Anone
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anone
ジャンル
テレビドラマ
脚本坂元裕二
演出水田伸生
出演者広瀬すず
小林聡美
阿部サダヲ
瑛太
火野正平
田中裕子
清水尋也
江口のりこ
川瀬陽太
鈴木杏
蒔田彩珠
製作
プロデューサー西憲彦(CP
次屋尚
白川士
制作日本テレビ

放送
音声形式解説放送
放送国・地域 日本
放送期間2018年1月10日 - 3月21日
放送時間水曜 22:00 - 23:00
放送枠水曜ドラマ(日本テレビ)
放送分60分
回数10
公式サイト
特記事項:
初回は10分拡大(22:00 - 23:10)。
2月21日は「平昌オリンピック スピードスケート 男女団体パシュート決勝(19:55 - 22:54)および『心に刻む風景』(22:54 - 23:00、60分繰り下げ)のため、休止。
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『anone』(あのね)は、2018年1月10日から3月21日まで日本テレビ系「水曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマである。主演は広瀬すずで『学校のカイダン』(2015年)以来3年ぶりの連続ドラマ主演となる[1]。本作は、『Mother』(2010年)、『Woman』(2013年)に続く日本テレビ、坂元裕二オリジナル脚本の3作目として、両ドラマのスタッフが再結集した[2]。題字は『Mother』、『Woman』と同様の手書き風ロゴになっている。
あらすじ

日雇いアルバイトで生計を立てている辻沢ハリカは、美空と有紗と共にネットカフェで寝泊まりし、周りには自分を「ハズレ」と呼ばせている。

ある日、友人とのドライブから帰った有紗が、海岸で大金の入ったバッグが捨てられているのを見たと打ち明ける。そのお金を探そうと、遊び半分でハリカたちは有紗の記憶を頼りに「柘」という町を目指すことに。「柘」に到着したハリカたち三人は、テトラポッドの隙間に隠してあった大金の入った保冷バッグを見つけるが、突如美空が裏切って独り占めして逃走する。美空を追うハリカ・有紗の他に、車で大金を回収しようとする林田亜乃音、一緒に死に場所を探している途中で、偶然通りかかった持本舵と青羽るい子も成り行きで大金の争奪戦を繰り広げるが、一時的にハリカの手に渡ることになる。最終的には亜乃音がハリカを見つけ、お金の入ったバッグをハリカから受け取った後にその場を立ち去り、元々隠してあったテトラポッドに戻り全て豪快に燃やしてしまう。元々、大金の入った保冷バッグの持ち主は亜乃音で、自宅で落とした結婚指輪を拾おうとしたところ自宅1階の廃業した印刷工場の床下で大量の一万円札を見つけて捨てたものであった。

