この項目では、かつて株式会社バベルが主催していた賞について説明しています。2014年に始まった翻訳本についての賞については「日本翻訳大賞」をご覧ください。
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出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2016年9月)
BABEL国際翻訳大賞(バベルこくさいほんやくたいしょう)は、かつて株式会社バベル(バベルプレス)刊行の翻訳雑誌『翻訳の世界』が主催していた、翻訳本を対象とした文学賞。バベル翻訳奨励賞、日本翻訳大賞、バベル翻訳大賞とも。 1976年(昭和51年)の『翻訳の世界』発刊とともに、日本と海外を結ぶ翻訳の普及と新人発掘を目指して「バベル翻訳奨励賞」が創設された。1991年(平成3年)、同誌が実施していた「ベスト翻訳書アンケート」の集計結果により「バベル翻訳大賞」が創設され、ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』(河島英昭訳)が受賞した。1994年(平成4年)には賞全体を「バベル翻訳大賞」として再編・改称した。 2000年(平成12年)の『翻訳の世界』終刊でいったん休止、後進の『eとらんす』で2003年(平成15年)に再開したが、2005年(平成17年)の『eとらんす』の終刊により、賞も終了した。 第1回(1991年『翻訳の世界』2月号)
概要
バベル翻訳奨励賞:新人翻訳者登竜門としての賞。優秀賞受賞者が中心となって翻訳出版する権利が授与された。
日本翻訳大賞:前年度の翻訳書の中で最優秀とされる作品を刊行した翻訳書・翻訳者に授与された。
BABEL新人賞:前年度の翻訳書の中で優秀とされる新人翻訳者に授与された。
主な受賞者・受賞作
日本翻訳大賞
大賞:河島英昭、ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』東京創元社
エンタテインメント部門:浜口稔、オラフ・ステープルドン『スターメイカー』国書刊行会
児童文学、絵本部門:中川千尋
ノンフィクション部門:刈間文俊、陳凱歌『私の紅衛兵時代-ある映画監督の青春』講談社現代新書
思想・芸術部門:安西祐一郎、マーヴィン・ミンスキー『心の社会』産業図書
特別賞:宇野利泰[1]
第2回(1992年)
大賞:柳瀬尚紀、ジェイムズ・ジョイス『フィネガンズ・ウェイク (1)(2)』河出書房新社
思想部門:巽孝之・小谷真理、ダナ・ハラウェイ他『サイボーグ・フェミニズム』トレヴィル
第3回(1993年『翻訳の世界』2月号)
大賞:堀茂樹、アゴタ・クリストフ『第三の嘘』早川書房
エンタテインメント部門:酒井昭伸、デイヴィッド・ブリン『ガイア―母なる地球』早川書房
児童文学、絵本部門:青木由紀子、マーガレット・マーヒー『贈りものは宇宙のカタログ』岩波書店
ノンフィクション部門:堀内静子、ダニエル・キイス『24人のビリー・ミリガン―ある多重人格者の記録』早川書房
思想・芸術部門:高山宏、ユルギス・バルトルシャイティス『アナモルフォーズ バルトルシャイティス著作集(2)』国書刊行会
学術部門:浜名優美、フェルナン・ブローデル『地中海 (1)(2)』藤原書店
第4回(1994年『翻訳の世界』3月号)
大賞:越川芳明,佐伯泰樹,植野達郎
第5回(1995年『翻訳の世界』3月号)
大賞:柴田元幸、ポール・オースター『ムーン・パレス』新潮文庫
エンタテインメント部門:上田公子、ネルソン・デミル『将軍の娘』文藝春秋
児童文学、絵本部門:坂崎麻子、ロバート・ウェストール『海辺の王国』徳間書店
ノンフィクション部門:柴田京子、オットー・フリードリック『ハリウッド帝国の興亡―夢工場の1940年代』文藝春秋
学術・芸術部門:宇野邦一・田中敏彦・小沢秋広、ジル・ドゥルーズ,フェリックス・ガタリ『千のプラトー―資本主義と分裂症』河出書房新社
第6回(1996年『翻訳の世界』3月号、8月号)
大賞:今村仁司・三島憲一他、ヴァルター・ベンヤミン『パサージュ論 (2)(5)』岩波書店
文学部門:志村正雄、ジョン・バース『船乗りサムボディ最後の船旅』講談社
エンタテインメント部門:酒井昭伸、ダン・シモンズ『ハイペリオン』『ハイペリオンの没落』早川書房
絵本、児童文学部門:小野耕世、 ジャック・プリラツキー『ドラゴンたちは今夜もうたう』偕成社
アート部門:谷川渥、ユルギス・バルトルシャイティス『鏡 バルトルシャイティス著作集(4)』国書刊行会
ノンフィクション部門:高橋武智、クロード・ランズマン『ショアー』作品社
第7回(1997年『翻訳の世界』3月号)
大賞(=エンタテインメント部門ベスト作品):宮脇孝雄、ジョン・ダニング『死の蔵書』ハヤカワ・ミステリ文庫(ベスト翻訳書ではなく、部門ベスト1が受賞したのは初)