ATKランチ・システムズ・グループ
[Wikipedia|▼Menu]

ATKランチ・システムズ・グループ
ATK Launch Systems Group略称ATKランチ・システムズ
ランチ・システムズ・グループ
サイオコール
本社所在地
アメリカ合衆国
84307
ユタ州ブリガムシティー
設立1929年
事業内容ロケットメーカー
主要株主アライアント・テックシステムズ (ATK)
外部リンク ⇒http://www.atk.com/business-groups/atk-aerospace/
テンプレートを表示
発射直後のトライデントII(D5)FBM。サイオコール製の第1段固体燃料ロケット・エンジンを点火している。

ATKランチ・システムズ・グループ(: ATK Launch Systems Group)は、初期にはゴム及び関連した化学製品に携わり、後にロケットミサイルの推進システムに携わるアメリカ合衆国の企業である。ATKとは親会社のアライアント・テックシステムズ(Alliant Techsystems Inc.)の略(NYSEコード)である。

2006年に現在の社名になるまで、社名は一定ではなかったものの常にThiokolの名が入っていた。Thiokolは、同社の最初の製品のポリサルファイドポリマーの商品名で、ギリシア語硫黄を意味するΘειο(theio)と接着剤を意味するκολλα(kolla)の混成語である。

日本では、東レによるポリサルファイドポリマのライセンス製品の商標「チオコールLP」[1]があるため「チオコール」と呼ばれることもあるが、ロケット関係をはじめとして一般には「サイオコール」というカタカナ書きが広く使われている(たとえば文科省によるロケット関連の資料[2]等)。この記事では前述の東レの製品以外については「サイオコール」を使っている。

同社は、合併・分割・買収・売却を繰り返す間に次のように社名が変わった。

サイオコール・ケミカル(Thiokol Chemical Company)- 設立当初

モートン-サイオコール(Morton-Thiokol Inc.)

コーダント・テクノロジー(Cordant Technologies Inc.)

サイオコール・プロパルション(Thiokol Propulsion)

ATKサイオコール(ATK Thiokol)

ATKランチ・システムズ・グループ(ATK Launch Systems Group)

ATKエアロスペース・グループ(ATK Aerospace Group)- 2013-2015年2月まで

オービタルATK(Orbital ATK Inc.)-2015年2月10日にオービタル・サイエンシズ社と合併[3]
目次

1 略史

2 沿革

3 製品

4 スペース・シャトル・チャレンジャー事故

5 脚注

6 外部リンク

略史

1929年にサイオコール・ケミカル社が設立された。その最初の事業は合成ゴムポリマーシーラントの製造であり、同社は第二次世界大戦中の液体ポリマー・シーラントの主要な供給元であった。

ジェット推進研究所の科学者がサイオコールのポリマーから理想的なロケット燃料の製造が可能であることを発見したとき、サイオコールは新しい分野へ進出することとなった。メリーランド州エルクトンに研究所、後にアラバマ州ハンツビルレッドストーン兵器廠とエルクトンに生産施設を設けた。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:24 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef