「BMB」のその他の用法については「BMB (曖昧さ回避)」をご覧ください。
株式会社BMB
BMB Corporation種類株式会社
市場情報東証JQ 9841
株式会社BMB(英称:BMB Corporation)(旧商号:株式会社ユーズ・BMB エンタテイメント)は、かつて存在した通信カラオケ機器の製造・開発・運用を事業とする会社。2010年5月にエクシングヘ吸収合併され消滅している。
海外向けの関連会社(インターナショナル、中国(上海))は2016年5月現在BMBを名乗りつづけている(外部リンク参照)。 もともとは日光堂という名称で、カラオケ黎明期から演奏機器の開発や音源製作などの業務を行っていたが、2000年からUSENグループに入り(USEN子会社)、2001年(平成13年)3月にユーズ・BMBエンタテイメントへ社名変更、2005年(平成17年)1月1日からBMBに再度変更された。「BMB」は「Best Music Boomer」の略[注釈 1]。 業務用通信カラオケ「neon」「B-kara」や次世代機の「UGA」が有名であった。2010年(平成22年)1月20日に親会社がUSENから同業者のエクシングへ異動し(後述)、同年7月1日にエクシングに吸収合併され解散した[1][2][3]。 この他、セガ・ミュージック・ネットワークスの全株式の取得以来、取得時現在ではまだマイナーであった「ヒトカラ」の商標権を同社から譲受の上保有していた。 2009年(平成21年)9月30日に、親会社のUSENが保有する同社株式を全てブラザー工業に売却することで基本合意したことが明らかになった[4]。同年2009年10月30日に、ブラザー工業の子会社エクシングが1円でBMBの全株式を取得し債務の230億円も引き継ぐ譲渡契約を締結[5][6][7]。私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)に基づく公正取引委員会の審査を経て、翌2010年(平成22年)1月20日にエクシングがBMBの全株式を取得した[8][9]。買収当初は当分の間2社2ブランド体制を継続しUGAもBMBが運営する方針であったが、統合効果の早期実現を優先して、2010年(平成22年)5月10日に親会社のエクシングを存続会社とする合併契約を締結、同年7月1日付でBMBは解散した[2][3]。これで新生エクシングは業務用通信カラオケ業界でJOYSOUNDとUGAを保有することになり、業界はエクシングと第一興商がほぼ100%のシェアを握る複占状態となった。なお株式を売却したUSENとは、合併後も当分の間業務取引関係を継続するが、旧BMBの子会社や各地事業所の統廃合等については、旧BMBやエクシング・ブラザー工業からの発表においては触れられていないものの、事業所の統廃合は行われたようである。
概要
親会社の異動
沿革
1962年12月 - 大阪市生野区にて「日光堂」創業。
1972年4月21日 - 株式会社日光堂に改組。
1975年5月 - 業務用8トラックカラオケテープ・機器の販売を開始。
1981年8月 - 本社を大阪市生野区から西区へ移転。
1984年6月 - 業界初のCDカラオケシステムを日本マランツと共同開発・発売。
1989年9月19日 - 株式を店頭登録。(現在のジャスダック)
1995年3月 - パイオニア・JHC(現BMB)・東映ビデオと共同開発した通信カラオケシステム「BeMAX'S」発売。
1997年
5月 - BeMAX'S連合から離脱、独自開発の通信カラオケシステム「neon」を発売。
7月 - 通信カラオケ「Vivit(ビビットメディア)」・「Prologue21シリーズ(タイカン接続)」を手がける同業者の株式会社タイカン
1998年9月 - 子会社で機器レンタル事業をするビーエムビー・ミニジュークをアドバンテッジ パートナーズが資本参加。