PHSのウィルコム(現・ソフトバンク 各Y!mobile)を除く月別の純増数でも4位であった同年7月には、MNP始まって以来初の転出超過に陥った。それ以後はPHSのウィルコムおよびモバイルWiMAXのUQコミュニケーションズを除き、月別の純増数においてもごく一部の月を除き、依然としてほぼ最下位の状態が続いていた。更に2010年7月には同キャリア向けスマートフォン(ISシリーズ)の導入の遅れやソフトバンク向けのiPhoneシリーズ、NTTドコモ向けのXperiaシリーズなどに代表される一連の各種スマートフォンの絶大的な人気などが影響し、過去最多となるマイナス4万2700のMNP転出超過数を記録したものの、2011年10月には販売のメインストリーム(主力)をスマートフォンに切り替えた事、ならびに同キャリアとしては初の試みとなるiPhone(4S以降より)の投入などが功を奏し、プラス196,900件と2010年3月以来となる大幅純増に再び転じ、更にMNPでもプラス68,700件の転入超過数を記録し2009年8月以来となるMNPの首位に返り咲いており、2年以上に渡りMNPポートイン(転入)の首位の座を維持している[2]。
なおTCAは、2005年10月から2008年4月まではツーカーの契約者数もKDDI(沖縄セルラー電話を含む)の数値として合算して発表していたため、2007年5月から8月の4か月間はauブランドとしての純増数は首位であったが、9月にはブランド別でも2位に転落した。しかし、10月度は首位へと返り咲いたものの、11月度 - 2008年1月度に大きく転落しソフトバンクモバイル(当時)との差が大きく広がる一方で、一時はドコモとの接戦状態になったが2008年2月度 - 3月度では再び純増数がある程度持ち直してきていた。ただし、後述のとおりプリペイド端末(CDMAぷりペイド)を無料で大量に契約させていたことに関して、一部報道機関が指摘し、総務省が対応を検討していた。口座振替のお知らせ・ご利用料金のご案内など紙の請求書は有料化された。 auブランドを開発した株式会社ジザイズ (ZYXYZ) によると、携帯電話を介し、様々な人やモノとの出会いが生まれ、その出会いを通じて全ての価値が集い合う世界の実現を「『会う』に始まり、『合う』に行き着く」という意味合いから「au」の2文字でシンプルに表現したと説明[3]。一方でauによると、Access, Always, AmenityなどのAと、Unique, Universal, UserなどのUで構成されていると説明している[4][注 2]。また、「access to u (you)」という意味も込められている[5][6][7]。 ブランドスローガンは「おもしろい方の未来へ。」(2019年5月15日 - )[8]。 前身は日本移動通信(IDO、イドー)とDDIセルラー系地域会社。この両グループで自動車電話、携帯電話事業を展開してきた。IDOが関東・甲信/東海地方を担当し、それ以外の地方(北海道・東北・北陸・近畿・中国・四国・九州・沖縄)をDDIセルラーグループが担当していた。両社は主な出資企業が異なるが、ローミングなどの関係から、一般には単一グループとして認知されていた。(後述事業展開の部も参照) 日本の移動体通信分野において強大なシェアを誇るNTTドコモグループに対抗するため、2000年(平成12年)7月1日に両グループのブランドを「au」(エーユー)に一本化した後、同年10月にDDI(存続会社)、KDD、IDOの3社が合併して「KDDI」が発足した。 株式会社エーユー
名称の由来
沿革
au Corporation
種類株式会社
本社所在地 日本
大阪府大阪市北区中崎西二丁目4番12号
梅田センタービル
設立1987年6月1日
事業内容移動体通信・ITサービス事業
代表者代表取締役社長 起橋俊男
資本金36億8400万円
従業員数2277名(2001年3月末時点)
決算期3月
主要株主KDDI 100%
特記事項:株式会社エーユーは、2001年10月1日付でKDDIに吸収合併され、解散[9]。