Apple_Watch
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iPhone 11シリーズに搭載されたA13をベースとしており、S5プロセッサと比べて最大20%高速化した[22]

また、超広帯域無線(UWB)と呼ばれる無線技術を利用するためのチップ、U1チップが内蔵されている。

新たに血中酸素濃度センサーと常時計測可能な新しい高度計を搭載、また常時表示ディスプレイの明るさが2.5倍明るくなった。

本体のデザインと大きさはSeries 4及びSeries 5とほぼ変わっていない。

ケース本体はアルミニウム、ステンレススチール、チタニウムで、新たにアルミニウムのブルーと(PRODUCT)REDが追加され、セラミックは廃止となった。

そして新作バンドとして、ソロループ、ブレイデッドソロループ、レザーリンクが追加された。ソロループとブレイデッドソロループについては、Series 4以降のみ互換性がある。
Apple Watch SE (第1世代)

廉価版モデルとして、日本ではSeries 6と同じく2020年9月18日に発売された。

GPSモデルとGPS+Cellularモデルがある。チップセットにはSeries 5と同じく64ビットデュアルコアのS5を搭載。

常時表示ディスプレイ、心電図センサー、血中酸素飽和度センサーなど、いくつかのハードウェアが省かれている。

本体のデザインと大きさはSeries 4、Series 5、Series 6とほぼ変わっていない。

ケースはアルミニウムのみで、ゴールド、スペースグレイ、シルバーのみである。
Apple Watch Series 7詳細は「Apple Watch Series 7」を参照

Apple Watch Series 6の後継モデルとして、日本では2021年10月15日に発売された。

Series 3以降のモデルと同じようにGPSモデルとGPS+Cellularモデルがある。チップセットには64ビットデュアルコアプロセッサのS7を搭載。

Apple Watch初の防塵機能を搭載し、IP6Xの認定を受けている。耐亀裂性能もアップしている。

サイズがSeries 6から若干大きくなり45mmモデルと41mmモデルの2種類。縁を削減することで画面サイズはSeries 6から20%大きくなっている。

また、充電時間が従来より高速化している。ただし、同梱の充電用USBケーブルが一新されており、前のタイプのケーブルを使用した場合は高速充電に対応しない。
Apple Watch Series 8詳細は「Apple Watch Series 8」を参照
Apple Watch Ultra

2022年9月7日発表、同月23日発売[23]。GPS+Cellularモデルのみ。チップセットには64ビットデュアルコアプロセッサのS8を搭載[23]

Apple Watch Ultraは、Appleが耐久レースやアウトドア・レクリエーション(GarminPolarなどの企業の製品と競合)に向けて位置づけた新しいハイエンドモデルである[24][25]。ハードウェアのほとんどをシリーズ8と共有しているが、より大きな49mm、最大2,000ニトのディスプレイとバンド、頑丈なチタンニウムケース、サファイアクリスタルを備えた明るいディスプレイ、さまざまなアプリや機能にマッピングできる追加の「アクション」ボタン、統合されたマルチバンドGPS、水温センサー、Appleが省電力モードを使用せずに36時間の使用が可能としたより大きなバッテリを備えている。
Apple Watch SE (第2世代)
Apple Watch Series 9詳細は「Apple Watch Series 9」を参照

2023年発売[26]。新設計のApple S9 SiPを搭載している[27]
Apple Watch Ultra 2

2023年発売[28]。新設計のApple S9 SiPを搭載している[29]
仕様
ハードウェア

CPUはiPhone向けに開発されるAシリーズ同様に命令セットがARMである、SiPのApple S1, S1P (Series 1), S2 (Series 2), S3 (Series 3), S4 (Series 4), S5 (Series 5), S6 (Series 6), S7 (Series 7), S8 (Series 8, Ultra), S9 (Series 9, Ultra 2)が搭載されており、入力機器には独自のデジタルクラウンとボタンを採用している。

Series 5までのモデルのディスプレイには「感圧タッチ」と呼ばれる圧力センサーが搭載されていたが、Series 6以降のモデルでは廃止された。

ディスプレイは有機EL(OLED)を搭載していて、Series 5以降(SEを除く)では常時表示機能が可能になった。

マイク、スピーカー、光学式の心拍センサー、加速度センサー、環境光センサー、Series 5以降のモデルではコンパスを、Series 6では血中酸素濃度センサーを搭載している。

Apple Watch (第1世代)とSeries 1はGPSは内蔵しておらず、iPhone内蔵のGPSと連携する[30]。Series 2以降のモデルではGPSを搭載しており、iPhoneがなくともワークアウト中の経路などを記録できる。

Taptic Engineと呼ばれる振動アクチュエーターが搭載されており、通知の際などに触感フィードバックがされる。

Apple Watch (第1世代)とSeries 1は防水では無くIPX7[注 1]等級である。Series 2以降では50mの耐水性能があり、スイミングや、サーフィンをしながらの着用も可能であるが、高圧の水を当てたり、シャンプー・石鹸・ローションなどに触れると耐水性や、水密性が下がる。

駆動時間はAppleの定めた条件による使用で18時間であり、裏蓋に専用の充電ケーブルを装着し充電する。充電器はマグネットで接続され、電磁誘導を用いて充電する。

BluetoothとWi-Fiが搭載されており、iPhoneとの通信に使用される。

Bluetoothが利用できないとき、Apple Watchは、ペアリングしたiPhoneが接続したことのある2.4Ghz/5GHzネットワークにWi-Fiで接続する[31]。GPS+Cellularモデルの場合、Wi-Fi圏外でも利用可能である。
ソフトウェア

独自のwatchOSを採用。iPhoneとの連携機能を備えている。

Apple Watchを使用するには、各デバイスごとに必要なバージョンへアップデートされた端末が必要である。

なお、iPadシリーズやiPod touchなどiPhone以外の端末ではペアリング用アプリはインストールできないようになっており、ペアリングすることができない[32]

watchOSのダウングレードは通常iTunesなどでは行えず、Appleの工場でダウングレードしてもらう必要がある[33]
騒動・不祥事
心拍数測定機能に対する反トラスト法訴訟

2021年、AliveCorはAppleがApple Watchの心電図技術に関連して競争を阻害し、「略奪的」かつ「排他的」な行為によって市場における支配力を乱用したと主張した。この訴訟は2024年2月に棄却され、AliveCorは控訴する予定であるとしている[34]
血流酸素濃度測定機能によるMasimoの特許侵害問題

2021年、Apple Watch Series 6以降に搭載されている血流酸素濃度測定機能がMasimoの特許を侵害していると提訴した。この訴訟についてITCは、2023年10月にMasimoの訴えを認め、Appleに対して「この機能を取り除かない限り、アメリカへの輸入を禁止する」との排除命令を下し、12月26日に現行ラインナップの一部であるApple Watch Series 9とApple Watch Ultra 2に対してアメリカへの輸入禁止命令を下した。


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