エアビーアンドビー
Airbnb, Inc.
種類株式会社
市場情報NASDAQ ABNB
Airbnb, Inc.(エアビーアンドビー[1])は、サンフランシスコに拠点を置くアメリカのバケーションレンタルのオンラインマーケットプレイス企業である。通称『エアビー』[2][3][4]。Airbnbは、ウェブサイト上で、またはアプリを介して消費者にアクセスできるマーケットプレイスを維持またはホストしている。サービスを通じて、ユーザーはホームステイを中心とした宿泊施設や観光体験を手配したり、賃貸物件をリストアップしたりすることができる。Airbnbは掲載された物件をいずれも所有しておらず、その代わりに予約ごとにコミッションを受け取ることで利益を得ている。同社は2008年にブライアン・チェスキー(Brian Chesky)、ネイサン・ブレチャールチク(Nathan Blecharczyk)、ジョー・ゲッビア(Joe Gebbia)によって設立された。Airbnbは、元の名前であるAirBedandBreakfast.comから取られた。 このサイトの利用者は、利用に際して登録して、本人のオンラインプロファイルを作成する必要がある。すべての物件はホストと関連付けられており、ホストのプロファイルには他利用者からのお勧め、泊まったことのあるゲストからのレビュー、また、レスポンス・レーティングやプライベートなメッセージングシステムも含んでいる[5]。 2011年7月の時点でAirbnbは、Y Combinator、Greylock Partners
概要
2014年4月に、同社はテキサス・パシフィック・グループによる4.5億ドルの投資を最後に資金集めを終了し、約100億ドルの評価額となった[8]。
2019年、全世界の宿泊予約数でエクスペディアを追い抜き、宿泊予約プラットフォームとして、ブッキングドットコムに次ぐ世界2位に浮上した[9]。
2019年11月18日、国際オリンピック委員会(IOC)と2028年までのワールドワイドパートナーの契約を結んだことを発表[10]。
2020年12月10日、NASDAQに株式を公開し上場企業となった[11]。
来歴
成り立ちとジョー・ゲビア(Joe Gebbia)の2人は、卒業後の2007年10月、サンフランシスコに引っ越してすぐ、 アメリカのインダストリアルデザイナー協会が主催するインダストリアルデザイン会議の際にエアベッド&ブレックファストの初期コンセプトを作り出した[12]。元のサイトは、飽和した市場でホテルを予約することができない参加者に、短期的な宿と朝食と他に類をみないビジネスネットワーキングの機会を提供した[13]。
当時、チェスキーとゲビアはサンフランシスコでロフトの家賃を払えず、部屋を共有していた。二人は3名が泊まれるエアマットレスを備え自家製の朝食を提供することで、居間を小さなB&B(英語圏における民宿/小規模宿泊施設)にした[14]。
2008年2月、ハーバード大学卒業生で情報技術者ネイサン・ブレチャジックがAirBed & Breakfastの3人目の創業者として加わった[15]。会社の初期段階では、創業者たちは、宿泊の代替手段が少ない場所で目立つイベントを開くことに注力した[16]。Airbedandbreakfast.comというサイトが2008年8月11日に正式に立ち上がった[17]。
サイトの資金集めのため、創業者たちは大統領候補バラク・オバマとジョン・マケインにヒントを得た“Obama O’s”や“Cap’n McCains”という特製朝食シリアルを開発した[18]。2か月間でシリアルはそれぞれ40ドルで800箱売れ、30,000ドル以上の初期資金を得[19]。Y CombinatorのPaul Grahamを惹きつけた[20]。