ARIB外字
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(Unicode 5.2・Unicode 9.0・Unicode 13.0で表現したARIB外字)が含まれています(詳細)。

ARIB外字(アライブがいじ)は、社団法人電波産業会(ARIB)により、FM文字多重放送や、字幕放送などで使用する文字として、JIS X 0208以外に必要とされる文字を集めた外字文字集合である。ARIB STD-B24「デジタル放送におけるデータ放送符号化方式と伝送方式」およびARIB STD-B3「FM多重放送の運用上の標準規格」およびARIB STD-B62「デジタル放送におけるマルチメディア符号化方式(第2世代)」で規格化されている。

ここでは、ARIB外字のほか、ARIB外字を含む文字集合およびARIB外字を含む文字集合の伝送についても記載する。
概要

ARIB外字は、社団法人電波産業会(ARIB)により、FM文字多重放送や、字幕放送などで使用する文字として、JIS X 0208以外に必要とされる文字を集めた外字文字集合である。

字幕などで多く使用される記号を集めた「追加記号集合」と、固有名詞など必要性が高い漢字を集めた「追加漢字集合」により構成される。

テレビにおける字幕放送ではよく使用される。字幕放送での「.mw-parser-output .jis2004font{font-family:"源ノ角ゴシック JP Normal","源ノ角ゴシック JP","Source Han Sans Normal","Source Han Sans","NotoSansJP-DemiLight","Noto Sans CJK JP DemiLight","ヒラギノ角ゴ ProN W3","ヒラギノ角ゴ ProN","Hiragino Kaku Gothic ProN","メイリオ",Meiryo,"新ゴ Pr6N R","A-OTF 新ゴ Pr6N R","小塚ゴシック Pr6N M","IPAexゴシック","Takaoゴシック","XANO明朝U32","XANO明朝","和田研中丸ゴシック2004絵文字","和田研中丸ゴシック2004ARIB","和田研中丸ゴシック2004P4","和田研細丸ゴシック2004絵文字","和田研細丸ゴシック2004ARIB","和田研細丸ゴシック2004P4","和田研細丸ゴシックProN",YOzFont04,"IPA Pゴシック","Yu Gothic UI","Meiryo UI","MS Pゴシック";font-feature-settings:"jp04"1}?」(連桁付き16分音符)は、JIS X 0208に存在する「♪」(8分音符)と並び使用頻度は高く、後ろで音楽が鳴っていることを示す目的で多用される。また、「?」(太字の右向き矢印)は会話が次の表示切替後も続いていることを示す目的で使用される。

データ放送で使用されている。近年になり、ワンセグ地上波デジタルの開始に伴い、一般の地上波の放送でもデータ放送が受信できるため、接触機会は増加している。

ラジオにおけるFM文字多重放送でも使用されている[注 1]

タクシーの車内などでニュースなどをテロップ形式で流しているものがあるが、ここにも使用されている[1]

この規格において、ARIB外字をJIS X 0208の外字部分にマッピングする文字コードを8ビットをひとつの単位として表す符号を「8単位符号」という名称として定められている。
字形および書体

字幕放送などの特性上ゴシック体および丸ゴシック体の書体が使用される。

また、離れた位置からの視認性を意識して製作されている。

JIS X 0201は半角、JIS X 0208の文字およびARIB外字は全角で実装されなければいけない。
ARIB外字を含んだ文字集合

ARIB外字を含んだ文字集合を伝送する場合には、ARIB STD-B24により8ビットを単位とした「8単位符号」で使用するとし、次の文字集合を含む。

漢字系集合(JIS X 0208の文字集合に90区1点-94区93点にARIB外字を入れた集合)

英数集合およびプロポーショナル英数集合(JIS X 0201ラテンと同一)

片仮名集合(JIS X 0208の5区にゝゞー。「」、・を加えた集合)

平仮名集合(JIS X 0208の4区にヽヾー。「」、・を加えた集合)

モザイク集合モザイクあるいは網掛けに使用する)

JIS X 0201片仮名集合(JIS X 0201の片仮名部分と同一)

外字符号集合(8336文字使用できる外字集合)

マクロ符号集合(主にデータの圧縮に使用する)

JIS互換漢字1面集合(JIS X 0213:2004の1面)

JIS互換漢字2面集合(JIS X 0213:2004の2面)

追加記号集合(ARIB外字)

C0制御符号(ISO-2022-JPなどでも使用されている制御符号の一部)

C1制御符号(文字に色をつけたりサイズを変更するなどの制御に使用する文字が含まれている)

どの文字集合を使用するかは制御文字によっておこなう。

このコードはISO/IEC 2022に準じたエンコーディングになる。

Shift_JISでの伝送も認められている。JIS X 0201、JIS X 0208、追加記号集合で成り立ち、追加記号集合は90区-94区の外字エリアにマッピングされる[注 2]

Unicode形式での伝送も認められており、UTF-8UTF-16(ビッグエンディアン)を用いる。いずれの場合も形式を判別するため、文字列の先頭に付加するBOM(バイト順マーク)は必須とされている。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:67 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef