BASTARD!!_-暗黒の破壊神-
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「バスタード」はこの項目へ転送されています。映画については「バスタード (映画)」をご覧ください。

BASTARD!! -暗黒の破壊神-
ジャンルダーク・ファンタジー
漫画
作者萩原一至
出版社集英社
掲載誌週刊少年ジャンプ
少年ジャンプSpecial
ウルトラジャンプ
レーベルジャンプ・コミックス
発表期間1988年 -
巻数既刊27巻(2012年3月現在)
その他完全版:既刊9巻(2009年12月現在)
文庫版:既刊9巻(2014年9月現在)
OVA
原作萩原一至
監督秋山勝仁
脚本山口宏
キャラクターデザイン北爪宏幸
音楽田中公平
アニメーション制作AIC
製作集英社
発表期間1992年 - 1993年
話数全6話
アニメ
原作萩原一至
監督尾崎隆晴
シリーズ構成黒田洋介
キャラクターデザイン小野早香
音楽高梨康治
アニメーション制作ライデンフィルム
製作BASTARD!! 製作委員会
配信サイトNetflix
配信期間第1期:2022年6月30日 - 9月15日
第2期:2023年7月31日
話数第1期:全24話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』(バスタード あんこくのはかいしん)は、萩原一至による日本漫画
概要

主人公であるダーク・シュナイダーが世界の命運を担い、戦士や魔物、強大な力を持つ「邪神」、天使悪魔らと戦うバトルストーリー。ダーク・ファンタジー寄りのファンタジー漫画である。2020年9月時点で累計発行部数は3000万部を突破している[1]

物語当初は、魔法使いであるダーク・シュナイダーと大神官の娘ティア・ノート・ヨーコを中心とした、中世風な剣と魔法の世界でのヒロイック・ファンタジーとしての要素が色濃かった。しかしストーリーの展開とともにSF的な要素(サイエンス・ファンタジーの描写)も顕著となり、当初からのバトル路線は継続されているものの、天使や悪魔の出現から黙示録を絡ませた壮大な物語として繰り広げられている。

登場する呪文・人物・国、サブタイトルなどの名称の多くが洋楽ハードロックヘヴィメタルバンド名・メンバーの人物、アルバムジャケットやタイトルをモチーフとしている。またオマージュの根幹であるファンタジーRPG(テーブルトーク/コンピューターゲーム)の他にも、漫画やアニメ、特撮、コンピューターゲームなどの作品のパロディが随所に見られる。コメディ描写も多く、性描写についても過激なシーンが多い。
来歴

1987年、ウィザードリィドラゴンクエストなどファンタジーRPG世界観自体は既に広まっていたものの、その系統の漫画作品としては当時まだ珍しかった時に、本作の序話である読切版『WIZARD!!?爆炎の征服者?』が、『週刊少年ジャンプ』に掲載され(単行本には第1話として収録)、翌1988年同誌で連載開始される。

『週刊少年ジャンプ』での連載が1989年に中断して以降、『週刊少年ジャンプ増刊』、再び『週刊少年ジャンプ』、『ウルトラジャンプ』(いずれも集英社)と掲載誌を移っており、休載を挟みつつ長期にわたって連載されていた。

1987年 週刊少年ジャンプ本誌にて『WIZARD!!?爆炎の征服者?』が読みきりとして掲載

1988年 週刊少年ジャンプ本誌にて「闇の反逆軍団編」連載及びコミックス刊行開始。

1989年 週刊少年ジャンプ本誌での連載が「地獄の鎮魂歌編」途中で中断。

1990年 週刊少年ジャンプ増刊(季刊)にて「地獄の鎮魂歌編」から再開。

1996年 週刊少年ジャンプ増刊(季刊)での連載が「罪と罰編」途中で中断[注 1]

1997年 週刊少年ジャンプ本誌にて「背徳の掟編」連載開始[注 2][注 3]

2000年 週刊少年ジャンプ本誌での連載が「背徳の掟編」途中で中断。旧来の単行本と併行して完全版刊行開始。同人誌として「未使用・改訂版」を発表。

2001年 ウルトラジャンプで不定期連載ながらも「背徳の掟編」再開。

2002年 成人向け同人誌として「カイ・ハーン大解毒」を発表。

2005年 成人向け同人誌として「シーラ姫おしゃぶり治療」を発表。

2008年 ウルトラジャンプにて「背徳の掟編」終了。

2009年 ウルトラジャンプにて「罪と罰編」が「魔力の刻印篇」として再開。

2010年 ウルトラジャンプ6月号を最後に「魔力の刻印篇」が中断。

2017年 成人向け同人誌として「桑?トリプルおしゃぶり治療(仮)」を発表。

※(萩原一至の記事も参照)
あらすじ
プロローグ
かつて、人の力「科学」によって生み出された「破壊神アンスラサクス」と「邪神群」の手により文明は崩壊した。この災害「大破壊」を生き残ったわずかな者達は新たな文明の力、「魔法」を手にし、血と肉と鋼とそして魔力の時代を迎えた。
それから四百年。絶大な力を持ち、配下に四天王や闇の軍団を率い大陸に征服戦争を仕掛けた爆炎の魔術師「ダーク・シュナイダー (以下D・Sと表記)
[2]」は、多くのゴーレムを操り長きに渡り大国や五英雄達と争った末、伝説の「竜戦士」となった竜王子ラーズ・ウルと相打ちになり滅ぼされる(魔操兵戦争)。
だがこの際、D・Sは密かに転生の秘術を用い赤子の身の内に転生する。しかし五英雄の一人ジオ・ノート・ソートによって覚醒する前に封印され、ジオの娘ヨーコと共にルーシェ・レンレンとして争いとは無縁の暮らしをすることになる。
闇の反逆軍団編
魔操兵戦争から15年後、D・Sのかつての配下だった四天王が大陸の四つの王国に侵攻を開始した。
侵攻は列国最強のジューダス王国を降して、ティア・ノート・ヨーコたちが住むメタ=リカーナ王国にも迫った。その対抗のため、ヨーコは父親・ジオから授けられた魔法を用い、ルーシェの中に眠るD・Sを復活させる。復活したD・Sは己の欲望である世界征服を宣言するものの、ヨーコの説教もありしぶしぶ侵攻勢力と戦った。結果、メタ=リカーナを守護して行動するD・Sは四天王と対立することとなるが、その戦いを経て彼らのうちの二人、ニンジャマスター・ガラ、雷帝アーシェス・ネイが再び仲間となる。
シーラ・トェル・メタ=リカーナ王女が持つアンスラサクスの封印を狙い、残った四天王のうちの一人、闇の僧侶アビゲイルが単身メタ=リカーナへと乗り込んでくる。D・Sはアビゲイルと戦い、激しい攻防を繰り広げた。下半身を失うほどの激戦の末、アビゲイルを退けたかに見えたD・Sだったが、ヨーコを人質に捕らえられ危機に陥る。アビゲイルは封印を要求するも、ヨーコの最後の抵抗に阻まれ倒れ、その断末魔の爆発によりメタ=リカーナは崩壊。D・Sたちも行方不明となってしまう。
地獄の鎮魂歌編
メタ=リカーナ崩壊から2年。四王国を降した四天王カル=スは、破壊神最後の封印を解こうと配下の魔戦将軍達に封印を守るシーラ姫を探させ続ける。その中でカル=スの軍団に反抗する勢力が現れた。亡国ア=イアン=メイデの侍達と、行方不明となっていたヨーコである。侍達の隠し砦「武家屋敷」で17歳に成長したヨーコとルーシェ。しかしこの2年間、D・Sが復活する兆しは現れなかった。
そんな中、侍達の本拠地を突き止めた魔戦将軍マカパインとバ・ソリーは侍達を奇襲し、抵抗むなしく侍達は壊滅状態に追い込まれる。その時ついにD・Sが復活し魔戦将軍を一蹴した。
D・Sの復活に伴いシーラの保護のため、ヨーコ達はエルフの廃都キング・クリムゾン・グローリー(以下KCGと表記)[3]に旅立つが、すでに魔戦将軍達もKCGに向かっていた。そして侍と魔戦将軍との戦いの最中カル=スが現れ、ついに破壊神が復活してしまう。D・Sは合流した仲間達と共に、破壊神に操られたカル=スを救うため破壊神の分身を倒してカルを解放するが、すでに完全復活した破壊神が迫りつつあった。
罪と罰編
復活したアンスラサクスに対抗するため、伝説の「エウロペアの十賢者(以下、十賢者と表記)」が現れ竜戦士とD・Sを融合させようとする。しかしD・Sはそれを拒否。アンスラサクスによって融合前の竜戦士を破壊されてしまうものの、闇の力の活性化により増大したD・Sの力でアンスラサクスは倒される事となった。トドメを刺そうとしたその瞬間、D・Sは殺され何処かへ封印されてしまう。
破壊神や邪神群とは高次元の天使達が受肉するための触媒に過ぎず、真に人類を滅ぼそうとしていたのは人類を導くはずの神と天使達だった。その真実にヨーコは愕然とする。絶望した彼女に襲い掛かる天使達の前にルーシェが現れそれを救う。彼の正体は堕天した最高位の天使ルシフェルであり、人類の味方としてヨーコにD・Sの復活の方法を伝える。星幽体のまま実体化したルーシェは力を使い果たし消滅するが、人類最後の希望であるD・Sの復活を阻止しようとする天使達に対抗するべく、魔戦将軍や復活した竜王子ラーズが現れ、D・Sを復活させるためのエネルギーを発生させる霊子動力炉を守る闘いに挑む。


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