AFN
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出典検索?: "AFN" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2014年1月)
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この項目では、放送サービスについて説明しています。アフガニスタンの通貨については「アフガニ」をご覧ください。

「FEN」はこの項目へ転送されています。チェスの駒配置の表記法については「Forsyth-Edwards Notation」を、日本の設備工事会社については「FEN (設備工事業)」をご覧ください。

AFN
現地語社名American Forces Network
業種情報通信業
事業分野ラジオ、テレビ
前身Armed Forces Radio Service
設立1942年
創業者アメリカ軍 
本社 アメリカ合衆国

AFN(エイエフエヌ[注 1]: American Forces Network、アメリカ軍放送網)は、アメリカ軍が海外に駐留または配属されている人々に提供している政府のテレビ・ラジオ放送サービスである。メリーランド州フォート・ジョージ・G・ミード基地に本部を置き、ラジオとテレビの衛星放送を含むAFNの放送業務はカリフォルニア州リバーサイドのAFN放送センター(防衛メディアセンター)から発信されている。1942年5月26日にロンドンで軍隊ラジオサービス(Armed Forces Radio Service、AFRS)として設立された[1]

日本では、1945年から在日米軍向けに放送されていたFEN(極東放送網[注 2]、Far East Network)が1997年にAFNに統合された。

AFNの任務は海外基地在住の軍人軍属とその家族向へテレビとラジオを通した情報やエンターテイメントの提供であり、モットーはWe Bring You Home.
概要

日本では、AFN Misawa、AFN Tokyo、AFN Iwakuni、AFN Sasebo、AFN Okinawaがある。原則として日本標準時午前0時00分を基点にして毎日24時間英語による放送が行われている。

AFNを含む在日米軍の無線局は全て日米地位協定に基づき電波法の適用対象外である。AFNの場合はアメリカ国防総省下のDefense Media Activity(DMA:国防メディア拠点、メリーランド州ジョージ・G・ミード基地)に管理されているため、日本の総務大臣又は総合通信局長(沖縄総合通信事務所長を含む。)からの免許コールサインを持たない。アメリカにおいても「放送局」ではなく軍用無線局扱いである。

放送の担当は、Defense Information School(DINFOS:国防情報学校、メリーランド州ジョージ・G・ミード基地)の教育課程を修了したBroadcast Journalistと呼ばれる下士官兵卒の現役軍人が中心で、彼らの兵科はPublic Affairs(広報科:陸軍空軍海兵隊)、Mass Communications Specialist(MC:報道員:海軍のみ)である。
歴史

第二次世界大戦中の1942年5月にアメリカ軍直営のラジオ局、AFRS (the Armed Forces Radio Service) がアラスカ準州コディアック島に開局。その後、各地で兵士や兵士の家族向けに放送をする局が開局。兵士向けの野戦局は送信機、コンソール、レコード一箱という機材構成だったと言われている。

1945年7月、アメリカ軍の占領下にあった沖縄にAFRSが開局する。第二次世界大戦末期、AFRSが連合国軍の支配下にある島々の日本軍に対して、抵抗を止めて降伏するよう勧告する放送を行う。同様の告知は日本軍のいる島々に偵察機からビラを撒くという形でも行われる。

戦後占領期に入った8月に日本放送協会に対して放送機器提供命令が行われ、9月23日より東京(コールサインWVTR)、大阪(WVTQ)、名古屋(WVTC)、熊本(WLKF)、仙台(WLKE)、札幌(WLKD)の6局にてAFRS放送が開始された。[2]。この進駐軍放送は日本放送協会の第三放送という扱いになっていた[3][4]。その後、日本放送協会が行うFEN放送は、広島、敦賀、岡山、松山、佐賀、大分、佐世保、福岡で行われた。また、アメリカ軍が主体となり運営する放送態勢に切り替わるところや新たに新設される放送局もあった[2]

1952年の講和成立、占領解除により3月15日を持ってAFRS放送が終了し、アメリカ軍が運営するFEN(Far East Network、極東放送網[注 2]、エフ・イー・エヌ。愛好家の間では“フェン”とも呼ばれた)に改組された。日本放送協会による放送機器提供は1954年8月9日の大阪施設の提供を最後に解消され、以後は全てアメリカ軍による放送局運営となった。

FEN切り替え当初の1952年7月時点では、東京、大阪、名古屋、美保、小倉、福岡、大分、熊本、佐世保、八戸、仙台、札幌の12局で構成されていたが、増減を繰り返し、1955年の21局体制を経たのち、1958年3月時点では、東京、名古屋、福岡(板付)、岩国、千歳、佐世保、芦屋、三沢、稚内の9局で放送されていた[2]

放送される番組は午前6時30分から午後11時30分まで英語による内容となっており、アメリカにて録音された音源とNHK東京放送会館の3階に置かれたWVTRのスタジオからの生放送を組み合わせて行われていた[5]

1953年9月までに、FENのスタジオは全て米軍基地内に移り、1955年12月に沖縄でテレビ放送を開始した。これは沖縄テレビ放送の開局より4年早い。

1959年にFENは新潟に新たに開局。日本国内に9局ができる。その後、拡大縮小が相次ぐが、FENとして日本各地で放送を行う。

1973年 - 1979年頃、関東平野合衆国空軍施設整理統合計画(KPCP/通称・関東計画)に基づく埼玉県朝霞市キャンプ・ドレイク(米軍朝霞キャンプ)返還に伴い当時のFEN Tokyoは横田基地に移転。しかし、和光市南地区内のラジオ放送用送信アンテナと付随施設及び土地は返還されず、現在も使用され続けている。

1997年 - AFN (American Forces Network) に改称。

2004年9月15日 - テレビ放送をAFN|prime、AFN|spectrum、AFN|news、AFN|sports、AFN|movie、AFN|familyの6チャンネル制へと変更(沖縄で放送されている軍基地外でも映るチャンネルはAFN|primeへ名称変更、AFN|spectrum・AFN|movieは1997年から続いているためロゴの変更のみ、AFN|news・AFN|sportsはもともとAFN・NewsSportsだったものがそれぞれ分離、AFN|familyは新たに開設)。

2006年1月から6月にかけて、AFN Tokyoは埼玉県和光市にあるラジオ放送用の送信アンテナ2本を建て替えた。9月1日、AFN Tokyoは平成18年度東京都・足立区合同総合防災訓練の一環として東京都との協定に基づき英語による地震情報をラジオで放送した。以後、毎年東京都主催の合同総合防災訓練に参加し英語による地震災害情報を放送している。

2006年のシーズンを最後にラジオでのMLBワールドシリーズNBAファイナル、カレッジスポーツなどのスポーツ中継が終了。NFLスーパーボウルは2007年2月をもって中継終了(2012年と2020年は中継した)。全て米国発のTV放送に移行。

2007年1月、AFN Okinawaの中波 (648kHz) の送信所が定期メンテナンス中に破損し、2008年2月18日まで放送休止した[6]

2012年日本国内のAFNと韓国内のAFNが統合されAFN Pacificとなる。各局の活動はこれまで通り。

2013年、 ⇒AFN Pacificを通じてAFN Pacific内の各局のラジオローカル放送と衛星配信よる音声番組のインターネット配信が始まる。

2018年、米国政府機関閉鎖の影響により、日本では1月20日14時から通常放送を中断し、エンドレスでピアノ曲の放送を行っていたが[7]、AFN Tokyoは21日午後にラジオ放送を再開した[8]
日本国内のAFNAFN Tokyoスタッフ。横田基地にて

