(以下、GTAシリーズ)と同様に舞台となるフィールドと多数の登場人物が作りこまれており、本筋を急いで進めなくとも多数のサブシナリオやミニゲームをしているだけでも楽しめる非常に自由度の高いゲームとなっている。

ストーリーはGTAシリーズ同様、ミッションをクリアする事で進めて行く。また、学校や街を歩いているとNPCから手伝い(サブシナリオ)を頼まれる事もある。本編は全5章で構成され、エンディング後はフリーパートである第6章をプレイする事になる。尚、第3章のみ季節はであり、生徒達の服装も変化する。

ゲーム画面やシステムはGTAシリーズによく似ているが、全て同じというわけではない。例えば、「挨拶」や「挑発」などが可能であり、それによってNPCの対応が変化する。怒らせた相手は「謝罪」する事で見逃してもらえる事もある。また、GTAシリーズと違って時間による行動の制限が存在する。午後7時になると校舎は立ち入り禁止となり、自室で寝る事が可能になる。午前2時までに寝なければその場で気を失う。午後11時を過ぎて外出すると門限破り扱いとなる、などがある。
ゲームシステム

今作のNPCは単なるモブキャラクターではなく、全てキャラクター付けがされている。そのため、同じ外見のキャラクターが二人以上同時に画面内に現れることは一切ない。また、学生の物語ということもあり、GTAシリーズのように死人が出ることもない。ライフのなくなったキャラクターはその場に倒れて苦しそうに呻くも、しばらくすると別の場所に健常な姿で現れる。

武器も存在するが、当然刃物や銃器、鈍器のような殺傷力の強いものではなく、パチンコ爆竹生卵ビー玉悪臭のする液体、痒くなる粉といった、もっぱらいたずら用の武器である。強力な物でもジャガイモを撃つ大砲程度である[注 1]

各グループにはリスペクトが設定されており、ミッションをクリアする事によって変動する。リスペクトが低いと、そのグループのメンバーの視界に入っただけで喧嘩を売られる。基本的にストーリーを進めることでグループを一つずつ屈服させていくが、場合によってはリスペクトが激減して再び狙われることもある。

主人公の行動はかなり細かくチェックされており、主人公が引き起こした事案やタイミングによってトラブルメーターが上昇する。GTAシリーズでいう「手配度」に当たるが、同シリーズよりも遥かに変動しやすく、生徒対生徒の喧嘩以外は監督者(風紀委員や警察)が見ていなくても見合ったメーターが変動する。メーターが0以外の状態では監督者に追われ、捕まった状態で抵抗に失敗すれば補導されてしまう。メーターが変動する主な事案としては「暴力」「いたずら」「服装違反」「門限破り」「立ち入り禁止の場所に入る」「物を破壊する」等がある。特に女子生徒や大人に暴力を振るうとメーターが赤くなり、より重いペナルティを課せられることとなる。

NPCには個別にマスクデータとしてトラブルメーターを持っており、彼らも悪戯行為や暴力行為を風紀委員や警察に見つかると追われる所は、男女差別無く主人公と平等である。例えば、学園内でのトラブルなら校長室に連れて行かれるところ等。その描写もある。

プリフェクツ(風紀委員)は学園内における警察のようなもので、彼らの前で問題を起こすと捕まえに来るため注意が必要である。非常にタフで、格闘で倒すのは非常に困難であり、攻撃をするだけで危険メーターが赤くなる。また、同学年等の生徒より小さい生徒がいるが、彼らは下級生で何処の派閥にも所属せず、喧嘩が起きても自発的に主人公を襲うことはないが、たとえ事故であっても[注 2] 危害を加えると、女子生徒や大人に危害を加えたのと同じ扱いになる。

下級生を除く女子生徒にはプレゼントを渡せばキスをすることができ、体力が多く回復する[注 3]。ただし、服装によってはキスを断られる場合がある。どこかのグループに所属している女子とはストーリーを進める過程で仲良くなり、それまではキスに応じない。キスされた女子はしばらく付いて来るが[注 4]、その間に別の女子とキスをするとその二人が喧嘩を始める場合もある。
学園内の派閥、及びグループ

ブルワース・アカデミーには様々な生徒たちと、それらに伴う幾つかのグループが存在する。各グループ毎に服装が異なり、縄張りを保持しているのも特徴である。()内は日本版での総称。
Bullies / ブリーズ(悪ガキ)
学園内のいじめっ子のグループ。ナーズなどの、自分達よりも弱い人間をいじめている。ジミーの最初の抗争相手であり、転校初日から攻撃を仕掛けてくる。メンバー個々の強さは大した事無いが、リーダーで巨漢のラッセル・ノーストップは格別で、ゲーム中最も強いキャラクターである。が、第一章終了後にはジミーに従順な戦友となる。メンバーは全員、だらしなく着こなした白いワイシャツ(制服)にジーンズスニーカーを履いている。またラッセルを除くメンバー全員は顔のどこかにを持っている。全面戦争が起きた時は学校の校舎内で暴れまわっていたがエドガーに鎮圧される。縄張りは特に無いが、他グループの縄張り以外なら学園内の至る所に現れる。反面、学園外の街などで見かけることはあまりない。唯一女子が所属していないグループでもある。敵対グループ:ナーズ
Nerds / ナーズ(インテリ)
いわゆる「オタク」、「ガリ勉」のグループ。"Grottos and Gremlins(グレムリンと洞窟)"というRPGボードゲームに熱中している。メンバー全員が眼鏡をかけており、極端に痩せているか太っている。多くは頭は良いが体が弱く、また性格も内気なため、他のグループからよく虐めの対象にされている。第一章からジミーとは友好的な関係で数々の仕事を依頼しているが、後に対立する事もある。個々の戦闘能力は低いが、スティンクボムなどの投げ道具を使用してくる。メンバー全員が緑色のセーター(天文学クラブのセーター)を着ており、縄張りは図書館。リーダーはアーネスト・ジョーンズ。敵対グループ:ブリーズ、ジョックス
Preppies / プレッピーズ(お坊ちゃま)
親が金持ちのグループ[2]。リーダーのダービー・ハリントンを始めとする全員が御曹司で、学園内に特別にハリントン・ハウスという建物を保有している。


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