オリジナル番組を中心に、日本では2021年ごろからHDR10+に、2023年ごろからDolby Visionに対応した作品が初登場した。HDRの入ったビデオを再生する場合は、FireTVスティックか一部のゲーム機(常時HDR10かDolby Visionを出力できるXbox Series X/SかPS5)を使用する必要がある。理論上の全てのHDR対応映画が必ずしも配信時にHDRに対応するわけではない。 世界諸地域では、NFLのサーズデイ・ナイト・フットボールを、イギリスではプレミアリーグ、インドではクリケット、オーストラリアではラグビーをそれぞれライブ配信している[28]。また、NBAについても放映権を締結し、2025-2026シーズンから最低10年間は配信されると2024年4月に報じられている[29]。 2022年4月にさいたまスーパーアリーナで行われたプロボクシング大会(WBA・IBF2団体王座統一戦・村田諒太対ゲンナジー・ゴロフキン)のライブ配信「Prime Video Presents Live Boxing」が最初の番組となった[28][30]。 2023年には同年3月に開催されるワールドベースボールクラシックの日本代表戦第1ラウンド4試合並びに準々決勝(3月16日の1試合のみ)、準決勝2試合、決勝の計8試合をライブ配信することを同年1月に発表した[31][32]。なお、後述するAmazon Prime Videoチャンネルでも配信されているJ SPORTSにおいては前出の8試合(見逃し配信)を除く39試合をライブ配信するため、併せて全試合ライブ配信を視聴できることになる。同年開催のアジアプロ野球チャンピオンシップについても予選リーグの日本戦と3位決定戦・決勝戦をライブ配信(他の試合はJ SPORTS)[33]。そのうち予選リーグのチャイニーズタイペイ戦と3位決定戦は独占生中継となった。 月額制の有料サービス。Amazonプライム会員登録に加えてチャンネルごとの登録が必要。日本では2018年6月14日にサービス開始し[34]、2023年1月時点でdアニメストアやNHKオンデマンド、J SPORTSなど、60チャンネルが提供されている[35]。 Amazonビデオは様々なデバイスで利用できる。デバイスには2010年以降に製造されたSamsungやLGの多くのスマートTVやブルーレイプレーヤー、PlayStation 3[36]、PlayStation 4、PlayStation 5、Xbox One、Xbox Series X/Sといった取り付け機器、iPhone、iPad、Androidといった携帯電話やタブレット[37]、Kindle Fireタブレットや Fire Phone が含まれる。サービスは Roku [38]やAmazonのFire TVといったストリーミング機器でも利用できる[39]。iOS向けのAmazonビデオのアプリはAirPlayを介してApple TV(第3世代以前)で利用できる[40][41]。Apple TV(第4世代以降)の場合、Apple TV 内のApp Storeから「Amazonビデオ」アプリをダウンロードすることで利用できる。 2019年7月9日(アメリカ現地時間)からGoogleのAndroid TVとChromecastでも利用できるようになった[42]。 機器にもよるが、画質は最高で1080p (HD)、音声はドルビーデジタル 5.1chまたはドルビーデジタルプラス 5.1chを提供している。購入のみできる作品では(プライム会員は別)、HD オプションは大抵追加料金で提供されている。Amazonビデオは映像は4K(UHD)と音声はドルビーアトモスでの配信をしており、初期はオリジナル作品から開始している[43]。DTS:Xは現状非対応。 ユーザーの通信環境によっては、アクション映画などで動きの激しいシーンになると、激しくブロックノイズが発生する場合がある。また作品によっては、動きの激しいシーンにおいては、元々の動画データ自体の画質が荒れている場合もある。 Amazonビデオの顧客はインターネット上では、Chrome、もしくはFirefoxではHTML5プレーヤー、IE11とMicrosoft EdgeではMicrosoft Silverlightを利用してストリーミング視聴できる[44]。 様々なテレビ、ブルーレイプレーヤーや取り付け機器(パナソニック、LG、Samsung などのテレビメーカー)ではブロードバンド接続が必要となる。Amazonビデオは近年製造のPlayStation、Xbox、WiiやWii Uなどのビデオゲーム機でも利用できる(Xbox 360、Wii、Wii U版はのちに終了)。 2015年10月1日、AmazonはGoogle ChromecastとApple TV製品を2015年10月29日から自社のオンライン販売での取り扱いを禁止すると発表した。Amazonはこれらの取り組みはAmazonビデオをサポートしていない機器であるため、顧客の混乱を避けるためであると弁解している[45]。2019年4月18日、AmazonとGoogleが和解し、ChromecastでのAmazonビデオのサポートが再開され、Amazon Fire TVでのYouTube再生が再開されると報道され[46]、2019年7月9日(アメリカ現地時間)からChromecastに加え、Android TVでもプライム・ビデオの視聴が出来るようになった[42]。 2018年1月現在、第4世代以降のApple TVはAmazonビデオをサポートしている[47]。 Amazonプライムサービスはユーザーの意図に反して加入に導いたり、解約のページで解約ボタンをわかりにくくするなど、ユーザーを不利な行動へと誘導する「ダークパターン」と呼ばれるようなユーザーインターフェースが採用されているとして、2021年にヨーロッパやアメリカの16の消費者団体がAmazonに対して訴訟を起こしている[48]。
スポーツ中継
日本
Amazon Prime Videoチャンネル
対応機器
動画の品質
利用条件
問題点「ダークパターン#ダークパターンで問題視された事例」も参照
脚注[脚注の使い方]^ a b Malik, Aisha (2022年3月9日). “Amazon suspends access to Prime Video in Russia, halts shipments to the country”
^ “Amazon Claims First-Day Record Audience for 'Rings of Power'
^ “Where Can You Get Amazon Prime Video?
^ “Amazon.de Hilfe: Prime Video
^ Mayo, Benjamin (2016年4月18日). “Video streaming race heats up, Amazon now offers its Prime Video service independent of Prime subscription for $8.99/mo
^ “Amazon.com Investor Relations: Press Release”. corporate-ir.net. 2016年6月25日閲覧。
^ “ ⇒Amazon Media Room: News Release”. corporate-ir.net. 2016年6月25日閲覧。
^ “Amazon.com Help: Amazon Instant Video”. amazon.com. 2016年6月25日閲覧。
^ Christina Warren2011-02-22 12:45:05 UTC (2011年2月22日). “HANDS ON: Amazon's Prime Instant Video”. Mashable.com. 2013年11月27日閲覧。
^ “ ⇒Amazon Media Room: Press Releases”. corporate-ir.net. 2016年6月25日閲覧。
^ Bloomberg News. September 4, 2012. "Amazon Adds Movies to Streaming Service in New Challenge to Netflix." https://adage.com/article/media/amazon-adds-epix-movies-streaming-service/237003