日本国内のAFN各局は、Defense Media Activity (DMA) の管理下にある。2008年9月まではAir Force News Agencyの指揮下にあったが米軍の再編計画BRAC2005の一環として陸海空軍の放送部隊はDMAの管理下におかれることとなった。AFN KoreaやAFN Europeと異なり、日本国内のAFNをまとめる司令部は存在しない。ベリカードの発行はしていない(FEN時代にはベリカードが発行されていた。英語放送の為、放送内容をきちんと英語で報告しなければ発行されなかった)。
ニュース制作拠点として

AFN各局はそれぞれの基地での出来事や所属部隊の日常訓練や海外での演習の取材を行う。報道機関としての独立性を保つためか、基地司令の指揮下には入っていない。

AFN Tokyoは横田基地が日本の首都東京にあるため、駐日アメリカ合衆国大使アメリカ合衆国連邦政府要人、アメリカ合衆国議会の政治家が東京を訪れた際には、単独インタビューを行うことがある。太平洋地域のニュースセンターとなっているため、AFNの無いタイシンガポールフィリピンハワイアラスカなどのアメリカインド太平洋軍責任エリアで、米軍と同盟国や友好国との軍事演習などが行われる場合に従軍記者として取材もおこなう。米海軍横須賀基地内に横須賀基地や同基地を事実上の母港とする第7艦隊所属艦艇を取材対象とするニュース制作の支局を持つ。
ラジオ放送

基本的に基地内向けケーブル放送と基地の外に向けて中波放送を行うが、AFN OkinawaのみFM放送もしており、FM放送は主に沖縄本島中南部で明瞭に聴取可能である。ラジオ放送は各AFN局で制作される番組と、AFRTSから通信衛星で配信される番組の2種類である。

後述のテレビ放送とは違い、日本国内で市販されているラジオ受信機でも聴取できるため、アメリカの生の文化などに触れたい日本人ユーザーからも人気を集めており、1950年代に発生したJazz,ロカビリーを主とする洋楽ブームの一因にもなった[9]
放送局として

以下の部隊名称は2008年10月以前のものである。以後変更になっている場合がある。

AFN Tokyo(第10報道分遣隊) :
東京都横田基地 AM 810kHz 出力50kW "Eagle 810"。送信所埼玉県和光市理化学研究所和光本所に南接[注 3]。アンテナは2本あり、米軍基地や米軍用住宅地区が多い神奈川方面に指向性を持たせるためか230°(西南西)を向いている。夜間は北海道を除く日本全国でも受信可能。(北海道では、同周波数のウラジオストクの放送が聞こえる)

AFN Misawa(第12報道分遣隊):青森県三沢基地 AM 1575kHz 出力1kW "The Source 1575"

AFN Iwakuni(第13報道分遣隊):山口県岩国基地 AM 1575kHz 出力1kW "Power 1575"

AFN Sasebo (第14報道分遣隊):長崎県佐世保基地 AM 1575kHz 出力300W "Thunder Radio"

AFN Okinawa(第11報道分遣隊):沖縄県キャンプフォスター FM 89.1MHz 出力1kW "Wave 89": AM 648kHz 10kW "Surf 648"(2007年2月より08年2月まで1年間にわたって停波していた)[6]スポラディックE層発生中は、本州でもAFN Okinawa FMが受信ができることもある。

中波放送は、日本がITU第3地域に含まれているので、10kHz間隔のアメリカ本土(ハワイを含む)と異なり9kHz間隔である。 矢臼別演習場で米軍との共同軍事演習の際に臨時的に放送する。
通常の放送

各局で制作される番組は、平日のリスナーからリクエストを受付ける音楽番組がメインである。50年代から最近のヒット曲ロックからカントリーソウルなどかかる曲は幅広い。基地を慰問に訪れた芸能人やプロスポーツ選手らがゲストとして出演することもある。

各基地の部隊の動向に関するニュース番組(事後報告が大半である)や基地司令官や上級曹長が、基地内でのルールや施設の運営時間などの説明や、福利厚生制度の利用の仕方をアドバイスする番組も制作されている。そのほか為替レート(基地内 Military Banking Facility の/ドルレート)や気象情報が流れる。


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