AFC北地区(えいえふしーきたちく)はNFL、AFCの地区の1つ。2001年まで存在したAFC中地区の所属チームが多く所属する地区であるので、本記事ではAFC中地区をAFC北地区の前身地区として記述する。 1967年、AFLと統合直前のNFLは2カンファレンス2地区制に移行し、4つの地区名はいずれも「C」で始まる7文字となった。NFL東カンファレンスには、「Capitol(首都)」と「Century(世紀)」の2つの地区が誕生し、世紀地区がAFC北地区の前身にあたる。設立時の所属チームはブラウンズ、スティーラーズ、ジャイアンツ、カージナルスであった。 1968年、一旦、セインツが東カンファレンス・首都地区(Capitol Division)より編入し、ジャイアンツが首都地区へ移動となったが、翌1969年に再び両チームが入れ替わり、当初の形に戻った。 1970年、AFL、NFLのリーグ統合により、センチュリー地区はAFC中地区となり、ジャイアンツとカージナルスはNFC東地区へ移動、AFL東地区よりベンガルズ、AFL西地区よりオイラーズが編入し、AFC中地区はブラウンズ、スティーラーズ、ベンガルズ、オイラーズの4チームとなった。 1995年、リーグ拡張によりジャクソンビル・ジャガーズが誕生し、本地区に編入され5チームとなり、翌1996年、ブラウンズがクリーブランドにチームの愛称・歴史等のロイヤリティを残したまま、ボルチモアに移転し、ボルチモア・レイブンズが誕生した。 1999年、クリーブランドに残ったブラウンズのロイヤリティを引き継ぐ形で再びAFC中地区にブラウンズが復活新設されたため、AFC中地区は6チーム構成になった。 2002年、3地区制(東中西)から4地区制(東西南北)に移行する際にAFC中地区が消滅し、本地区とAFC南地区が誕生した。AFC中地区所属の6チームの内、AFC南地区に編入となったタイタンズ、ジャガーズを除く4チーム(レイブンズ、ベンガルズ、ブラウンズ、スティーラーズ)で設立され、現在もこの構成である。 AFC北地区 年地区優勝2位3位4位
歴史
順位変動
チーム勝敗分勝率DivCon総得点総失点平均得点平均失点得失差
(1)ボルチモア・レイブンズ1340.7653?38?448328028.416.511.9
(5)クリーブランド・ブラウンズ1160.6473?38?439636223.321.32.0
(7)ピッツバーグ・スティーラーズ1070.5885?17?530432417.919.1-1.2
シンシナティ・ベンガルズ980.5291?54?836638421.522.6-1.1
4地区制(2002年-現在)
BAL:ボルチモア・レイブンズ、CIN:シンシナティ・ベンガルズ、CLE:クリーブランド・ブラウンズ、PIT:ピッツバーグ・スティーラーズ
数字:シード順
v:スーパーボウル優勝
s:スーパーボウル敗退
c:カンファレンス決勝敗退
d:ディビジョナルプレーオフ敗退
w:ワイルドカードプレーオフ敗退
年表示の背景色が変わっている年は地区所属チームがスーパーボウルを制覇した年
チーム勝負分チーム勝負分チーム勝負分チーム勝負分
2023BAL(1c)1340CLE(5w)1160PIT(7w)1070CIN980
2022CIN(3c)1240BAL(6w)1070PIT980CLE7100
2021CIN(4s)1070PIT(7w)971CLE890BAL890
2020PIT(3w)1240BAL(5d)1150CLE(6d)1150CIN4111
2019BAL(1d)1420PIT880CLE6100CIN2140
2018BAL(4w)1060PIT961CLE781CIN6100
2017PIT(2d)1330BAL970CIN790CLE0160
2016PIT(3c)1150BAL880CIN691CLE1150