『BELOVED』
GLAY の スタジオ・アルバム
リリース1996年11月18日
録音1996年4月 - 10月[1]
(SEDIC AUDIO STUDIO)
(DOG HOUSE STUDIO)
(STUDIO SOMEWHERE)
ジャンルロック
J-POP
時間60分38秒
レーベルポリドール・レコード
プロデュース佐久間正英
チャート最高順位
週間1位(オリコン)
1997年度年間14位(オリコン)
登場回数91回(オリコン)
ゴールドディスク
ミリオン(日本レコード協会)
GLAY アルバム 年表
BEAT out!
(1996年)BELOVED
(1996年)REVIEW-BEST OF GLAY
(1997年)
ミュージックビデオ
BELOVED - YouTube
春を愛する人 - YouTube
RHAPSODY - YouTube
『BELOVED』収録のシングル
「BELOVED」
リリース: 1996年8月7日
「a Boy?ずっと忘れない?」
リリース: 1996年11月11日
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『BELOVED』(ビーラヴド)は、日本のロックバンド、GLAYのメジャー3作目のオリジナル・アルバムであり、本作の収録曲の1つ。同名シングルも先行リリースされているが、ここではアルバムについて記述する。
初回盤はデジパック仕様であり、それを納める専用のプラケースも付属していた。
2001年2月7日にエクスタシーレコードより、2003年3月5日に東芝EMIより再リリースされ、2017年にはBELOVED Anthology(後述)としてリリースされた。 前作『BEAT out!』から、わずか9か月という短いスパンで同年にリリースされた。本作は、『BEAT out! reprise』ツアーやアイスランド、ロンドンでの撮影などと並行して制作が行われた[1][2]。TAKUROは、レコーディングの忙しさのピークを迎えていた時期であり、初の日本武道館公演[3]の翌日からスタジオに入って、10日間で7曲詞を書いたこともあったと語っている[4]。今回は愛情にあふれた、温かい作品にしたかったというのがありましたから。それは、もう『BELOVED』と言う曲が全ての始まりだったんですけどね[5]。メンバー自身が人間的に素晴らしく成長したというのがありましたから、それが音に出ないはずがないというのがあって。だから自分が思うものと作るサウンドというものの距離が短くなってきましたね。あと、偶然…いわゆる『BEAT out!』で起こした奇跡みたいなものは、自分たちの意志でコントロールできるようになったんじゃないかなと。[5][6]。 ? TAKURO[5][6]『BEAT out!』でGLAYがバンドになって、今回、やっと1枚アルバムが作れたという感じですね。 ? HISASHIアルバムを通して聴くと、ミディアムが全然ミディアムに聴こえないほど、各曲のパワーがあるなと思ったんですよ。一人一人が出す音の意志が強くなった分、全部が重なるとすごくパワフルになる。例えば強い曲が並ぶとお互いがぶつかりあったりして曲を殺してしまったりするんですけど、このアルバムは全然それを感じさせない、いいバランスになってる。あと、自分たちがすごく楽しんでやってるというのが目に見えてわかるような曲が並んでるし、すごく良かったと思いますね。 ? TERU[5][6] 雑誌『ぴあ』は、「今年前半に前作『BEAT out!』がヒットし、続くホール・ツアーさらに初の武道館公演と、バンドの存在が大きく飛躍したとしになったが、その経験や成果が作品の質として確実に反映されている。」と評価[6]。 音楽誌『POP BEAT』は、「聴かせどころ、遊びどころをきっちりと押さえた傑作。待ちわびていたリスナーへの愛情もしっかり伝わってくる。」とそれぞれ評価している[6]。
解説
評価
記録
前作に引き続きオリコンチャート1位を獲得、シングル・アルバム通じて初のミリオンセラーを達成した。GLAYのアルバムは本作から5作連続でミリオンセラーとなっている。
第39回日本レコード大賞アルバム大賞を受賞。
収録曲CD全作詞・作曲: TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)、全編曲: GLAY・佐久間正英。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「GROOVY TOUR」TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)6:12
2.「Lovers change fighters, cool」TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)3:59
3.「BELOVED」TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)4:45
4.「SHUTTER SPEEDSのテーマ」TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)3:26
5.「Fairy Story」TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)4:07
6.「カナリヤ」TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)6:52
7.「HIT THE WORLD CHART!」TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)5:30
8.「a Boy?ずっと忘れない?」TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)4:50
9.「春を愛する人」TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)5:02
10.「カーテンコール」TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)5:35
11.「都忘れ」TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)5:04
12.「RHAPSODY」TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)TAKURO(M-4,M-6, 作曲: JIRO)5:16
合計時間:60:38
楽曲解説
GROOVY TOUR三菱自動車工業「PAJERO Jr.」CMソング。本曲のツアーとは、『BEAT out! '96』、『BEAT out! reprise』の2つのツアーのことを指しており、TAKUROは本曲に関して、「自分の中で凄く大きな存在だった『BEAT out!』というアルバムにけりをつけて、次の『BELOVED』からの世界観がこの曲から広がっていくという。1曲目はそういう曲にしたかったんです。」と語っている[6]。歌詞中に出てくる“D.I.E.”とは、当時サポートメンバーだったキーボーディストD.I.E.のことである。このように、各所で内輪ネタが散見される歌詞になっている。コーラスは、JIROが担当している。
Lovers change fighters, cool速いハード・ナンバーに、恋人同士の諍いや男女関係の業を描いた歌詞が乗せられている。TAKURO曰く、「倦怠期を迎えた恋人たちに贈りたい曲」[6]。