BOYS AND MEN
別名IKEMEN☆NAGOYA
出身地 日本
ジャンルJ-POP
活動期間2010年 -
レーベル
Fortune Records
マーベラス
キングレコード
Virgin Music
USM JAPAN
事務所フォーチュンエンターテイメント
共同作業者
谷口誠治
YUMIKO
公式サイトboysandmen.jp
BOYS AND MEN(ボーイズ・アンド・メン、通称:ボイメン[1])は、日本のボーイズ・グループ[2][3]。東海地方出身・在住の男性メンバーで構成された、「エンターテイメント集団」と自称する[2][4]歌手グループ、ご当地男性アイドルグループ[1][5][6]、タレント・俳優の集団である。略表記はBM。2010年に結成。当初は数十人が在籍する組織であった。2024年4月からは5人組である。YanKee5(ヤンキーファイブ)と誠(まこと)という2つの派生ユニットを持つ。
運営会社および所属事務所はフォーチュンエンターテイメント。同社社長の谷口誠治が創設し、プロデューサーを務める。レーベルは所属事務所のインディーズレーベルFortune Recordsを経て、2016年からユニバーサルミュージック(Virgin Music→USM JAPAN)に所属。2022年からは自社レーベル・NDRから作品をリリースしている。
名古屋で活動できる男性タレントの育成を目指すプロジェクトとして、テレビ番組と連動したオーディションを通じて結成。約60人が在籍する舞台演劇を行う集団として始動した。在籍者の離脱が続きながらもメディア出演など活動の場を広げ、名古屋を拠点に歌・ダンス・芝居を基軸に、いわゆるヤンキーや応援団風の変形した学ラン姿をトレードマークとして活動する[7]。メンバーは個人で俳優・タレント活動も行う。アイドル的なボーイズ・グループとして知られることになり、男性ご当地アイドルの先駆け的な存在と評されることもあるが、基本的に自ら「アイドル」とは名乗らないスタンスである。「まちおこしお兄さん」と名乗ることが多い。
BOYS AND MENには、弟分BMKと祭nine.の源流となったBOYS AND MEN研究生、さらにその弟分グループボイメンエリア研究生、また、活動を休止した劇団プロジェクトの劇団ボイメン、東京を拠点としたBOYS AND MENトウキョウといった「BOYS AND MEN」「ボイメン」の名が付くグループ、プロジェクトが存在する。これらは全てそれぞれに独立したグループであり、BOYS AND MENへの加入や昇格を目標とする組織ではない。本項では、これら別グループ(特にBOYS AND MEN研究生)との区別が必要な場合、BOYS AND MENの現メンバー(および元メンバー)を公式に準じて「一期生」と表す。 2024年4月1日以降は以下の5名で構成される。詳細は下記#メンバー等を参照。 BOYS AND MENは、2010年6月から9月の間にメ?テレで放送されたテレビ番組『IKEMEN☆NAGOYA』(イケメン・ナゴヤ)と連動したオーディション「IKEMEN PROJECT」から誕生したグループである[8][9][10]。「BOYS AND MEN」というユニット名は番組が始まった後に名付けられたもので[11][12]、それ以前は「IKEMEN☆NAGOYA」がメンバーのことを表す言葉でもあった[13][注 1]。後にメンバー全員の所属事務所ともなる制作会社・フォーチュンエンターテイメント[注 2]の代表であり、芸能事務所・タニプロモーションの設立者でもある谷口誠治が「男性版・宝塚歌劇団」を構想して創立し、プロデューサーを務めている[9][15]。結成時は約60人のメンバーが在籍した。それ以降の加入者もいるが、早期から多くの脱退者を出しており、在籍者の数は約60人から約40人→約20人→13人→11人→10人と減少している(後述「#来歴」参照)。2017年のインタビューにおいて、メンバーが「一度でも在籍した人を全部合わせると100人くらいいると思う」と答えている[16]。 歌やダンスなどを披露するライブ・イベントを何度か開催した後[10][11]、2010年11月に旗揚げミュージカル公演『ストレートドライブ!』をスタート[17]。2011年8月にスタートした第2弾ミュージカル『ホワイト☆タイツ』が好反応を得るようになり、この『ホワイト☆タイツ』で描かれた「ヤンキー」というキャラクター設定の下での活動を展開した[15]。メンバー全員が変形学ランの衣装を着用してユニット全体で「ヤンキー」を体現するようになったのはこれより約2年後、2013年5月にファースト・アルバムをリリースした時期からである[18]。 2011年から定期的なライブ・イベントを開催[19]。初期は商店街でのストリート・ライブなども行っていた[12][20]。2012年2月14日、フォーチュンエンターテイメントのレーベル・Fortune Recordsからシングル「バリバリ☆ヤンキーロード」をリリースしインディーズ・デビュー[21][22]。このシングルの表題曲を歌うYanKee5[注 3]、その弟分・誠と、二つの派生ユニットが結成され、それぞれユニット単位での活動も行うようになった。定期イベントを開催していた場の一つ「マジックシアター」が2013年11月から「NDP STUDIO」となり[19]、舞台の定期公演がここで上演されたほか、ライブ・イベントを開催する本拠地として2014年9月末の閉鎖時まで稼働した[23][24]。 