調査会社Slice Intelligenceが2017年1月11日に発表した調査結果によると、2016年12月中にアメリカでオンライン販売されたワイヤレスヘッドホンのシェア26.0%をAirPodsが獲得しており、シェア1位に躍り出たとしている[16]。
調査会社NPDは、AirPodsの立ち上げ成功によってAppleはワイヤレスオーディオ機器の市場においてビーツ・エレクトロニクスとボーズに並ぶ存在感を発揮するブランドになる可能性も指摘しており[15]、2017年1月から7月までに米国内で販売された左右分離形のワイヤレスイヤフォン計90万セットのうち、85%をAirPodsが占めていると発表しており、Appleが独占状態であると報じた[17]。
2017年9月12日(太平洋夏時間)に行われたAppleのスペシャルイベントでは、新発表されたQiワイヤレス充電対応のワイヤレス充電器AirPowerに対応する、AirPodsのワイヤレス充電ケースがスニークプレビューされ[18][19]、AirPods(第2世代)とともに単体発売された[20]。なお、ワイヤレス充電ケース単体の箱には、AirPowerのイラストが描かれている[21][22]が、AirPowerの開発は中止された[23]。
本体のバッテリーだけで5時間、ケースも使用すると24時間以上使用できるとされており[3]、付属のケースで4回以上フル充電可能な計算になる。また、15分の充電で3時間の再生が可能となる急速充電にも対応している。 2019年3月には、「Hey,Siri」の呼び出しに対応したAirPods(第2世代)が登場した[20]。 Lightningコネクタによる充電のみに対応する「通常の充電ケース」に加え、Qi対応の「ワイヤレス充電ケース」と組み合わせたモデルが存在する[20]。また、第1世代向けにワイヤレス充電ケースも単体で発売された[20]。なお、第1世代と第2世代を同じケースで充電することはできない[24]。 2021年10月18日、Apple Eventにて、デザインを刷新し空間オーディオ対応のAirPods(第3世代)が発表された[25]。同年10月26日発売[25]。第2世代も引き続き販売される[25]。 第2世代に引き続き充電ケースは有線のみのものとワイヤレス充電対応のものが存在し、後者は新たにMagSafeに対応した[25]。 Apple AirPods Pro 2019年10月28日、アクティブノイズキャンセリング機能を特徴とする新しいデザインのAirPods Proが発表された[5]。 AirPodsのようなオープン型ではなく、カナル型(厳密には異なり、AirPods Proの公式な説明には一切ない)に変更されている。ノイズキャンセリングモードでは外向きと内向きの2つのマイクロフォンで音を毎秒200回分析しノイズを除去する。また、外部音取り込みモードでは、適度にノイズキャンセルをしつつマイクロフォンで拾った周囲の音を自然に聞き取れるようになっている。これらのモードはAirPods Pro本体の軸部分にある感圧センサーで切り替えることができ、感圧センサーでは曲の再生、一時停止、スキップなどもできる。
第2世代
第3世代
AirPods Pro
開発元Apple
種別ワイヤレスイヤフォン
発売日
第1世代: 2019年10月30日 (2019-10-30)
第2世代: 2022年9月23日 (2022-09-23)
第2世代(USB-C): 2023年9月22日 (2023-09-22)
SoC
第1世代: Apple H1
第2世代: Apple H2
第2世代(USB-C): Apple H2
外部接続AirPods (左右各)
Bluetooth
充電ケース
Lightningコネクタ
USB-Cコネクタ
Qi (ワイヤレス充電ケース)
MagSafe(MagSafe充電ケース)
現在のファームウェア6A305
ウェブサイトapple.com/jp/airpods-pro/
第1世代
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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