『B'z The "Mixture"』
B'z の ベスト・アルバム
リリース2000年2月23日
ジャンルハードロック
ロック
J-POP
時間66分14秒
レーベルBERG レーベル
プロデュース松本孝弘
チャート最高順位
週間1位(オリコン)
2000年度年間8位(オリコン)
ゴールドディスク
第15回ゴールドディスク大賞ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー
ミリオン(日本レコード協会)
B'z アルバム 年表
Brotherhood
(1999年)B'z The "Mixture"
(2000年)ELEVEN
(2000年)
『B'z The "Mixture"』収録のシングル
「MOVE」
リリース: 1996年3月6日
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『B'z The "Mixture"』(ビーズ・ザ・ミクスチャー)は、日本の音楽ユニット・B'zが2000年2月23日にリリースした公認の裏ベストアルバムである。全曲リマスタリング収録。 通称「パール盤」。「パール盤」の意味は、以前にリリースしたベストアルバム『B'z The Best "Pleasure"』『B'z The Best "Treasure"』が、ジャケットの色からそれぞれ『金盤』『銀盤』と呼ばれており、そこにライオンが当時行っていた洗濯用洗剤「ブルーダイヤ」の金・銀・パール プレゼントキャンペーンに引っ掛けて「パール盤」となった。「何故、銅盤では無いのか?」とインタビューで尋ねられた際に、メンバーは「銅だと3番目みたいで、嫌だった」と答えた。 公認ベストアルバムシリーズの3作目に当たり、当時入手困難だったシングルの2nd beatや未発表曲、セルフカバーやリミックスなどを行った楽曲で構成された、文字通りの「混合アルバム」である。 B'z自身はこのアルバムを「裏ベスト」や「B面集」といった呼び方はせずに「マストアルバム」と捉えている。また、他のベストアルバムと異なり、雑誌・ラジオ・テレビ出演と積極的にプロモーションを行っており、テレビ出演の際には本作を「ニューアルバム」と紹介していた。 2nd beatが多くを占める構成だが、14thシングル「Don't Leave Me」の2nd beat「Mannequin Village」や21stシングル「FIREBALL」の2nd beat「哀しきdreamer」などこのアルバムに収録されなかった曲も存在する。 なお、このアルバムにはボーナストラックがあり、2000年の2月から3月に期間限定でオープンしていた「BZ-MIXTURE.COM」というサイトでのみ配布された「B'z Media Player」をパソコンにインストールし、CDをパソコンに入れると、後に発売された11thアルバム『ELEVEN』に収録されている「Raging River」のデモバージョンが聴けた。その「BZ-MIXTURE.COM」は現在存在しないので、「Raging River」のデモバージョンは入手不可能となっている。 初回生産特典として松本・稲葉の顔写真とロゴがついた「B'z CUBE」(ルービックキューブ)が付属していた。また、このアルバム発売後に発行された会報誌「be with!」Vol.46では、会員にキーホルダー型の「B'z CUBE Jr.」(もちろん遊べる)がプレゼントされた。『B'z The Best "Pleasure"』『B'z The Best "Treasure"』同様スリーブケース仕様であるが、1つはパッケージの裏に松本・稲葉の顔写真が載っており、モンタージュ風に二人の顔が混合されている物と、もう1つはアルバム名と曲名が書いてある細長い物と2種類ある。 松本は本作について「自分でB'zの曲をカバーするような不思議な感じ。」とコメントした。 このアルバムは、非公式ベストアルバム『Flash Back-B'z Early Special Titles-』に関係する複雑な権利問題の和解のために製作されたとも言われており、アルバムの原盤権はBeingが保有し、発売元は「BMGファンハウス」(現・アリオラジャパン)のBeing専用レーベルBERG レーベルからの発売となっている。裏ベストといわれながらも、過去の1st?3rdアルバムの楽曲の再録が多いのはこの為でもある。しかしこのアルバムは公式ページのディスコグラフィーにも入れられており、選曲には全て本人が関わっている公式アルバムである。ただし、このアルバムの一部収録曲が着うた・着うたフルとビーイングが運営している配信サイトmusingのみで配信されている以外は、BERGレーベルより発売された他のアーティストの音源は、現在どのサイトに於いても音楽配信がされていないのが現状である。
