「ブルーレイ」と「BD」は第3世代光ディスクの1つについて説明しているこの項目へ転送されています。一般的な青(などの)色がついた光については「可視光線」を、その他の用法については「BD (曖昧さ回避)」をご覧ください。
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}メディア (媒体) > 記録媒体 > 光ディスク > Blu-ray Disc
Blu-ray Disc[1][発表 1][発表 2][発表 3][発表 4]
BD
Blu-rayの裏面
メディアの種類
光ディスク
カバー層:0.1mm
記録膜
BD-RE/-R(HTL):相変化膜
BD-R(LTH):有機膜
BD-ROM:アルミ反射膜
記録方式
BD-RE/-R:グルーブ記録
BD-ROM:ピット記録
記録容量
120mmディスク
23.3GB(1層:BD-RE V1.0)
25GB(1層)
50GB(2層)
100GB(3層:BDXL)
128GB(4層:BDXL)
80mmディスク
7.5GB(1層)
15GB(2層)
フォーマット
物理フォーマット
レーザー波長:405nm(青紫)
対物レンズ開口数(NA):0.85
トラックピッチ:320nm
線速度:4.917m/s(25GB/Layer、1倍速、CLV)
チャネル周波数:66MHz(1倍速)
変調方式:1-7PP
誤り訂正:64kB LDC+BIS
アドレス方式(BD-RE/-R):グルーブアドレス(MSK+STW)
ファイルシステム:UDF
(BD-RE Ver.1.0はBDFS)
アプリケーション・フォーマット
BD-RE/BD-R:BDAV
BD-ROM:BDMV
コーデック
映像
MPEG-2
MPEG-4 AVC/H.264
MPEG-4 Multiview Video Coding
Blu-ray Disc(ブルーレイディスク)は、青紫色半導体レーザーを使用する光ディスクである。第3世代光ディスクの一種。DVDの後継であり、Ultra HD Blu-ray(4K Ultra HD Blu-ray)の前身である。
規格はBlu-ray Disc Association[注 1]が策定している。
一般的な略称は「BD(ビーディー)」である。あるいは単に「ブルーレイ(Blu-ray)」と呼ばれることも多い。
名称が「Blue-ray」ではなく「Blu-ray」になっているのは、「Blue-ray Disc」とすると英語圏の国々では「青色光(で読み取る)ディスク」を意味する一般名詞と解釈され、商標登録が認められない可能性があるためである[2][注 2]。 波長405nmの青紫色半導体レーザーと、0.1mmのカバー層の光ディスクを使うことでレンズのNA値を0.65から0.85に上げ、DVDの5倍以上の記録容量(1層式ディスクで25GB、2層式ディスクの場合は50GB、ほか)を実現した。青紫色は可視光線の中で最も波長が短いことから、ソニーはBDを「家庭用光ディスクの最終形」とホームページ上でうたっている[発表 6]。 1層のディスク(25GB)でも日本の地上デジタル放送(ISDB-T、1440×1080i、約16.8Mbps)なら3時間強、日本のBS2Kデジタル放送(ISDB-S、1920×1080i、約24Mbps)で2時間強のハイビジョン映像を収録可能。現在、23.3GB/25GB/50GB/100GB[注 3]/128GB[注 3]のディスクが規格・製品化されているほか、研究レベルではTDKが2009年に10層320GB、2010年には16層512GBの試作に成功するなど、記録容量の拡張が進められている。 BDでは記録層の数に応じて1層(単層)をSL(Single Layer)、2層(複層)[注 4]をDL(Dual Layer[発表 7])、BDXL[注 5](多層)[注 4]規格の3層をTL(Triple Layer)、同じくBDXL[注 5](多層)[注 4]規格の4層をQL(Quad Layer)と表記することがある。例えばBD-RであればそれぞれBD-R SL、BD-R DL、BD-R TL(BDXL-R TLとも)、BD-R QL(BDXL-R QLとも)となる。 ディスクの大きさ(直径12cm、厚さ1.2mm)はCDならびにDVDと共通だが、BD規格はCD規格やDVD規格と独立しているため、BD対応機器におけるCD/DVDの記録・再生機能は必須ではない。しかし商品企画の段階において現行のCDやDVDも使用できる製品として商品化が進められたため、ほとんどのBD対応機器やBDドライブでは光ピックアップが3波長化され、CDやDVDも利用可能となっている。現在の民生用のBDプレーヤー / レコーダー製品では、CD・DVD・BDの記録フォーマットであるCD-DA・DVD-Video・BDMVの再生が基本機能としてサポートされており、ユニバーサルプレーヤーとなっている[注 6]。 なお、DVDなどと同様、すべてのメディアに「データ用(for DATA)」と「ビデオ録画用(for VIDEO)」の2種類があるが、違いはないため、データ用ディスクで映像を録画することも可能である[注 7][発表 8]。ビデオ録画用ディスクは日本の地上デジタルテレビ放送移行前は私的録音録画補償金制度によりデジタルコピーに対する補償金が上乗せされていたが、デジタルテレビ完全移行後はコピー・ワンスやダビング10の「デジタルコピーガードがある」という理由より補償金を上乗せせずに販売されている[注 8]。 ファイルフォーマットはBD-RE Ver.1.0のみBDFSを採用し、それ以降はすべてのメディアでUDF 2.50以降が採用された[注 9]。 これによりBD-Rでも擬似的に(BD-REやDVD-RAMのように)リライタブルメディアとして手軽に扱え、PCとの親和性が高まることや、書き込み時のファイナライズ処理を必要としないことといったメリットがある。
概要
仕様
ファイルフォーマット