結成から2?3年の間は、舞台やライブの観客が増えない、CDが売れない、知名度が上がらない、といった状態が続いた[25][26]。数多くのイベントに出演すること、2013年?2014年頃からグループおよびメンバー個人のテレビ番組出演が増加したことなどによって東海地区で徐々に知名度を上げ、「ご当地男性アイドルグループ」としてメディアに取り上げられる機会を増やした[5][27][28]。2014年、新規プロジェクトとして新たに別の劇団を旗揚げしたことに伴い、当時の在籍メンバー11名は「歌やメディア出演を中心に活動する」という方向性が示された[29]。2014年1月以降、演劇の定期公演は行っていない。 2015年5月27日、シングル「ARC of Smile!」をマーベラスからリリースしメジャー・デビュー。それから約1年間は自社インディーズ・レーベルと複数のメジャー・レーベルからCDをリリースし、2016年1月・2月に「BOYMEN NINJA」と「Wanna be!」で2作連続チャート首位を獲得[30][31]。同年にユニバーサルミュージック内のレーベルVirgin Musicと専属契約を結んだ[32]。 メンバー主演・総出演の作品に、テレビドラマ『なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?』、映画『サムライ・ロック』・『復讐したい』などがある。冠バラエティ番組には、2015年2月に日本ガイシホールで1万人規模のワンマン・ライブを開催した『ボイメン☆騎士』、日本国外向けにも放送された『忍者ボイメンくん ?昇龍道で修行でござるよ?』などがある[27]。2015年から、タイを中心にアジアへの進出を狙った活動も展開している[27][33][34]。 「泥臭い」・「暑苦しい」・「汗臭い」といったイメージがグループの特色であると公言している[35][36][37][38]。「アイドルグループ」として取り上げられる機会を増やし、それが知名度の上昇につながることにもなったが、「BOYS AND MENはアイドルではない」とメンバー自身が言及することもあり、「エンターテイメント集団」と称している[2]。2011年6月に始まった定期ライブ・イベントにおいて、歌やダンス以外にインラインスケートやイリュージョンなどのショーを催しており[39]、2013年頃までは「歌・ダンス・芝居だけでなくインラインスケートやイリュージョンなどもこなすエンターテイメント集団」と称していた[40]。2016年、このフレーズに対して「エンターテイメントグループって何?って思う」と疑問を呈したメンバーの吉原雅斗が、新たに「(名古屋の)町おこしお兄さん」というキャッチコピーを提唱[41]。このフレーズは他メンバーの賛同を得て、その後グループおよびプロデューサーの谷口誠治もが積極的に用いるようになった[42]。谷口は「スターだったら手が届かないほうが夢を見られるけど、彼らは近所の兄ちゃんや友達でいいんです」という方針であると説明をしている[43]。結成2年目からリーダーを務めていた水野勝は、2019年にラジオ番組において「アイドルなのかって言われるとアイドルじゃない気もするし」と発言し、自分たちもジャンルはわからないと述懐している[44]。 愛知県警察広報大使や名古屋観光特使など、行政と協力した活動も行っている[27][45]。「名古屋から全国へ」という目標を掲げており[5][1][27]、所属事務所は「あくまでも拠点は名古屋に置き、『名古屋に来なければ会えない』というスタンスを変えない」と述懐する[6]。全国区の知名度を得た後も、谷口はグループを東京進出させる意思がないことを述べている[43]。 結成初期の演劇ユニットとしては何ら評価を得ていない。加入前に公演を見てグループ入りを決めた吉原雅斗や田村侑久でも、演技やパフォーマンスは見ていられないほど下手だった、と感じたという[46][47]。 自ら「アイドル」とは名乗らないスタンスではあるが、BOYS AND MENはしばしば「男性ご当地アイドル」の先駆け的、草分け的な存在と評される[48][49][50]。オリコンは、同じ時期にチャートで躍進したDa-iCEやEBiDANの超特急・DISH//らとともに「ジャニーズ、EXILE TRIBE、K-POPと発信を別にする男性グループの成功例」という見解を示したことがある[51]。リアルサウンドは、バラエティや俳優業でも活動するSOLIDEMO、同じく東海地方を拠点とするMAG!C☆PRINCEとともに「音楽性とタレント性を兼ね備えたボーイズグループ」と評している[52]。 「ヤンキー風学ラン姿」をトレードマークとしている。これは結成時からのスタイルではなく、結成2年目に上演したミュージカル2作目『ホワイト☆タイツ』での役柄、舞台衣装から派生したものである。谷口誠治は「学ランファッションは『ビー・バップ・ハイスクール』の要素を取り入れた」と述べている[15]。『ホワイト☆タイツ』公演時は派生ユニット・YanKee5のみのスタイルであり、その頃はシンプルな学ランであった。ファースト・アルバムのリリース時、YanKee5以外にもメンバー全員(当時は13名)が学ランを着用することになり、学ランは派手な刺繍が施されたものに新調された。
概要
YanKee5:田村侑久・辻本達規
誠:本田剛文・平松賢人・吉原雅斗
特色
評価
衣装
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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