ANNIE/アニー
Annie
監督ウィル・グラック
脚本ウィル・グラック
アライン・ブロッシュ・マッケンナ
『ANNIE/アニー』(Annie)は、2014年のアメリカ合衆国のミュージカルコメディ・ドラマ映画。監督はウィル・グラック、製作はウィル・スミスとジェイ・Z。ハロルド・グレイ(英語版)による1924年のコミック・ストリップ『Little Orphan Annie』をもとにした同名のミュージカルの舞台を現代に翻案した映画であり、クヮヴェンジャネ・ウォレスがアニー、ジェイミー・フォックスが原作のダディ・ウォーバックスをもとにしたウィル・スタックスを演じた。
ミュージカルの映画化はコロンビア ピクチャーズによる1982年の劇場映画、ディズニーによる1999年のテレビ映画に続いて3回目であり、撮影は2013年8月より行われた[5][6][7]。 10歳の少女アニーは、赤ちゃんのときに孤児院の玄関前に置き去りにされ、現在は他の子供たちと共に落ちぶれたのんだくれハニガンの元で暮らしていた。彼女はいずれは自分を迎えにくるはずの両親を見付け出そうとしていた。 ある日、アニーは犬を虐める少年たちを追いかけていた際に車に轢かれそうになるが、偶然通りかかったスタックスに助けられる。彼は携帯電話会社の社長で、次期ニューヨーク市長選挙の立候補者だったが、あまりの人気のなさに悩んでいる最中だった。しかし、アニーを助けた場面がインターネットにアップロードされたことで支持率が上昇したことに目を付けた選挙参謀ガイの提案で彼女と一緒に暮らすことになり、それを聞いたアニーも自分の知名度を上げて両親を探しやすくしようと考え、スタックスと一緒に暮らすことに同意する。スタックスは嫌々アニーと暮らし始めるが、一緒に生活するうちに彼女の明るい人柄に癒され心を開くようになり、アニーもスタックスに親近感を抱いていく。 パーティーに招待されたアニーは、ガイの指示でスタックスに感謝の言葉を伝える文章を読むように言われるが、彼女は読み書きが出来なかったため会場を飛び出してしまい、それを見たスタックスはスタッフのグレースと相談して、アニーのために家庭教師を雇おうとする。一方で、選挙活動にウンザリしていたガイは、スタックスの勝利を確実にして仕事を辞めようと考え、ハニガンと結託してアニーの偽物の両親を用意して「感動の再会」を演出しようと計画する。アニーの境遇を知ったスタックスは彼女を養女に迎えようと考え、グレースからも賛同を得るが、そこにガイが現れ「アニーの両親が見つかった」と伝える。レストランで両親と再会したアニーは喜び、スタックスとグレースはアニーと別れを交わす。 アニーが両親と立ち去った後、ハニガンはガイに彼女の今後を訪ねると「ほとぼりが冷めた頃に、また里子に出す」と冷淡に返答される。スタックスから「アニーは君の歌を気に入っていた」と伝えられていたハニガンは罪悪感に苛まれ、スタックスに本当のことを伝える。ガイはグレースに殴り倒され、事実を知ったスタックスは会社の力を総動員してアニーの行方を探す。一方、両親が偽物だと知ったアニーは、母親役の女から「スタックスはもうアニーを必要としていない」と告げられショックを受ける。街の人々が行く先々でアニーの姿をインターネットにアップロードしたため、スタックスはそれを手掛かりにアニーを見付け出す。しかし、両親の偽物の言葉を信じたアニーはスタックスを拒絶し、それを聞いたスタックスは駆け付けたマスコミに対して市長選挙からの撤退と「自分が本当にやらなければいけないことをする」と表明する。スタックスは改めてアニーに戻ってきて欲しいと伝え、アニーは彼の元に戻り、スタックスはアニーに後押しされてグレースを食事に誘う。 暫く後、スタックスは識字センターを開設、文字を読める様になったアニーと共に新しい生活を始める。 ※括弧内は日本語吹替[8][脚注 1]
ストーリー
キャスト
アニー・ベネット - クヮヴェンジャネ・ウォレス(佐々木りお)
ウィリアム・“ウィル”・スタックス - ジェイミー・フォックス(中井和哉)
グレース・ファレル - ローズ・バーン(水野貴以[脚注 2])
ミス・コリーン・ハニガン - キャメロン・ディアス(本田貴子)
ガイ - ボビー・カナヴェイル[9](大塚芳忠)
ナッシュ - アドウェール・アキノエ=アグバエ[10](楠大典)
ルー - デイヴィッド・ザヤス(西村太佑)
テシー - ゾーイ・マーガレット・コレッティ(菊地心寧
ミア - ニコレット・ピエリーニ(稲葉菜月)
イザベラ - エデン・ダンカン=スミス(鎗水遙
ペッパー - アマンダ・トロヤ(佐多明理)
審査官 - マイク・バービグリア(英語版)(古屋家臣)
にせパパ - ドリアン・ミシック(英語版)(志村知幸)
にせママ - トレイシー・トムズ(斉藤貴美子)
ミセス・コヴァチェヴィク - ステファニー・カーツバ(よのひかり)
ハロルド・グレイ - ピーター・ヴァン・ワグナー(堀越富三郎)
ウエーター - レイ・イアニチェリ(小島敏彦)
赤毛のアニー - タイラー・リチャードソン(古口貴子)
オーディションパパ - デリック・バスキン(英語版)(加藤圭)
オーディションママ - パーネル・ウォーカー(杉浦慶子)
魚の女神サカナ - スカーレット・ベンチリー(大津愛理)
NY1レポーター - パット・キアーナン(英語版)(梅津秀行)
カメオ出演
本人役 - マイケル・J・フォックス(宮川一朗太)