目次
1 概要
2 「Mixture style」と「Mixture mix」について
3 発売元に関して
4 収録曲
5 参加ミュージシャン
6 外部リンク
概要
「Mixture style」と「Mixture mix」について
「Mixture style」は新たにレコーディングされたものである。ドラムやベースの音が打ち込みから生音に変更されており、またほとんどの曲はギターの音が重くなっている。「だからその手を離して」のように大幅にアレンジされた曲もあり、初期の楽曲に施されている。
「Mixture mix」は既存の楽曲をリミックスしたもので、ほとんどの曲は左右の音の振り分けが変わっている。
発売元に関して
収録曲
だからその手を離して -Mixture style- (4:10)1stシングルの再録。本作のためにハードロック調にアレンジし、プロモーションでのテレビ出演で最も多く歌われた。27thシングル「今夜月の見える丘に」の2nd beatにも収録されている。PVは「The true meaning of "Brotherhood"?」のビデオに収録されていたライブ映像と、1999年の「Brotherhood」ツアーの横浜国際総合競技場の映像を使ったフルヴァージョンとなっている。
YOU&I -Mixture mix- (4:08)16thシングル「ねがい」2nd beat。原曲よりもデジタル音が目立たなくなり、ギターリフがより強調されている。PVは「love me, I love you」のPVのアウトテイクで構成されている。
OH! GIRL -Mixture style- (4:00)2ndアルバム『OFF THE LOCK』の8曲目の再録。ギターの音が重くなり、曲の終わり方がフェードアウトではなく、ライブで演奏されるアウトロとほぼ同じ構成になった。近年のライブで演奏されている形に近い。PVは1995年に行われたツアー「B'z LIVE-GYM Pleasure '95 "BUZZ!!"」のライブ映像で構成されている。
NEVER LET YOU GO -Mixture style- (5:45)2ndアルバム『OFF THE LOCK』の3曲目の再録。ギターの音が太くなっている。PVは「FRIENDS II」のアートワーク撮影時の映像で構成されている。
JOY -Mixture mix- (3:41)12thシングル「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」2nd beat。ドラム音がやや強調されており、ラストのコーラスの音量が抑えられている。PVは「Calling」のジャケット撮影時の映像で構成されている。
今では…今なら…今も… -Mixture style- (5:22)3rdアルバム『BREAK THROUGH』の9曲目の再録。他の再録曲に比べ原曲からの変化が最も少ないが、全体的にギターの音が太くなり、ギターソロも変更されている。原曲では松本が担当したコーラスは、稲葉のものとなっている。アウトロは本作唯一のフェードアウトのままとなっている。PVは夜景と「LOOSE」の頃に撮影された映像で構成されている。
孤独のRunaway -Mixture style- (5:00)3rdミニアルバム『MARS』の1曲目の再録。キーボードの音が控えめになり、ハードロック色が強調された。「OH! GIRL」同様、現在のライブではこのバージョンでの披露となっている。PVは1992年に行われたツアー「B'z LIVE-GYM Pleasure '92 "TIME"」の映像で構成されている。
MOVE (3:44)19thシングル「ミエナイチカラ ?INVISIBLE ONE?/MOVE」2nd beat。原曲収録されており、アルバム初収録。このアルバムの中で唯一のシングルA面曲となる(バージョン違いで収録された「だからその手を離して」を除く)。PVは「Real Thing Shakes」のレコーディング時の映像。
東京 -Mixture mix- (4:09)17thシングル「love me, I love you」2nd beat。原曲よりも全体的に楽器の音の重みが抑えられている。PVは橋のふもとに座るB'zの2人の映像で構成されている。
hole in my heart -Mixture mix- (3:20)15thシングル「MOTEL」2nd beat。原曲よりギター音が強調されたミックスが施されている。PVは会報撮影時の映像で構成されている。
KARA・KARA -Mixture mix- (3:47)13thシングル「裸足の女神」2nd beat。