AGBO
以前の社名ゲッタウェイ・プロダクションズ
種類非公開会社
業種映画、ドラマ製作
設立2017年 (7年前) (2017)
創業者
アンソニー・ルッソ
ジョー・ルッソ
マイク・ラロッカ
AGBO(アグボ、別名:Gozie AGBO)は、2016年にルッソ兄弟とマイク・ラロッカ(英語版)が設立した、ダウンタウンを拠点とする独立系映画・ドラマ製作会社。
「Gozie AGBO」という社名は、ルッソ兄弟の間で定番の内輪ネタから由来する。2人がケース・ウェスタン・リザーブ大学在学中に始めたスケッチ・コメディ一劇団の宣伝のため、ジョーは学生新聞でGozie Agbo(オハイオ州の電話帳から無作為に選んだ人名)という架空の批評家を装い、劇団の酷評と見せかけてその特色を広めることに成功した。また、ジョーが俳優として活動する際に使用していたハンドルネームでもある[1][2][3]。
創業者であるルッソ兄弟は、マーベル・シネマティック・ユニバース作品『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』や『アベンジャーズ/エンドゲーム』の監督を務めたことで知られる。
最近の公開作品では、リチャード・マッデンとプリヤンカー・チョープラーが主演を務めたAmazon Prime Video配信のスパイ・アクションドラマ『シタデル』[4]、クリス・ヘムズワース主演の『タイラー・レイク -命の奪還-2』、Netflixオリジナル作品『グレイマン』、第95回アカデミー賞で作品賞など7部門を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』などがある。
公開予定の作品には、サイモン・ストーレンハーグ(英語版)の同名グラフィックノベルを原作とし、クリス・プラットとミリー・ボビー・ブラウンが主演を務める映画『エレクトリック・ステイト』[5]、ガイ・リッチーが監督予定の『ヘラクレス』の実写リメイク[6][7]、『グレイマン2(仮題)』[8]、『シタデル』のイタリア版にあたる『Citadel: Diana』[9]などがある。 2015年3月、ルッソ兄弟が製作会社「ゲッタウェイ・プロダクションズ」を立ち上げることを発表し、マイク・ラロッカ
沿革
事業
2017年、ルッソ兄弟によってAGBOが設立され、2人は共同会長に就任した[11]。
2018年3月、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』や『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の脚本を担当したクリストファー・マルクスとスティーヴン・マクフィーリーが、ストーリー部門の共同責任者として採用された[12][13]。
2022年1月5日、ルッソ兄弟がAGBOの株式の38%を日本のゲーム会社ネクソンに4億ドルで売却したことが発表された[14]。その後もネクソンに追加で1億ドル分、合計で49.21%分の株式を売却し、同年11月、ネクソンが筆頭株主となった[15]。
2023年5月26日、共同創業者であり副会長も務めたマイク・ラロッカ(英語版)が、年内をもって同社を退社することが発表された[16]。両者は、この去就が友好的なものであると語った。 2016年7月、ルッソ兄弟がクリエイターのリック・リメンダー
映像作品
2016 - 2017年
2016年6月、ルッソ兄弟がSTXエンターテインメント向けのアクション映画『21ブリッジ』を製作することが発表された[20]。2018年7月、同作にチャドウィック・ボーズマンが主演することが発表された[21]。
2017年8月、モーシン・ハミッドの著書『Exit West』の権利を取得し、モルテン・ティルドゥムが監督を務めることが発表された[22]。同年末、バラク・オバマが2017年に読んだ本のベストリストに同作を挙げ[23][24]、彼のハイアー・グラウンド・プロダクションズも製作に加わり、監督がヤン・ドマンジュ(英語版)に変更となり、リズ・アーメッド主演でNetflix向けの長編映画を制作すると発表した[25][26]。しかし、2022年11月、ドマンジュがマーベル・シネマティック・ユニバースの映画『ブレイド(原題)』の監督に就任し[27]、同作の製作は保留となった。
2017年12月、サイモン・ストーレンハーグ(英語版)によるグラフィック小説『The Electric State』の権利を獲得し[28]、2018年3月、クリストファー・マルクスとスティーヴン・マクフィーリーのコンビが本作の脚本を担当することが発表された[12]。