9デイズ
Bad Company
監督ジョエル・シュマッカー
脚本ジェイソン・リッチマン
『9デイズ』(ナインデイズ、英: Bad Company)は、2002年のアメリカ合衆国の映画作品。 チェコの首都プラハで、核爆弾の仲介人マイケル・ターナーに成り済ましておとり捜査をしていたCIAの諜報員ケヴィン・ポープは、核爆弾を手に入れようと企むテロリストのドラガン・アジャニチに戦闘の最中で殺された。CIAは、取り引きの期限があと9日と迫っていたため、ケヴィンの双子の弟であるジェイクの存在を知り、マイケルと偽ることを思いつく。CIAは早速ジェイクを連れ込み、事情を説明する。ジェイクは諸事情からケヴィンとの関係を全く知らなかったこともあり相手にしなかったが、資金難で困っている恋人への援助のためにも多額の報酬を条件に代役を引き受け、ゲイロード・オークスたちケヴィンの同僚から彼の情報と知識を教え込まれる。主任のローランド・イェーツはジェイクを囮に使い、ケヴィンを殺した犯人を探し出そうと罠を仕掛けるが追い詰めた犯人・エルビスには自殺されてしまい、囮に使われて襲撃されたジェイクも恐怖から逃亡して行方をくらましてしまう。オークスはジェイクを見つけ出して説得し、ジェイクはCIAに戻った。 訓練を終えてケヴィンになり切ったジェイクはプラハに向かい、核爆弾の買い手役のオークスと共に売人アドリク・ヴァスと接触する。ジェイクは交渉が滞りなく終わりホテルに戻ると、ホテルの部屋にはケヴィンの元彼女ニコールがおり、シャワーを浴びていた。彼に復縁を迫るために来たのである。ジェイクはオークスの指示に従い彼女と食事をするが、ホテルに戻るとドラガン一味に襲撃される。オークスたちによってドラガン一味が撃退された後、ジェイクとオークスはアドリクとの取り引き場所に向かう。二人は無事に核爆弾を受け取るが、アドリクはドラガンに寝返った部下に殺され、残ったアドリクの部下とドラガン一味の銃撃戦が始まる。二人は核爆弾を持って逃走するが、ドラガンに追い付かれて核爆弾を奪われてしまう。 核爆弾がジェイクの網膜認証がなければ作動しないことを知ったドラガンは、ジェイクがホテルからかけた通話記録から彼の恋人ジュリーの存在を知り、彼女を拉致してジェイクを誘い出す。ジェイクはドラガンに脅されて網膜認証してしまい用済みとなり殺されそうになるが、そこにオークスとシールが到着し助け出される。三人はドラガンが核爆弾を仕掛けたグランド・セントラル駅に向かい核爆弾の起爆解除を試みるが、オークスとシールがドラガンに撃たれ、ドラガンはジュリーを人質にとる。ジェイクはオークスと協力してドラガンを射殺し、核爆弾の起爆解除に成功する。事件を解決したジェイクはCIAから受け取った報酬でジュリーと結婚式を挙げ、オークスから祝福を受ける。
ストーリー
登場人物
ゲイロード・オークス
演 - アンソニー・ホプキンスケヴィンの相棒だった男。ケヴィンを信頼しており[2]、代わりとなったジェイクを当初は認めておらず、彼が諜報員としての教育を受ける際にも辛辣な態度が目立ち、自身もしっぺ返しをくらうことがあるという皮肉な関係だったが、互いに任務をこなすうちに信頼関係を築く。