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出典検索?: "AMD Accelerated Processing Unit"
AMD Accelerated Processing Unit (エーエムディー・アクセラレーテッド・プロセッシング・ユニット、略称:AMD APU) とは、AMDが2006年から開発を行なっている、CPUとGPUとを合成・統合させた新しい製品の名称である。AMDはもともとCPUおよびチップセットを手がけるメーカーだったが、このAPUの計画は、AMDによるATIの買収により浮上した。AMD APUの当初の開発コード名はAMD Fusion(フュージョン)[1] であり、2011年の正式製品発表当初は「AMD Fusion APU」と表記されていたが[2]、2012年後半以降、AMDは単に「APU」と呼称している。 AMD APU製品のロードマップを以下に示す[3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][14][15][16][17]。 APU 世代日程プロセス (nm)TDP (W)CPU コア数CPU アーキテクチャGPU アーキテクチャ備考 旧来のGPUはグラフィック処理に関する機能のみに特化していたが、プログラマブルシェーダーの出現以降、汎用性に関してもその能力を拡大させてきた。GPUの高い並列処理性能を汎用処理にも活用し、コプロセッサ的な役割をさせる取り組みがGPGPUである。AMD(旧ATI)も早くから自社GPU(FireStream、Radeonなど)を活用したストリームプロセッシング技術 (ATI Stream/AMD Stream) を開発・実用化し、普及に取り組んでいたものの、競合となるNVIDIAのほうが統合開発・実行環境CUDAの整備によって普及率の点で先行していた[18]。 GPUは並列処理に特化することでCPUをはるかに超える理論演算性能を実現しており、それを汎用処理に活用するのがGPGPUのコンセプトだが、従来のCPUとGPUとはメモリ空間が完全に独立しており、CPU-GPU間のメモリ転送にかかる処理時間およびプログラミング上の手間が、性能のボトルネックやソフトウェア開発の難しさにつながるという問題も抱えている。
ロードマップ
Ontario2011年1月発売40 (bulk)91 ? 2BobcatVLIW
Zacate18
Llano2011年7月発売32 (SOI)35 ? 1002 ? 4K-10/Stars
Trinity2012年10月発売25 ? 100Piledriver
Temash2013年5月28 (bulk)?9JaguarGCNSoC
Kabini9 ? 25
Richland2013年6月発売32 (SOI)45 ? 100PiledriverVLIW
Kaveri2014年1月28 (bulk)SteamrollerGCNhUMA初対応
Mullins2014年283.95 ? 4.52 ? 4Puma+SoC
Beema10 ? 15
Kaveri Refresh (Godavari)2015年5月発表4Steamroller
Carrizo-L10, 12 ? 252 ? 4Puma+SoC
Carrizo2015年6月発表ExcavatorSoC、HSA 1.0完全対応
Bristol Ridge12 ? 65HSA 1.0完全対応
Raven Ridge2017年10月発表1415 ? 65Zen
Picasso2019年1月発表12Zen+
Renoir2020年1月発表74 ? 8Zen 2
Dali14152Zen
Cezanne2021年1月発表715 ? 45+4 ? 8Zen 3
Lucienne15Zen 2
GPUコンピューティングにおけるAPUとHSA「GPGPU」も参照