Lisaに搭載されていたLisa Office System・通称Lisa OSは、パーソナルコンピュータ初のGUI環境のオペレーティングシステム (OS) だった。協調型マルチタスク機能とメモリ保護機能を備えているのも特徴である。
デスクトップは、後のMacintoshのFinder上のレイアウトのように画面右縦にアイコンが並ぶのではなく、画面下に「Preferences」「Clock」「Calculator」「Clipboard」 「ProFile」などが横に並ぶレイアウトだった。さらにごみ箱は、「Wastebasket」である。
1983年の Lisa Office System Release 1.0では、ビジネスで必要とされるソフトウエア群"Lisa Office"としてLisa Write(ワープロ)、LisaDraw(図表作成)、LisaCalc(表計算)、LisaProject(プロジェクト管理)、LisaList(リスト式データベース)が、1984年のLisa7/7 Office System Release 3.1では、 上記6ソフトに加えLisaTerminalがバンドルされていた。
2023年1月、コンピュータ歴史博物館によってオープンソース化された[8][9]。 Lisa WorkshopはLisa 上の統合開発環境である。Lisa OSと異なり、ほぼ完全にテキストベースだった。開発言語はPascalおよびObject Pascalだった。 Macintoshのソフトウェアも、当初はLisa Workshop上でクロス開発されていた。この環境をMacintosh上に引き継いだものがAPDA MPW
Lisa Workshop
Appleの16ビットマシンの主力がMacintoshに移ると、Lisaの筐体にLisaとMacintoshの画面比の違いを変更するROMを搭載してMacintosh XLとして発売した。 1万ドル弱という価格設定[注 3]はあまりにも高く、その後Macintosh XLに至るまで値下げが行なわれたものの、結局商業的には失敗した。Appleにあった在庫のほとんどは処分されたと言われる。 1989年に、Appleは不売在庫による税金控除を受けるため、売れ残ったLisa約2700台を破砕しユタ州ローガン市の埋立処分場に埋立処分した。しかしその後、Sun Remarketing
Lisaの最期