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ABB (アセア・ブラウン・ボベリ)
ABB Ltd.
種類株式会社
市場情報SIX ABBN
ABBグループ (旧名称Asea Brown Boveri、アセア・ブラウン・ボベリ)は、電力関連、重電、重工業を主たる業とする、スイスに本社を置く多国籍企業で、100カ国以上でビジネスを展開している。1988年にスウェーデンのアセアとスイスのブラウン・ボベリが合併して成立した。
ファナック、安川電機、クーカと並んで世界4大産業用ロボットメーカーのひとつ[1]。また低圧産業用モータでは世界No. ⇒1であり、 制御機器や計測機器等のプロセス制御分野においても世界No.1で世界6大メーカー(グローバル・ビッグ6)として数えられる。 ABBは4つの事業部[2]に分かれている。エレクトリフィケーション事業本部[2]は、送電、配電や発電所に関する各種製品・システムとサービスを提供している。インダストリアル・オートメーション事業本部[2]は工業分野・商業分野向けに自動化システムに関する各種製品・システム・ソフトウェア・サービスを提供している。石油ガス、電力、化学、鉱物、紙パルプの生産のための機械・ロボットなどである。モーション事業本部[2]はドライブとモータの世界最大のサプライヤで、機械式パワートランスミッション製品および統合されたデジタルパワートレインソリューション、ならびにモータ、ジェネレータ、ドライブ全般およびサービス、輸送、インフラ、ディスクリートおよびプロセス産業において、幅広いオートメーションアプリケーションを提供。ロボティクス&ディスクリート・オートメーション事業本部[2]はロボティクス、マシンおよびファクトリーオートメーションにおける高付加価値ソリューションを提供。 なお、1996年に鉄道システム部門は売却され、アドトランツを経て現在はボンバルディア・トランスポーテーション(本社はドイツのベルリン)の一部となったが、ABBはその後も車両用変圧器等の製造を続け、現在では本格的に鉄道システムの製造に再参入している。また、バルチラの船舶推進部門を傘下においている。 ABB株式会社
概要
沿革
1890年 - スウェーデンの首都ストックホルムでアセア社が合併により設立。
1891年 - スイスのバーデンでブラウン・ボベリ社設立。
1988年 - 両社合併によりアセア・ブラウン・ボベリ社設立(セシュロンを参照)
1989年 - アメリカ・ウェスティングハウス・エレクトリック社の変電、送配電部門を買収。
1990年 - コンバッション・エンジニアリングを子会社化。
2000年 - オランダ
2001年 - ニューヨーク証券取引所に上場。
2006年 - ロボット事業の本社を米国デトロイトから中国の上海に移転[3][4]。
2007年 - ミハエル(Michael Treschow)が重役とユニリーバ会長を兼任するようになる。
2010年 - オートメーション・ロボティクス事業部をプロセスオートメーション事業部とオートメーション・モーション事業部に再編。低電圧機器授業部とパワープロダクト事業部、パワーシステム事業部に加えて五事業部体制に。
2013年 - アメリカの太陽光発電用インバータメーカーのパワーワンを買収[5]。
2015年 - ドイツの産業用ロボットメーカーGomtecを買収[6]。
2016年 - 高圧ケーブル事業をデンマークのNKTケーブルズ(英語版)に売却[7]。
2018年 - 電力システム事業を日立製作所に売却することで合意[8]
日本との関わり
ABB K.K.
種類株式会社
市場情報非上場
略称ABB
本社所在地 日本
〒141-6022
東京都品川区大崎二丁目1番1号
代表者代表取締役 中島 秀一郎
資本金10億円
売上高317億1500万円
(2022年12月31日時点)[9]
営業利益26億6800万円
(2022年12月31日時点)[9]
経常利益26億3100万円
(2022年12月31日時点)[9]
純利益37億0500万円
(2022年12月31日時点)[9]
純資産57億7900万円
(2022年12月31日時点)[9]
総資産180億4900万円
(2022年12月31日時点)[9]
決算期12月末日
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日本法人「ABB株式会社」は、東京(大崎)に本社を置く。関西支店や、名豊事業所(愛知県豊田市)[10]など各地に事業拠点を持つ。このほか以下のグループ会社を持つ[11]。
ターボシステムズユナイテッド
ABB日本ベーレー(旧・日本ベーレー) - 制御・情報管理システムを主体としたメーカーで、元は旧ベーレー(※同社に買収→合併)の日本法人。現在は同社(51%)・極東貿易(29.4%)・IHI(19.6%)の3社合弁。
日立ABBHVDCテクノロジーズ株式会社 - 日立製作所とABBによる、国内向け高圧直流送電事業に関する合弁会社[12]。
MSA(旧・明電ホイストシステム) - 配電・発変電・送電に関する避雷器関連メーカー。明電舎(55%)と同社(45%)の合弁。ギャップレス避雷器「ソレスター」のメーカーで知られる[注釈 1]。2012年に合弁を解消し(ABBの資本撤退)、2013年に明電舎に吸収合併。
その他(映画出演)
「ターミネーター4」(マックG監督)にはABBの産業用ロボットが出演している[13]。
自動車レースのフォーミュラEでは、2017 - 2018シーズンの途中よりシリーズ全体の冠スポンサーとなっている[14]。