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やノートページでの議論にご協力ください。AV女優のアジア進出(エーブイじょゆうのアジアしんしゅつ)とは、日本のAV女優のアジア進出の件を記述する。
韓国、中国、台湾などアジア諸国でも知名度を誇る日本のAV女優が存在する。
2020年代から日本のAV女優が、アジア各国で制作するAV作品に出演している。
一方で、イスラム教徒を中心に、日本のAVブームを批判する声も挙がっている[1]。 2013年11月に経済産業省主導でクールジャパン機構が発足し、マンガ、和食、ファッションなど、日本のカルチャーを海外に売り込もうという動きが活発化しているが、日本政府の助けなど借りなくとも易々と海外市場を制覇している産業があり、それが日本のポルノだという[2]。 東アジア・東南アジア各国において検索されているポルノに関するワードでは、日本関連のキーワードで検索している人が圧倒的に多く、日本・中国・韓国を除く国では、ほとんど自国の人しかその国のポルノを検索しておらず、この意味で東アジア・東南アジア人は、圧倒的な日本フェチである[2]。 東アジア・東南アジア人が日本のポルノに夢中になる理由として、日本のポルノ産業が巨大で影響力が強く、世界的人気となっている「ヘンタイ」や「アニメ」といったジャンルは日本発祥である[2]。もう1つの理由は、この地域の大国である中国でポルノが(合法的に)生産されていないことである[2]。ただしAV女優の本業と言える日本のアダルトビデオは、後述する様々な要因で合法流通がされているとはいえず、マネタイズできている多くは性具のPRモデルやタレント業などである。 台湾メディア『NOWnews今日新聞
概要
2020年頃から、中国、台湾のAV作品に日本のAV女優が出演するようになる。
輝月あんりや、美竹すず等日本でも人気の女優が、現地の中国人男優を相手に撮影しており、ドラマ物や、日本での作品をオマージュしたものなど、ジャンルも多岐にわたる。小澤マリアは、中華圏や東南アジアで高い人気を誇り、現在は歌舞伎町のバーカウンターに立つが、コロナが終息したらフィリピンに戻るという[4]。
日本が性産業としては先進国であることや、日本のAV女優や作品がアジア各国で人気であることを受け、日本のアダルトコンテンツを国家戦略とする考え方も拡がっている。作家の橘玲は売春産業が発達した国はあれど、映像ポルノが独自に発達し、出演者が大手メディアにも出演しているのは日本だけであると言及。世界価値観調査ではスウェーデンと並んで世俗的価値が最も高い国に選ばれており[5]、アジア圏ではAV女優という職業は日本のみで成立、敵のいない状態と記述している[5]。橘はアジア圏の男性は同じアジア圏の女性に(平均的には)惹かれるというビッグデータを引用し、日本国内市場だけでなく、中国・韓国・台湾を含む東南アジアというブルーオーシャンに魅力を売り込むことができる存在で、国内ではことさらネガティブな報道がされがちな事案ではあるが(悪質な業者による搾取は防止すべきなのは大前提として)エロティック・キャピタルの活用を否定してはいけないと述べている[5]。
各国での反応が望まれています。
台湾TRE 台北國際成人展(2023年)
台湾でもアダルトビデオが制作されているのだが、大半はリベンジポルノまがいのいわゆる流出ものであり、日本産のAVが人気がある。ただし専属女優系のみであり、マニアックなジャンルの需要、認知度は低い[6]。2011年からはTAE台湾が主催するアダルト博覧会も開催されていた[7]。2017年からはIT企業である雷麒科技有限公司が主催する「TRE(Taipei Red Expo)台北國際成人展」が代わって開催[8]。コロナ禍となる2020年から2022年は休止したが、2023年に再開された。2023年度はAV女優47人をゲストに、1日約5万人。3日間合計約5万人が来場した[8]。もともとは成人向けグッズの展覧会であり、女優もイメージモデルとして招かれていたが、徐々にアダルトビデオを含む出展ブースが拡大。AV事務所も海外ビジネスの窓口として活用していきたいと、ライブ体験に力に入れるようになり、日本国内では難しい化粧品やオンラインゲームの広告塔などに結びついた例もある[8]。雷麒科技の黄麒瑾によれば台湾内だけでなく、日本、欧米などからも来場者があるという[8]。TRE 台北國際成人展での三上悠亜(2023年、前列右)
台湾でAV通として活動する中指通によれば、2022年現在日本のAV作品はFANZA、SOD PRIME、MGS動画で合法的に配信購入できる状態になっており(通販は不可能)、三上悠亜、相沢みなみ、紗倉まなが人気がある[9]。
台湾では、日本人AV女優と交流できるツアーが大人気で、ツアー参加者が殺到している。一部のツアーでは代金が当時の為替レートでの日本円に換算して約18万円で、これにはAV女優の指名代、接写ができる代、サイン代、握手ができる代、そして性行為のシーンを生で見られる代金が入っている[10]。また、ツアー客が好きなAV女優を指名し、至近距離で撮影できる「AV撮影ツアー」もある。費用は通常の日本ツアーの約2倍である。ツアー客は事前に「AV女優に触らない」「撮った写真を外部に流さない」といった規定がある[11]。
小澤マリアが台湾を訪れ、2009年4月13日に出演したバイオレンス・サスペンス映画『絶命派対』(柯孟融監督)のプレミア上映会に出席した[12]。大沢佑香が台湾で自身がデザインしたTシャツを販売し、売り上げを災害復興のために寄付した。波多野結衣は台湾の映画、ミネラルウォーターのCMなどに出演するなどしている[13]。これとは逆に、台湾出身のAV女優の華純[注 1]、伊東めるらがおり、日本で活動している。