Amazon Echoは音声操作のアラームや、タイマー、ショッピング、to-doリスト、ウィキペディアの記事にアクセスできる。またグーグルカレンダーなどのスケジューラサービスと連携させることで、スケジュール関連の質問にも対応する。また、Yonomii[17] Philips Hue、Belkin Wemo、SmartThings、InsteonとWinkが統合されている[18][19] 。加えて、EchoにはOrange Chef、Sonos、[20] Scout Alarm、Garageio、Toymail、MARAとMojioのようなキッチン向けのアプリが統合されている[21]
Amazon EchoはAlexa Skill Kit(ASK)で作成されたスキルにアクセスすることで任意のサービスを提供することができる。これはサードパーティーが開発したボイス体験があり、アレクサ対応のどのデバイスにも導入できる。スキルの例として音楽を再生、一般的な質問に回答、アラームのセット、ピザの注文、Uberの注文などがある。ユーザーの利便性を高めるためにスキルは継続的に追加されている。ASKはセルフ・サービスAPIやツール、ドキュメントやコードサンプルの寄せ集めで、開発者がスキルを追加するのを容易かつ迅速にする。開発者はASKに新規追加された「スマートホームスキルAPI」を使用することもできる[22] 。ホームスキルAPIはアレクサにクラウド操作の照明や温度調節装置の操作方法を簡単に教えられる。全てのコードはクラウド上で起動しており、ユーザーのEchoには全く存在しない。開発者はチュートリアルで新しいもしくは既存のアプリケーションに音声体験を素早く構築する方法を学ぶことができる[23]。 Amazon Echoから発せられる、生きているかのような自然な声はスピーチ・ユニット技術によるものである。高い正確性はAmazon Alexaの音声合成エンジンに内蔵されている洗練された自然言語処理アルゴリズムを通じて実現された[24] 。 Amazon Echoには、端末の状態を示すライト機能が備え付けられており、端末の処理状況や状態の簡単な伝達が可能である。ライトの形状はリング状であり、「ライトリング」と呼称される[25]。 Amazon Echoの機能はアマゾンがリリースする新規ソフトウェアによって進化を遂げている[26] 。大半の新規アップデートはバグ修正であるが、それに加えて機能の向上も含まれる。新規リリースは数日?1週間以上かけて緩やかにEchoに導入される。Echoが提供する大半の機能はAmazonの持つクラウド上に持っており、実行しているソフトウェアのバージョンを更新することなくEchoに重要な機能を提供できる。例えば2015年4月に、ソフトウェア更新を行わないままスポーツの現在スコアを提供する機能がEchoに追加された[26]。 Amazon Echo (第1世代)アマゾンエコー(2015年1月) Amazon Echo (第2世代)発売日
ボイスシステム
ライトリング
ソフトウェア更新
製品
スタンダードモデル
Echo (エコー)
発売日
2014年11月6日 (2014-11-06) (Amazonプライムと招待メンバー)
2015年6月23日 (2015-06-23) (アメリカ)
2016年9月28日 (2016-09-28) (イギリス)
2016年10月26日 (2016-10-26) (ドイツ)
標準価格US$179.99
ポンド149.99
EUR?179.99
外部接続WiFiとBluetooth
ウェブサイトAmazon Echo (アメリカ)
Amazon Echo (イギリス)
Amazon Echo (ドイツ)
2017年10月31日 (2017-10-31) (アメリカ)
2017年11月15日 (2017-11-15) (日本、招待メンバー)[27]
標準価格US$99.99
1万1980円(日本)
外部接続WiFiとBluetooth
ウェブサイトAmazon Echo (アメリカ)
Amazon Echo (イギリス)
Amazon Echo (ドイツ)
Amazon Echo (インド)
Amazon Echo (日本)
第1世代の「アマゾンエコー (Amazon Echo)」は高さ23.5cmで7つのマイクアレイが搭載されている円筒型のスピーカーである。エコーのスペックはテキサス・インスツルメンツのDM3725 ARM Cortex-A8プロセッサー、LPDDR1 RAMが256MBでストレージ容量が4GBである[28]。2017年7月時点で第1世代のエコーはレビュー・アグリゲーターの「GearCaliber」で83%のスコアを維持している。
2020年発売の第4世代では、筒状のデザインが一新され球状のデザインとなった。
Echoはデバイスでの音声操作を意図しているが、マイク対応のリモコンはFire TVを購入したときに同梱されるものと類似していた。デバイス上部表面のアクションボタンは新しい場所でのユーザー設定に利用でき、ミュートボタンを押すことでマイクをオフにできる[29]。デバイスの最上部(約1.2 cm)のリングを回すことでスピーカー音量を調節可能[30]。バッテリーを内蔵していないため外部電源への接続が必要になる[31]。