BOSSコーヒー
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サントリーBOSS
種類コーヒー、ココア[注 1]、紅茶飲料[注 2]、和風カフェラテ[注 3]、スープ[注 4]、フルーツオレ[注 5]
製造元サントリーフーズ
販売元サントリーフーズ
サントリー食品インターナショナル
発祥国日本
販売開始1992年8月
公式サイト ⇒SUNTORY BOSS
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BOSS(ボス)は、サントリーフーズ[1]缶コーヒー、およびペットボトル入りクラフトコーヒーを中心としたRTD系飲料のブランド。1987年 - 1992年に製造・販売されていた缶コーヒー「WEST」(ウェスト)の後継ブランドとして、前年の1991年東京都大阪府での試験的な販売を経て、1992年8月より全国で発売。パッケージにパイプをくわえた男性のイラストが特徴である。

缶コーヒーだけでなく、缶ココア、ペットボトル入りの紅茶飲料(「リプトン」ブランドの製品も併売)や果汁入り飲料、缶スープも発売されている。
開発・製造
開発秘話

2007年潮出版社より刊行された『缶コーヒー職人』(高橋賢藏著)には、開発当時の苦労譚が多数記載されている。

飲料事業の責任者であった事業部長から「これは事業の根幹に関わる仕事である。目の前の売上数字にとらわれて、拙速な仕事をするな。特に中身は客が本当にうまいと思うものでなければ駄目だ。必要なら時間をかけてもよい。完成度の高い缶コーヒーを作れ」と指示を受け、一般的には6?8ヶ月間の開発期間を、約20ヶ月間も費やすことになった[2]

チームメンバーの一人から「味噌を入れてみたら?」というアイディアを真面目な顔で言われたことがある。さすがにあんまりなので、結局試すことはなかった[3]

当時、缶コーヒーの容量は250gが主流だったが、190gをメインの商品にすることにした。短い休憩の間に飲むには、実に良いサイズだと考えたためである[4]

作り上げた試作品は1000種類以上になり、徹底的に調査評価にかけられた[5]。当時から甘さ控えめという風潮があり、どうしてもプレゼンする際には「この試作品では甘すぎるのではないか」という意見が出がちだった。しかし、体を動かす仕事のヘビーユーザーに考慮して、現在の味になった[6]

製造

コーヒー豆を輸入して、サントリーコーヒーロースタリー(神奈川県海老名市)で焙煎している。2022年には、コーヒー豆を入れていた袋5000を海老名市西隣の座間市に無償譲渡して自治会経由で市民に配り、剪定したを入れて袋ごとバイオマス燃料化する取り組みを行なった[7]
ブランドロゴにまつわる争い

発売当初より「BOSS」のロゴマークが、ドイツの高級アパレルメーカー「ヒューゴ・ボス」のものとそっくりであるという指摘が多く、その後、1996年に、ノベルティグッズの一つである「ボスジャン」を巡って争いとなり、商標権侵害を理由に同社がサントリーを訴えた[8]。後に、ロゴの脇にコーヒーであることがわかるような記載をすることなどを条件に和解した。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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