Adobe_Illustrator
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Adobe Illustrator CC
開発元アドビ

最新版28.4.1 / 2024年4月1日 (51日前) (2024-04-01)
プログラミング
言語C++
対応OSmacOS, Windows
種別ドローソフト
ライセンスプロプライエタリ
公式サイトAdobe Illustrator
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Adobe Illustrator(アドビ イラストレーター)は、アドビが販売するベクターイメージ編集ソフトウェアドローソフト)である。
概要

イラスト制作は勿論のこと、ロゴタイプ図面広告パッケージなどをデザインする描画ツールソフトとして、印刷業界などあらゆる分野で使用されている。特にDTP業界においては印刷物(チラシや小冊子)制作ソフトとしてはデファクトスタンダードとなっていて、デザイナーAdobe Photoshopと併せて使用する場合も多い。また、プラグインを追加することで、CAD3DCG機能などを拡張することもできるので、様々な分野のクリエイターが使用している。

タブレットやスマートフォン向けには、Adobe Illustrator Drawという簡易アプリを出しており、このアプリを使って描画したものをパソコンへ転送することができる(逆は不可)。2020年、iPadOS版Illustratorがリリースされた[1][2]
バージョンと搭載機能の歴史

もとはアドビ社内用のフォント制作・PostScript編集ソフトウェアであったが、1986年12月にMacintosh版が一般向けに開発され、1987年1月に出荷された。

1988年、多くの新しい機能を導入したIllustrator 88(バージョン 1.6)がリリースされた。日本語版も発売されたが、88としての記述はなかった。

1989年バージョン 2.0 Windows版をリリース。

1990年バージョン 3.0 Macintosh版リリース。

1992年バージョン 4.0 Windows 版をリリース。しかし、定番のCorelDRAWの影に潜む結果になった。

1993年バージョン 5.0 Macintosh版リリース。

1994年バージョン 5.5 Macintosh版リリース。

1996年バージョン 6.0 Macintosh版リリース(日本語版未リリース)。

1997年バージョン 7.0リリース。Macintosh版、Windows版両方が販売された。

1998年バージョン 8.0リリース。アンチエイリアス採用。

2000年バージョン 9.0をリリース。アピアランスの要素や透明など効果の機能が付き大幅にパワーアップした。

2001年バージョン 10.0をリリース。このバージョンのMacintosh版はシリーズ中で唯一、Mac OS 9Mac OS Xの双方に対応している。

2003年10月、CS(バージョン 11)をリリース。テキストエンジンの刷新が行われ[3]、PostScriptによる3Dモデリング機能が追加された。このバージョン以降のMacintosh版はMac OS X専用となった。

2005年4月、CS2(バージョン 12)をリリース。ビットマップ画像をベクトル画像に変換する「ライブトレース」機能などが追加された。このバージョンから不正利用を防止する目的でアクティベーション(認証)が導入された。

2007年4月、CS3(バージョン 13)をリリース。「ライブカラー」や「消しゴムツール」、アンカーポイントを強調表示する機能などが追加された。

2008年10月、CS4(バージョン 14)をリリース。複数のアートボード、タブウィンドウが使えるようになった。NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構の協力の下でphotoshop と同時に校正メニューの中に色覚シミュレーションツールを標準搭載した。

2010年5月、CS5(バージョン 15)をリリース。「遠近グリッド」や「絵筆ブラシ」などの機能を追加した。

2012年4月23日、CS6(バージョン 16)をリリース。64ビットに対応、線にグラデーションが付けられるようになった[4]。他にもユーザーインターフェース、レイヤーパネル、RGBコードなどが新しくなっている。互換性を犠牲にし、システムの根幹から構造が見直され数々の基礎的で重要なツールが改善しているが、InDesignでは既に数バージョン前から実現しているバックアップ機能がないなど前時代的な設計も未だに数多く見受けられる。

アドビ社の新戦略であるAdobe Creative Cloudの導入に伴い、Illustrator CCがリリースされた。バージョン17にあたるCCは、他のCreative Suiteに属していたソフト群と同様、サブスクリプションによるサービスモデルのみよって販売されるようになった初めてのバージョンである。カラーやフォント、プログラムの設定の同期、クラウドへのドキュメント保存、Behanceとの連携を始めとして、タッチ入力に対応したTouch Type Toolの導入、イメージを利用したブラシ、CSS書き出し、ファイルのパッケージングなどが新たに実装された。

Illustrator2021(v 25.0) 2020年10月20日[5]
リピートオブジェクト
ひとつのオブジェクトを繰り返し慣れべ手表示させる機能。そのまま表示させることも、反転させることも可能。(v25.0)


Illustrator2022(v 26.0) 2021年10月26日以降[5]
WebPHEIF形式画像の配置
画像の配置で対応する画像フォーマットの追加。(v26.0)
3Dとマテリアル
立体画像作成機能が拡充され、表面の素材や質感をコントロールする機能が追加。(v26.0)
3Dとマテリアル
立体画像作成機能が拡充され、膨張、ベベル(両側)をコントロールする機能が追加。(v26.1)
3Dとマテリアル
立体画像作成機能が拡充され、遠近感をコントロールする機能が追加。(v26.3)
AVIF形式画像の配置
画像配置の対応画像フォーマットの追加。(v26.3)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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