BPM は、中華人民共和国の中国科学院国家授時中心が運用する短波標準電波局の通称および、そのコールサインである。正式名称は「標準時間標準頻率発播台」(Bi?ozh?n shiji?n bi?ozh?n pinl? f? bo tai)であるが、中国版記事では「BPM短波授時台」と表記されている。 BPMの送信所は陝西省蒲城県に存在する。BPM開局当時は陝西天文台
概要・周波数
BPMでは2.5, 5.0, 10.0, 15.0MHzの短波帯で放送されており、アメリカの標準電波局WWV、WWVHと同一の周波数である。日本国内で聴取するとWWVHとの混信がみられる。
放送時間は下記の表を参照。[1]
周波数(MHz)空中線電力(kW)放送時間(UTC) BPMは、30分サイクルでタイムコードを送信し、変調した1 kHz信号をもって秒信号・分信号を送信している。 BPM局の送信内容送信開始時刻(分)送信期間送信内容 タイムコードなし。 BPMの特徴として、 世界時UT1 を毎時25 - 29分、55 - 59分に送信する。米国WWV局など強力な電波で送信する標準電波局がBPMに混信することがあり、DUT1(世界時UT1と協定世界時(UTC)のずれ)が1秒近く変位する(=うるう秒実施の直前)と、WWV(日本の場合は特にWWVH)のUTCの秒信号とBPMのUT1の秒信号が合わさった、奇妙な音[2])が聴取される。[3] BPM局125HzサブキャリアのタイムコードBitWeight意味BitWeightMeaningBitWeightMeaning (分の開始を表す):201日情報:401年情報(西暦の下2桁)
2.5107:30-1:00
5200:00-24:00
100:00-24:00
151:00-9:00
送信フォーマット
003010協定世界時(UTC)を供給
秒信号:10ミリ秒
分信号:秒信号の20ミリ秒前に開始し、 300ミリ秒間
125Hzのサブキャリアで二進化十進表現(BCD)のタイムコードを送信。
10405無変調波(タイムコードなし)
154510世界標準時を供給
BCD表現のタイムコードを送信
25554世界時(UT1)を供給
秒信号:100ミリ秒
分信号:300ミリ秒
29591コールサイン(局ID):モールス信号で最初の40秒で"BPM"(-... .--. --)を10回送信。次の20秒で音声で「BPM。標準時間標準頻率発播台」を2回送信。タイムコードなし。
:00無信号
:011分情報:212:412
:022:224:424
:034:238:438
:048:240:440
:050:2510:4510
:0610:2620:4620
:0720:270(未使用、常に0):4740
:0840:280:4880
:09P1ポジションマーカー:29P3ポジションマーカー:49P5ポジションマーカー
:101時情報:301月情報:50+/-DUT1の正負記号(1=+ 0=-)
:112:312:510.1DUT1 の絶対値 (0 - 0.9 秒)
:124:324:520.2
:138:338:530.4
:140:340:540.8
:1510:3510:550(未使用、常に0)
:1620:360(未使用、常に0):560
:170(未使用、常に0):370:57LSうるう秒情報
:180:380:580(未使用、常に0)
:19P2ポジションマーカー:39P4ポジションマーカー:59P0ポジションマーカー
Weightとは、ビットの「重み付け」であり、1になっているビットの重み付けを全て加算すると、表したい数値になる。
JJYとは異なり、日付は通算日でなく日付で表示されるほか、曜日情報が省略される。
DUT1は、DUT1が正の値か負の値かを50秒で送信したうち、その絶対値を51秒から54秒で放送される。
脚注[脚注の使い方]^ “短波授?台
^ 英語版記事においては"click-beep sound efffect"と表現されている。
^ “HF (SW) Radio - Time NZ & A