一方、ハリカはもう美空と有紗は居ないネットカフェに戻り、亜乃音が捨てた2枚の一万円札を持って並べたところ、記番号が全く同じである偽札であることが分かってしまう。ハリカは亜乃音宅に訪れ彼女に偽札作成を依頼する。
キャスト
主要人物
辻沢ハリカ(つじさわ ハリカ)〈19〉
演 -
広瀬すず(幼少期:大迫莉榎)本作の主人公。両親により児童養護施設に預けられ、その後両親が逝去したことで天涯孤独の身となる。特殊清掃などの日雇いアルバイトをしながらネットカフェで寝泊まりしていたが、現在は亜乃音宅でアルバイトも兼ねて居候している。スケボーを愛用している。彦星とのチャットゲームでの会話は、画面で特殊清掃をする姿でしている。亜乃音が逮捕されたあと、少年鑑別所に入所させられ、しばらくの後に出所した。亜乃音が出所した際彼女を迎えに赴いたのち、るい子と共にかつての印刷工場の住居に再び居候するが、その際亜乃音に自立を検討する旨を話した。
青羽るい子(あおば るいこ)〈50〉
演 - 小林聡美[3](少女期:林香帆)舵と会話しているうちに意気投合し、死に場所を探す女性。青羽は偽名で本名は相良るい子だったが、半年もの間に家を留守にしたことで、夫から離婚届を突き付けられ書類にサインし、離婚してから本名を海野るい子に戻す。以前は商社に勤めていたが女性差別をうけ出世できず、ようやく上司に課長職の辞令を出されたものの、書類を管理するだけの部下のいない部署が不満で放火しようと思ったが思いとどまってそのまま退職し、その後結婚した。第3話で亜乃音が預金を崩した亡き夫の保険金を、身代金として西海に命令されたものは偽札にすり替え、本物を持ち逃げして仮住まいにある壺に隠していたが、第4話で誰かに盗まれた。第5話で自首すると亜乃音に打ち明けるが、偽札のことを公にされるのを嫌がる亜乃音によって、亜乃音宅で居候している。のちに自分たちが造り上げた偽札の事件が公に発覚した際は亜乃音の機転で舵と共に逃亡。その際舵の不治の病を察知し、彼が息を引き取るまで看取る決意を固める。最終話で舵が息を引き取ったあと出頭。亜乃音が出所した際、彼女の自宅に再び居候する。
持本舵(もちもと かじ)〈45〉
演 - 阿部サダヲ[3]カレーショップ「東印度会社」の店主。るい子と死に場所を探している。医師から半年の余命宣告、本社から金の督促により店を畳む決意をし、第4話で売却する。第5話からるい子と一緒に亜乃音宅で居候している。偽札事件の発覚時に亜乃音の機転でるい子と共に逃亡。その後は舵を看取る決意を固めたるい子と共に潜伏生活を送り、最終話でるい子に看取られ息を引き取った。その後はるい子のみが見える(るい子による想像上の)霊体となって彼女を見守っている。
中世古理市(なかせこ りいち)〈35〉
演 - 瑛太[3]現在は弁当屋に勤め、以前は林田印刷所に勤めていた男性。玲とは林田印刷所に勤めていた時から知っていて、陽人の送り迎えをしていた。現在は妻と玲との二重生活をしている。第5話で、ハリカ・亜乃音・るい子・舵に京介が亡くなる1年前まで偽札製造していたことを打ち明け、偽札製造に協力するように依頼する。最終話でハリカに勧められて出頭し、通貨偽造の主犯として懲役8年の判決を受ける。
花房万平(はなぶさ まんぺい)〈65〉
演 - 火野正平[3]亜乃音が事務員として勤務している花房法律事務所所長。40年もの間、国選弁護人を引き受けている。最終話で、亜乃音の弁護をする。
林田亜乃音(はやしだ あのね)〈62〉
演 - 田中裕子[1]花房法律事務所事務員。玲の継母。出勤前に自宅1階の印刷工場の床下に落とした結婚指輪を拾おうとしたところ大量の偽の一万円札を見つけてしまう。かつて、亡くなった夫・京介と林田印刷所を経営していた。玲を京介と彼の愛人とで出来た娘と知っていたにもかかわらず19歳まで育てた。第9話終盤で通貨偽造の疑いで逮捕され、懲役3年の刑を服して出所したときにハリカが迎えに来てくれた。その後自宅に戻りハリカたちとの生活を再開する。
その他
林田京介(はやしだ きょうすけ)
演 -
木場勝己1年前に亡くなった亜乃音の夫。林田印刷所を経営していた。
青島玲(あおしま れい)〈32〉
演 - 江口のりこ亜乃音の義娘かつ京介と彼の愛人とで出来た娘。19歳で家出をして、その後は亜乃音に内緒で京介と会っていた。
紙野彦星(かみの ひこぼし)
演 - 清水尋也(幼少期:笠松基生)不治の病を患い入院している青年。ハリカと更生施設「ためがい学舎」で一緒だった。彼女とは「カノン」のハンドルネームスマホのチャットゲームで会話を交わしている。第9話で病院のカーテン越しにハリカから別れを切り出されたが、最終話で少年鑑別所にいるハリカに手紙を送り、九州の病院に転院して治療していることを報告し、一旦退院して少年鑑別所でハリカと対面を果たす。
花房三太郎(はなぶさ さんたろう)
演 - 和田聰宏万平の息子。弁護士。
中世古結季(なかせこ ゆき)〈31〉
演 - 鈴木杏理市の妻。
青島陽人(あおしま はると)〈7〉
演 - 守永伊吹(5歳:荒井悠)玲の息子。左利き。
中世古彩月(なかせこ さつき)
演 - 山岸理樹理市と結季の娘。
ゲスト

※複数話登場人物には演者名横に( )で登場話を追記。
第1話

笠木有紗(かさぎ ありさ)〈19〉
演 -
碓井玲菜(最終話)ハリカと同じネットカフェで寝泊まりする少女。前歯が1本欠けている。テトラポッド探検している時に大金の入った保冷バッグを見つける。ハリカのLINEグループから退出した。ハリカが少年鑑別所に入所したときに、既に勾留していて再会する。既に前歯1本を入れていた。
網島美空(あみしま みく)〈19〉
演 - 北村優衣ハリカと同じネットカフェで寝泊まりする少女。後に、大金の入った保冷バッグを独り占めして逃走する。ハリカのLINEグループから退出した。
ゴーレム
演 - 長江英和更生施設「ためがい学舎」職員。


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