Au_(携帯電話)
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名称の由来

auブランドを開発した株式会社ジザイズ (ZYXYZ) によると、携帯電話を介し、様々な人やモノとの出会いが生まれ、その出会いを通じて全ての価値が集い合う世界の実現を「『会う』に始まり、『合う』に行き着く」という意味合いから「au」の2文字でシンプルに表現したと説明[3]。一方でauによると、Access, Always, AmenityなどのAと、Unique, Universal, UserなどのUで構成されていると説明している[4][注 2]。また、「access to u (you)」という意味も込められている[5][6][7]

ブランドスローガンは「おもしろい方の未来へ。」(2019年5月15日 - )[8]
沿革

前身は日本移動通信(IDO、イドー)とDDIセルラー系地域会社。この両グループで自動車電話、携帯電話事業を展開してきた。IDOが関東・甲信/東海地方を担当し、それ以外の地方(北海道・東北・北陸・近畿・中国・四国・九州・沖縄)をDDIセルラーグループが担当していた。両社は主な出資企業が異なるが、ローミングなどの関係から、一般には単一グループとして認知されていた。(後述事業展開の部も参照)

日本の移動体通信分野において強大なシェアを誇るNTTドコモグループに対抗するため、2000年(平成12年)7月1日に両グループのブランドを「au」(エーユー)に一本化した後、同年10月にDDI(存続会社)、KDD、IDOの3社が合併して「KDDI」が発足した。

株式会社エーユー
au Corporation
種類株式会社
本社所在地 日本
大阪府大阪市北区中崎西二丁目4番12号
梅田センタービル
設立1987年6月1日
事業内容移動体通信ITサービス事業
代表者代表取締役社長 起橋俊男
資本金36億8400万円
従業員数2277名(2001年3月末時点)
決算期3月
主要株主KDDI 100%
特記事項:株式会社エーユーは、2001年10月1日付でKDDIに吸収合併され、解散[9]
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この時点で残ったDDIセルラー系地域会社については、関西セルラー電話を存続会社として、沖縄以外は同年11月「株式会社エーユー (au)」(本社・大阪府大阪市)として統合、一本化(合併)された。沖縄県を管轄する沖縄セルラー電話は、地元出資企業への配慮および単独でジャスダックに上場している事から、現在も別会社のまま存在する。

「株式会社エーユー」は、翌2001年(平成13年)10月1日、KDDI本体に吸収合併され[注 3]、現在は主に同社の移動体通信事業のブランド名となっている。そのためブランドネームも「au by KDDI」(2000年10月1日から[注 4]2012年1月15日まで)となっており、これに伴いコーポレートイメージカラーも(auレッド)から(auオレンジ)に変更され、現在に至っている。

アナログ式からデジタル式への移行当初は、他社と同様にPDC方式でサービスを行っていたが、DDIセルラーグループの関西・九州・沖縄セルラーが1998年7月14日から開始したCDMA方式のcdmaOneにIDOや北海道・東北セルラーが1999年(平成11年)4月14日参加し、全国ネット化。

引き換えにPDC方式の縮小を進め、2003年(平成15年)3月31日にPDC方式のサービスを終了し[注 5][注 6]、現在はcdmaOne上位互換の第三世代携帯電話 (3G) 「CDMA2000 1x(のちにCDMA 1Xに改名)」への切り替えを進めている。

EZwebインターネットにアクセスできるほか、CDMA 1X WIN(のちのau 3G)のほとんどの音声端末(ただしW11HおよびW11KW21HW21K簡単ケータイ W32KWalkman Phone, Xmini(W65S)E30HT簡単ケータイS PT001は除く)とA1400シリーズならびにA1000シリーズ、A101Kを除くCDMA 1X(のちのau 3G)のほとんどの音声端末がgpsOne技術を利用したGPSに対応する。それを生かして、GPS対応機ではカーナビと同等の機能を持つ「EZ助手席ナビ」や、ハンディナビとして使える「EZナビウォーク」(サービス開始当初は「EZ@NAVI」)を提供している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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